2016年7月31日日曜日

並てい蓮、双頭蓮が開花 ― 新潟県上越市


新潟県上越市の高田公園(地図)で珍しいハスの花が相次いで見つかっています。7月28日には1つの花に花托が2つある「並てい蓮」、同30日には1本の茎に花が2つついた双頭蓮が見つかりました。前者は10万個に1個、後者は2~3万個に1個という珍しい現象とのことです:

上越市はフォッサマグナの北端部にあり、近くには今年噴火した新潟焼山があります。

以下は、このブログで過去に取り上げた双頭蓮に関する記事です:

関連記事

近畿圏中心領域大型地震 (続報-107)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が7月29日16:00付で更新情報を出しています ―― 前兆は依然として継続中、8月中旬以前の対応地震発生はない:

更新情報のまとめです ――
  • 前兆は継続中(7月29日夕刻現在)

    • 八ヶ岳観測点のCH20とCH21の特異状態のみが継続中。

  • 前兆の出現状況を見直した結果、現時点で考えやすいのは8月17日±。

    • この場合、CH20とCH21の前兆は8月1日±に終息する見込み。

  • 顕著な火山性前兆変動が八ヶ岳、秋田、高知の3観測点で複数の観測装置に同期して出現。

    • 変動が顕著で、M7.5±以上の規模の可能性を示している。

    • 上記のNo.1778前兆と同一領域の可能性、関連が考えられる。

    • 推定時期も8月17日±で、上記のNo.1778前兆と一致。

    • このような事例は初めて。

    • M7.5以上の地震発生と同時期に近隣で火山噴火の可能性。

    • 現在の推定領域が正しいとすると白山周辺で噴火が起きる可能性も否定できない。

推定時期 前兆終息を確認後に推定予定。
地震発生前後に近隣で火山噴火の可能性あり)
推定時刻 午前9時±1時間(または午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の地図参照
推定規模 M7.8 ± 0.5 陸域の浅い地震


串田氏の地震予測についてお知りになりたい方は、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:


関連記事

2016年7月30日土曜日

日本も揺れた ― 北マリアナ諸島 M7.7


今朝6時20分ごろ、北マリアナ諸島で M7.7、深さ212km(気象庁は M7.6、260km)の地震が発生し、日本でも東京や宮城県で震度2を記録しました。地震波がプレート境界に沿って伝搬する異常震域という現象でしょうか:

夏休みで日本人が多く訪れていると思われるサイパン島やグアム島でもかなり揺れたようです。サイパン島では揺れが1分近く続き、すべての人が家から路上に走り出たと報じられています:

関連記事

2016年7月29日金曜日

雌阿寒岳の監視態勢強化


数年まえから、噴煙量や地震の増加、浅部熱活動の活発化を示す全磁力の減少など、不穏な兆候が現れている雌阿寒岳(地図)について、気象庁は火口監視カメラ、傾斜計、広帯域地震計などの設置を進めています:

雌阿寒岳の最新資料は以下です:

関連記事

十和田で火山性地震増加


気象庁が7月29日に発表した「平成28年 No.31 週間火山概況 (7月22日~7月28日)」によると、7月22日から23日にかけて、青森県と秋田県にまたがる活火山・十和田で火山性地震が増加しました。22日に5回、23日に16回。1日あたりの地震回数が10回を越えたのは2014年7月以来。震源は十和田湖の最深部がある中海(なかのうみ、地図)付近で、深さ5kmとのことです。


関連記事

2016年7月28日木曜日

首都圏直下地震の警告


このところ関東地方がよく揺れています。昨日の深夜にも、日付が変わる直前に茨城県北部を震源とする最大震度5弱の地震が発生しました。気象庁は東北地方太平洋沖地震の余震であるとしています:

もうじき大きいのが来るのではないかという不安が高まるのは無理からぬところで、雑誌などはここぞとばかりに首都圏直下地震を警告する(不安を煽る)記事を掲載しています。そんな記事を集めてみました。

「地震と気温に何か関係があるのかとも考えたくなるが、『地震学では気温との関係は否定されている』」:

「筑波山の下で地震活動が活発になっていて、それを『地震の巣』と呼ぶこともあります」:

