2014年8月24日日曜日

バゥルザルブンガ山で群発地震 ― アイスランド (続報-3)


8月22日付「バゥルザルブンガ山で群発地震 ― アイスランド (続報-2)」の続報です。

8月23日、ヴァトナヨークトル氷河(地図)北縁部の Dyngjujökull(読み方不明、地図)氷河の下で小規模な噴火が検知されました。溶岩が流れ出して氷河に接触しているかは、はっきりしていません。現場付近の氷河の厚さは 150~400m で、氷河の表面には変化が現れていません。

バゥルザルブンガ山の航空警戒レベルは最高の「赤」に引きあげられ、同山周辺は飛行禁止となりました。

8月24日 00:09にバゥルザルブンガ・カルデラ(地図)の北縁で M5.3、05:33にカルデラ南縁で M5 の地震が発生。8月16日に今回の群発地震が始まって以降で最大の規模です。バゥルザルブンガ・カルデラから枝分かれして北東方向に貫入して行ったマグマが、25km 以上離れた Dyngjujökull 氷河の下で地表に到達し、山体内の圧力が変化したために発生した地震とみられています:

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