8月3日12時24分、口永良部島(地図)の新岳で噴火が発生しました。噴火警戒レベルは「1(平常)」から、いきなり「3(入山規制)」に引き揚げられました。
「12時24分頃の噴火に伴い新岳北東山麓観測点の傾斜計で山体が沈降する変動を観測しました」、「新岳火口から概ね2kmの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。また、降雨時には土石流に注意してください」:
- 火山名 口永良部島 噴火警報(火口周辺)
- 口永良部島の火山活動解説資料 (PDF形式)
口永良部島については、気象庁が毎週発表している「週間火山概況」でもノーマークでした。また、毎月出されている「口永良部島の火山活動解説資料」(PDF形式)の6月分でも「火山活動に特段の変化はなく、静穏に経過しており、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められません」となっています。7月分は来週出されると思いますが、何か噴火の予兆が捉えられていなかったのでしょうか。
口永良部島では、2011年12月に噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」に引き上げられ、翌2012年1月に「1(平常)」に引き下げられています。
以下に、口永良部島の詳しい地図があります:
- 口永良部島の噴火警戒レベル (PDF形式)
口永良部島の周辺では、諏訪之瀬島(地図)の噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」、桜島(地図)が「3(入山規制)」となっています。
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