「地震発生のメカニズムは『プレートの移動』ではなく『熱エネルギーの伝達』である」、「2017年から2018年にかけて、伊豆・相模地域で大規模な直下型地震が発生する」、「口惜しがる気象台 大地震を予知して準備中にこの災厄」:

「南関東周辺を“震度5以上の地震の可能性が極めて高く緊急性がある”エリアとし、警戒を広く呼び掛けている」、「房総半島沖は相対的に地震活動が低下(静穏化)するという異常な状況が続いていたが、ここに来てそれが収束しつつある (中略) 異常が終わる時こそ、大きな地震が発生する可能性が高く、危険なタイミング」:

「茨城県南部と千葉県北部が近接する筑波山付近は、ここ数年、地震活動が活発になっています」、「江戸時代まで、首都圏では震度6~7級の地震が4年間に1度のペースで起きていたという記録があります。ところが、1923年の関東大震災を機に巨大地震がピタリとなくなり ・・・」:

「これだけ多くの研究者たちが揃って同じ地域の地震を予測しているのだから、信ぴょう性は高いといえるかもしれない」:

「気象庁等のデータを見れば、全国の“半島”が揺れている」、「(熊本地震の前後から伊豆半島や犬吠埼に加えて)室戸岬、紀伊半島、薩摩半島、大隅半島の活動が活発化しています」:

「気をつけてほしいのは、沖縄や小笠原諸島などの南方沖と、岩手県などの太平洋沖」、「ここ1週間のうちに関東周辺で大きな地震が起こる可能性は低いが、その先は、いつ起こってもおかしくない状態」:

去年3月にも以下の様な記事がありました。地震が多いのは「最近」だけの傾向ではないようです:


チンアナゴ飛び出す ― 東京都墨田区


東京スカイツリータウンにあるすみだ水族館で撮影されたチンアナゴたち(写真)。日付が7月17日になっているので、この日の13時24分ごろに茨城県南部で発生した最大震度4の揺れに驚いたのでしょうか:

地震の揺れではなく、電磁気的な前兆で写真のような状態になってくれると、非常にわかりやすい地震予知になるのですが。


関連記事

ハスが壊滅状態 ― 滋賀県、岐阜県 (続報)


7月27日、琵琶湖・烏丸半島(滋賀県草津市、地図)のハス群生地で原因の調査がおこなわれました。カメや渡り鳥のオオバンによる食害の可能性は薄らぎました。「地下茎はほとんどが腐食していた」、「食害や病気の可能性は低い」、「食害とは言いづらい。土中の環境が悪化したのが原因として考えられ(略)」、「何かに食べられた跡が見当たらず(中略)食害が主因とは考えにくい。なぜ、これほど急速に衰退してしまったのか?謎が深まった」:

ハスの異変は、今年急に起こったのではないようです。以下は、去年の報道です。この時は日照時間不足が原因と推定されています。「20年以上、ハス群生地を観察し続けているが、花がこんなに少ないのは初めて。開花前の日照時間が短かったため、生育が悪かったのではないか」:

数年前に琵琶湖で湖底堆積物の吹き上げ現象が見つかったのは高島市(地図)沖で、ハスの群生地がある烏丸半島とはかなり離れています:

関連記事

2016年7月27日水曜日

ヘビが原因の停電多発 ― 島根県


島根県でヘビが原因となった停電が相次いでいます。「4~6月で12件発生し、既に2015年度1年間の7件を上回った」:

関連記事

2016年7月26日火曜日

定置網にクジラ ― 神奈川県横須賀市


7月25日早朝、神奈川県横須賀市長井(地図)沖の定置網にクジラがかかっているのが見つかりました。ナガスクジラとみられ、全長約9m、重さ約2.5~3トン。「これだけ大きいクジラが揚がるのは十数年ぶり」:

24日未明から伊豆大島近海で地震が相次いでいますが、関係があるのでしょうか。

熊本地震発生の10日前には、熊本県天草市沖の定置網にクジラがかかっています:

