8月18日、神奈川県小田原市根府川(地図)沿岸の定置網にオキメダイがかかりました。「普通、『マグロ』の延縄に掛かるような沖合の魚が、小田原(根府川)の沿岸定置網にひょっこり入るなんて、これはもうどうかしてる。しかもこの魚、日本でも数例しか水揚げの記録がない」、「どうかしてるぜ相模湾」:
- オキメダイ (写真あり)
オキメダイは、スズキ目イボダイ亜目エボシダイ科ボウズコンニャク属に属します。Wikipedia の記述には「多くのイボダイ亜目の仲間に共通する特徴として(中略)成魚は深海に移行し、中層あるいは底層で暮らすとみられているが、詳細な生活史はよくわかっていない種類が多い」とあります。
以下の資料は、2005年5月に三重県尾鷲湾の定置網に入ったオキメダイについて述べています。「オキメダイの日本からの41年振りかつ3番目の記録である」、「非常に稀というより沿海域ではどうも初めてのようだ」、「本種は外洋性魚類であり、沿海域からの記録は非常に稀である」と書かれています:
- オキメダイ (写真あり)
非常に珍しい魚のようですが、その一方でネット上には、オキメダイの料理法や回転寿司の偽装食材として使われているといった情報が見つかります。ボウズコンニャクなどと混同されているのかも知れません。
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