関連記事

謎の爆発音続く ― カリフォルニア州ソノラ


7月10日付「謎の爆発音続く ― 米国・カリフォルニア州」ではロサンゼルス近郊のアルハンブラ市(地図)で続く謎の爆発音について紹介しましたが、今回はアルハンブラ市から北北西に約90km離れたソノラ(地図)という街で聞こえている爆発音についてです:

アルハンブラの場合は、爆発音の発生間隔にパターンはなく、ランダムで昼夜問わずに発生しているのですが、今回紹介するソノラの場合は、夏の数ヶ月間限定で平日の午前11時から午後2時の間に発生していることから、人為的な原因、例えば発破をともなう採掘作業や伐採作業が疑われてきました。しかし、ソノラの周辺に該当するような場所はなく、謎が深まるばかりでエイリアンの仕業説まで飛び出していました。

このほど、地元の教師で地質学者のグレン・ホワイト氏が爆発音の発生源を突き止めたと発表しました。それによると、東隣のネバダ州ホーソーン(地図)近郊にある陸軍の施設で、民間企業が古くなった爆弾や手榴弾を処分するために爆破をおこなっていることが原因だということです。

ソノラからホーソーンまでは直線距離で100マイル(160km)。間にはシエラ・ネバダ山脈が横たわっています。160kmというと、東京都心から静岡県の焼津までの距離に相当します。そんな遠距離を音が伝わるものでしょうか。ホワイト氏の計算では、大気上層の中間圏あるいは成層圏で爆発音が反射して伝わって来ているとのことです。また、ソノラの北北西約90kmにあるプレーサービル(地図)という街でも、同じ爆発音が聞こえているとの報告があるそうです。

一方、音源とされたホーソーンの担当官は、「つじつまが合わない。ソノラとの間には山岳地帯がある。(爆破処理の現場から)27マイル(約43km)離れた自分のオフィスですら、爆発音が月に1回かすかに聞こえるかどうかという程度なのに」と話しています。

上掲の記事にある動画で聞こえる爆発音はかなりはっきりしており、長距離を伝わって来た音とは思えないのですが、どうでしょうか。


関連記事

2016年7月25日月曜日

ゴキブリが地震を予知する


ごきチャ」の完結編(第5巻)がまもなく発売されるというので、〝G〟に関する検索をしていたときに偶然見つけたのが以下。1977年4月の新聞記事です:

以下は記事のテキトー訳です:
あなたのキッチンの戸棚のあたりを走り回っているゴキブリを叩きつぶしてはいけない。アメリカ地質調査所(USGS)の研究者が、ゴキブリは地震を予知するのに役立つと語っている。ルース・サイモン博士は、カリフォルニア州の地震活動が活発な3つの地域にゴキブリの観察装置を設置した。ゴキブリには活発に活動するときと、おとなしくしているときがあるということを彼女は見いだした。「最小震度の地震の前でさえ、活動の顕著な増加がありました」と彼女は語る。まだ、ゴキブリの行動にもとづく地震予知を始めたわけではないが、彼女によると、検討を進めるにしたがって地震とゴキブリの行動の関係は、よりはっきりしてきているということだ。

その後、この研究はどうなったのでしょうか。

私は漫画やアニメにはほとんど興味がないのですが、例外が「ごきチャ」と「ミニイカ娘」。どんなに柔和な平和主義者でも〝G〟を見かけると瞬間的に殺意が沸騰するものですが、「ごきチャ」を知ってからというもの、私は〝G〟を見ても新聞紙を丸めて叩いたり殺虫剤を吹きかけたりすることはもはやできない、と思っています。幸いなことに、ここ10年以上、我が家に〝G〟は出没していませんが(気づいていないだけ?)。

完結編の内容はまだ知りません。第1巻からの流れで第5巻では「ごきチャ」は北海道の冬に遭遇することになると思うのですが、悲しい結末にだけはならないように願っています。


関連記事

2016年7月23日土曜日

日本の国会議員が地震予測ソフトウェアに強い関心 ― ベラルーシ


ベラルーシのニュース・サイト(Belarusian Telegraph Agency)に掲載されている記事です。森まさこ参議院議員が率いる代表団がベラルーシのハイテク・パークを訪問した際に、OOO BelHard Development という企業が開発した地震予測製品に強い関心を示した、と伝えています。残念ながら、どのような製品なのか、具体的には書かれていません:

また、ベラルーシのソフトウェア開発会社 Game Stream が福島の子どもたちを休養とレクリエーションのためにベラルーシに招待してくれたことに森議員が謝辞を述べたとのこと。

日本ベラルーシ友好議員連盟の会長である佐多玄一郎衆議院議員が率いる代表団もハイテク・パークを訪れ、ハイテク・パーク創設の経験やIT専門家の育成、新興の革新的企業への支援などについて調査した、とも伝えています。

時節柄、議員の先生方はまさか飛行機のファースト・クラスや高級ホテルのスイート・ルームなんかを使っていないでしょうね。


ハスが壊滅状態 ― 滋賀県、岐阜県


ハスの花が咲く時期ですが、滋賀県・琵琶湖のハス群生地で異変。「生育、開花の兆しが見込めない」、「20年以上も観察し続けているが、経験したことがない」、「主な原因は分からない」:

岐阜県のハス群生地も壊滅状態。「今年は花どころか葉もない」、「土壌サンプルの簡易検査を実施したが、結果は正常」:

原因ははっきりしていません。ミドリガメや飛来が急増している渡り鳥のオオバンなどによる食害、「湖底の泥の中に腐った葉が堆積したり、地下茎が繁殖し過ぎたりすることによってハスの生育状況が悪くなった可能性」などが考えられています。

10年前に壊滅状態になった横浜市の三渓園では、毎年、ザリガニを駆除することによってハスを守っています:

関連記事

2016年7月21日木曜日

カツオの大漁続く ― 三重県・熊野灘沿岸


先月末ごろから、三重県の熊野市、尾鷲市、紀北町など、熊野灘(地図)に面した地域で、カツオの水揚げが増えています。カツオは沖合での一本釣りなどで漁獲されるのが普通ですが、沿岸部に設けた定置網にも入っているとのこと。「定置網漁で数週間もカツオが取れ続けるのはかなり珍しい現象だ」(三重県水産研究所):

原因としては、「黒潮からの暖水が沿岸部に流れ込んでいることなどの影響」と考えられています。

カツオについては、大正関東地震(関東大震災)の前に見られた現象として次のような記録があります。『地震前兆現象 予知のためのデータ・ベース』(力武常次、東京大学出版会、1986)からの引用です:
  • 東京湾沖の島付近、震央距離53km、地震の3~4時間前 ― カツオがとても多く群集していて漁船が十隻あまりで盛んに釣っていた。こんなに岸近くまでカツオが来たことは今迄なかった。

  • 館山湾内(沖の島付近)、震央距離53km、地震の2時間前、報告者・武者金吉 ― 大正十二年九月一日関東大地震の直前に、千葉県館山湾内沖の島付近でカツオが非常に沢山釣れた。

  • 相模湾神奈川沿岸、震央距離15~25km、報告者・武者金吉 ― この年は一般に漁業がよくなく、神奈川の沿岸で最も盛んなブリの大謀網漁業も、この年はとても不振。また、例年相模湾に回遊してくるカツオ・マグロがこの年はついに一度もこなかった。

大正関東地震の震源域である相模湾からカツオが逃げ出していたのでしょうか。

カツオではありませんが次のような記録もあります:
  • 瀬戸内海、震央距離500km、地震の数時間前、報告者・今村明恒 ― 瀬戸内海でまぐろが多く漁獲されたことがあった。この温水魚は黒潮から離れる例がほとんどないのに、それが遠く離れてしまった。(中略) 当時最も首肯される説として認められたのは彼等が関東地震に恐怖し度を失って遠く彼方まで逃げ込んだのであろうとのことであった。

関連記事

2016年7月18日月曜日

火打山川が濁る ― 新潟県糸魚川市


今年に入ってから、噴火が確認され、山体の膨張とみられる地殻変動も観測されている新潟焼山。その東隣にある火打山(地図)を源流とする火打山川が青白く濁っているとの通報が6月に市民から寄せられていたとのことです。糸魚川市などが調べた結果、「標高1000メートルまでの下流側では、青白く見える強い濁りと白い沈殿物が確認された。こちらは焼山の降灰と直接の関係はないとみられ、原因は標高1000~1100メートル付近にあると考えられるが、現地は非常に険しい地形で近づけず、調査できない」:

新潟焼山では、6月に「東斜面で、温泉らしきものが噴出し、流れ下る様子が登山者らによって撮影されている」とのことです。


関連記事

2016年7月17日日曜日

3種の日暈出現、白虹日を貫く


7月14日にアイルランド(地図)で撮影された日暈の写真です。3種類の日暈が写っています:

太陽の周りの白い円形が22度ハロ(22 degree circle)と呼ばれる内暈。内暈の上部と下部で接する楕円形が外接ハロ(circumscribed halo)。そして、太陽からぶら下がっているような円形が幻日環(parhelic circle)。

幻日環は太陽を貫いているように見えます。古来、「白虹貫日(白虹日を貫く)」は君主(太陽)の座が脅かされるイメージから兵乱の前兆と考えられ、内乱やクーデターの前に現れるとされています。二・二六事件の前にも現れたと言われています:

上の写真が撮影された翌日の7月15日夜(現地時間)、トルコでクーデター未遂事件が発生しています。


関連記事

近畿圏中心領域大型地震 (続報-106)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が7月15日16:00付で更新情報を出しています ―― 前兆は依然として継続中、7月27日以前の対応地震発生はない:

更新情報のまとめです ――
  • 前兆は継続中(7月15日夕刻現在)

    • CH21(八ヶ岳)の特異状態をはじめ、複数の観測装置で前兆が継続している。

  • 現在は第17ステージ。このステージの初現は、前ステージの前兆と重なっていて判別できない。極大は6月15.5日。

  • 現状が最終段階である可能性が高い。

  • あらためて前兆出現状況を見直し

    • 各極大に対する初現は明確には判別できない。

    • 現時点で最終の極大である6月15.5日に対する前兆終息時期として7月20日±が算出される。

    • 前ステージ(第16ステージ)の極大5月9日、終息7月10日に [初現~地震発生]:[終息~地震発生]=6:1 を適用すると 7月31日±3日が算出される。

    • その他の極大や終息時期からは、未確定ながら、7月28日±3日、7月29日±3日が算出される。

    • No.1778前兆と同じ地震に対応すると考えられる火山帯近傍地震前兆からは、7月31日±3日、8月1日±3日が算出される。

  • 以上の算出結果から、少なくとも今月下旬(7月27日以前)までに対応地震が発生する可能性は否定。

推定時期 実際の前兆終息を確認して推定予定。ただし、7月20日±に前兆が終息した場合は、7月31日±3日に対応地震発生。
推定時刻 午前9時±1時間(または午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の地図参照
推定規模 M7.8 ± 0.5 陸域の浅い地震


串田氏の地震予測についてお知りになりたい方は、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:


関連記事

2016年7月11日月曜日

悪臭騒ぎ ― ニュージーランド・クライストチャーチ市


7月9日、ニュージーランド南島にあるクライストチャーチ市(地図)の北部が「不快な臭い」に包まれました。住民は硫黄(sulphur)のような臭い、あるいは下水(sewage)のような臭いと表現しています:

消防隊員が悪臭のする地域に動員されましたが、臭いの発生源を特定することはできませんでした。その後、下水管が詰まっている箇所が発見され、市の保守要員によって詰まりが解消されましたが、市当局はそれが広範囲に広がった悪臭の原因とは考えていません。悪臭の強かった地域の主要な下水管路でガス監視装置による計測がおこなわれましたが、大気中にガスや下水に由来する粒子は検出されませんでした。

翌10日にまでに悪臭は拡散して消えたとのことですが、原因は謎のままです。

クライストチャーチ市は2010年9月、2011年2月、同年6月に大地震(M7.0、M6.1、M6.3)に襲われ、2度目の地震では日本人28人も犠牲になっています:

関連記事

小惑星 2016 NK22 が地球に接近


7月11日午後10時15分(日本時間)、小惑星〝2016 NK22〟が地球に 0.69LD まで接近します(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は7月9日に発見されたもので、アポロ群に属し、直径は4~10mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は秒速7.1km(時速約2万6000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 NK224~10 7月11日 22:15 0.69


現時点の接近予報では、±7分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


関連記事

小惑星 2016 NJ22 が地球に接近・通過


7月7日午後7時15分(日本時間)、小惑星〝2016 NJ22〟が地球に 0.74LD まで接近しました(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は最接近後の7月9日に発見されたもので、アテン群に属し、直径は 6~13m と推定されています。

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は、秒速7.0km(時速約2万5000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 NJ226~13 7月7日 19:15 0.74


このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


関連記事

2016年7月10日日曜日

オーストラリア南西部で「大」地震


7月8日午後5時40分(現地時間)、西オーストラリア州ゴールドフィールズ地区のノーズマン(地図)近郊で M5.5 の地震が発生しました。震源の深さは16km。この規模の地震がオーストラリアで発生したのは28年ぶり、あるいはニューカッスル(地図)で1989年に発生し死者13人を出したM5.6の地震(ニューカッスル地震)以来だと報じている記事もあります。揺れはオーストラリア西海岸でインド洋に面した都市パースでも感じられたとのことです:

ノーズマン近郊ではこのところ地震が多発していて、5月には M5.2 の地震が発生しています。今回の地震では余震も20回以上起きています。

よくわからない関連報道を一つ。5月にM5.2を含む5つの地震がわずか7時間の間に発生した後、震源地周辺ではミニ・ゴールドラッシュが起きているそうです。地震で一儲けしようとする採掘業者が震源の正確な座標を確認したりしているとのこと。業者の一人は「金鉱が見つかる強い可能性があると思う」と語っています:

地震が金鉱と結びつく理由がわかりませんが、Good luck !


関連記事

謎の爆発音続く ― 米国・カリフォルニア州


米国カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のアルハンブラ市(地図)で、今年2月中旬ごろから(報道によっては1月ごろから)原因不明の爆発音が聞こえています。大きくシャープな爆発音(loud sharp explosion)と表現されていますが、発生間隔にパターンはなく、ランダムで昼夜問わずに発生。市議会の審議が中断したこともあるそうです:

地震学者によると、爆発音が聞こえたときに地震は発生していないものの、雷かヘリコプターによるものに似た圧力波を観測しているとのことです。住民からは、窓が揺れたとか、自動車の盗難防止装置のアラームが作動した、などといった報告が寄せられています。

市民からの通報では、アルハンブラ市の北東の方向から聞こえてきたとするものが多いとのことです。同市の北東には有名なサンアンドレアス断層が走っています。

原因は今もって不明で、自然現象なのか採石場の発破のような人為的な爆発なのかもわかっていません。市民は「モルダーとスカリ-の出番だよね」などとソーシャル・ネットワークで話しているとのこと。米国では他にも、類似した爆発音が問題となっているところがあるそうです。


関連記事

鬱陵島の地下に巨大マグマ溜まり


日本海にある韓国領・鬱陵島地図)の地下に巨大なマグマ溜まり(Ulleung anomaly)があることを、スイスを中心とした研究チームが地震波トモグラフィーによって発見しました。マグマ溜まりは直径300kmで、深さ50kmから200kmの範囲に存在しています(拡大図):

鬱陵島は活動を止めてしまった火山で、最後の噴火は5000年ほど前とされています。約9300年前には大規模な噴火を起こし、日本各地でその時の火山灰が見つかっています。

ハワイ諸島やアイスランドのように、浅い所に大きなマグマ溜まりがあれば、その上に活火山があるのが普通ですが、今回発見されたマグマ溜まりの上には活火山がありません。マグマ溜まりを発見した研究チームもこの点について困惑しています。

鬱陵島の東南東約95kmには島根県の竹島があるのですが、拡大図を見ると、マグマ溜まりは竹島の下にも広がっているようです。竹島も火山島ですが、約250万年前に活動を止めたとされています。竹島は、中国・北朝鮮国境にある白頭山(長白山)、北朝鮮の金剛山、韓国の鬱陵島、島根県の隠岐諸島とともに白頭火山帯に属していると考えられています(「火山帯」という言葉や概念はプレートテクトニクスの普及にともなって使われなくなり、代わりに「火山フロント」が用いられるようになっていますが、白頭火山帯については火山フロントとは言いにくいと思います)。


関連記事

2016年7月9日土曜日

活動的小惑星 〝324P/La Sagra〟


彗星のように尾を引く活動的小惑星(active asteroid)をハッブル宇宙望遠鏡で観測:

以下は拡大写真です。各画像は上が北、左が東です。黄色の矢印は太陽の方向の逆、緑色の矢印は太陽を基準とした小惑星の速度ベクトルの逆です:

小惑星に何かが衝突して塵が舞い上がり、それが彗星の尾のように観測されることがあります(impulsive ejection)が、〝324P/La Sagra〟の場合は近日点に近づくと尾が観測されることが繰り返されています。表面近くにある氷が昇華することによって尾が形成されていると考えられています。太陽の周りを1周するごとに4万トンの塵を放出し、今後1万6000周ですべての質量を失う、それには10万年ほどかかると推定されています。

〝324P/La Sagra〟は彗星ではないのか。その公転軌道は完全に小惑星帯(メイン・ベルト)の中に収まり、離心率は 0.154。小惑星の軌道の離心率は 0 から 0.35 の間で、平均 0.17。一方、彗星の軌道の離心率はほぼ 1。この面から、〝324P/La Sagra〟は太陽系外縁部からやって来る彗星ではなく、小惑星と考えられています。

過去の太陽系には〝324P/La Sagra〟のように氷を多く蓄えた小惑星が無数にあり、それが原始の惑星に落下して海洋の起源となったと考えられています。


関連記事

ネコが大量失踪 ― ニュージーランド


大地震の前には迷い犬や迷い猫が増えると言いますが、このケースはどうでしょうか。ニュージーランド南島中部の都市ティマル(地図)で飼い猫の失踪が相次いでいます。判明しているだけで、過去2ヵ月間に18匹、年初からでは約50匹(記事によっては過去1年間で約50匹)。SPCA(動物虐待防止協会)は、飼い猫の失踪や盗難が「爆発的に」増えているわけではない、としています。今のところ、人為的な失踪(捕獲・盗難)の線が有力視されているようです:

ニュージーランド南島では、北東から太平洋プレートが沈み込むトンガ・ケルマディック海溝が上陸、南西からはインド・オーストラリア・プレートが沈み込むマッコーリー海溝が上陸して、両者を繋ぐアルパイン断層というトランスフォーム断層が形成されています。


関連記事

2016年7月7日木曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-105)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が7月5日18:00付で更新情報を出しています。前兆は依然として継続中:

更新情報のまとめです ――
  • 前兆は継続中(7月5日夕刻現在)

    • CH17(八ヶ岳): 微弱な特異状態。
    • CH20(八ヶ岳): 微弱な特異状態。
    • CH21(八ヶ岳): 7月4日に3時間ほど正常基線を記録したが、再び特異状態が出現、継続中。
    • K8(高知): 微弱なPBF(連続・周期的な基線のうねり変動)、あるいはBF(基線のうねり変動)が継続。

  • CH21で特異状態が続いていることから、7月12日以前の地震発生は否定。

  • 現在は第17ステージ。このステージの初現は、前ステージの前兆と重なっていて判別できない。極大は6月15.5日。

  • あらためて今年春以降の前兆出現状況を見直し

    • 高知や秋田の観測装置に顕著な変動が現れた5月9.5日を主極大、その後のピークである5月27.5日を副極大と見なして、経験則 [主極大~地震発生]:[主極大~副極大]=4:1 を適用すると 7月20日を得る。(平均は 3.7:1 だが、副極大が鋭いピークであるため 4:1 を使用)

    • CH26(八ヶ岳)のPBF(連続・周期的な基線のうねり変動)について、最初に微弱な変動が短時間現れた5月28日を初現、上記6月15.5日を極大として経験則 [初現~地震発生]:[極大~地震発生]=20:13 を適用するとやはり 7月20日± を得る。

  • 7月20日±が地震発生日だとすると、7月11日±まで前兆が継続する可能性がある。

推定時期 7月20日±2日が考えやすい。
ただし、7月11日±までに前兆が終息することが条件。
(実際の前兆終息を観測して修正する可能性あり。新たな極大が出現した場合は適時再検討。)
推定時刻 午前9時±1時間(または午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の地図参照
推定規模 M7.8 ± 0.5 陸域の浅い地震
(火山帯近傍地震前兆からはM6.7±0.5)


以下の資料の4ページ目後半に、BFやPBFなどの前兆波形のパターンが図入りで解説されています。7ページ目後半から8ページ目前半には、地震発生日の推定に使う経験則の公式がやはり図入りで解説されています:


関連記事

2016年7月5日火曜日

熊本地震: 阿蘇市狩尾地区の陥没


6月21日付「衝上断層」の補足です。

阿蘇市狩尾地区の陥没について報道の映像はいろいろあるのですが、管見の限りでは、陥没全体が見渡せるものはありませんでした。やっと見つけたのが以下の調査資料です。福岡大学と九州工業大学のチームが現地調査した結果を、「平成28年熊本地震地盤災害説明会」(2016/4/27 福岡市)で報告した際の資料です:
13ページ: 国土地理院が地震後に撮影した空撮写真に陥没の範囲を赤色で明示。上向きと左向きの黄色い矢印は、それぞれ14ページと15ページに載っている写真の撮影方向。

14ページ: 県道175号線の陥没前と陥没後の写真。4月24日の時点では、県道の段差(北側)は応急の復旧工事で車が通れるようになっている。

15ページ: 県道175号線から西方向に広がる陥没の様子と、県道の段差(南側)。ここも応急の修復が終わっている。陥没は東で深く、西に行くほど浅くなっているように見える。

16ページ: 陥没の北側の住宅(黒い屋根)と、その南で陥没範囲内の住宅(赤い屋根)。どちらも大きな損傷はない。

17ページ: 阿蘇市内牧地区でも道路に大きな段差が生じている(右上の写真)。

18ページ: 陥没被害の特徴のまとめ。注目すべきは「ある幅を持って段差が生じており、また幅の内部が陥没している」、「陥没部分上の家屋は、段差になっていなければ被害はほとんど無いように見える」という点。

19ページ: なぜ陥没したのか? 4つの可能性を提示。注目すべきは「地震動による建物被害はほとんど見受けられない」、「建物の被害は段差によるもの」という点。

以下のテレビ報道でも、陥没直近の民家に大きな損傷は見られません。住民は「大きい揺れ」があって、揺れが収まってから外を見たら地面が陥没していた、と証言しています。垂直方向の大きな衝撃などにともなって陥没帯の両側が隆起し段差が生じたとは考えられません:

この陥没について「衝上断層」という言葉を誤用していた例のサイトでは、陥没場所の両側で爆発・爆縮が発生したことが原因であると説明(下図)しているのですが、到底納得できるものではありません:

離れたところで複数の爆発・爆縮が同期して発生するのはあまりにも都合が良すぎますし、陥没の全体的形状とも符合しません。「垂直断層」の反対側に生じる逆断層や、「押し円錐」が地表と交差してできる円錐曲線(楕円形など)で囲まれた隆起はどこにあると言うのでしょうか。陥没直近の住民の証言や建物の損傷状況もこの説とは相容れないように思われます。

上記資料をまとめたチームが使った国土地理院の空撮写真は以下で見ることができます:

県道175号線の陥没現場の様子(地震前)をグーグルのストリート・ビューで360°見回すことができます:


関連記事

市街地中心部の建物にフクロウ居すわる ― 高知県高知市


6月25日付『高知新聞』の記事です。高知県高知市の中心市街再開発計画によって建設された高知市文化プラザ「かるぽーと」(地図)の中に、フクロウが居すわっているとのことです。「4、5日前からすみ着いていますよ」、「移動中の成鳥かもしれません。同じ所にずっといるわけではない」:

その後、このフクロウは立ち去ったのか、まだ「かるぽーと」内に留まって生活しているのか、記事はあいまいです。末尾に「日中の暑さを引きずる外界へ、天窓から飛び去った」と書かれているのですが、一時的に外出したということなのか、別の場所へ移動したのか、はっきりしません。

北海道の苫小牧市では、スーパーマーケットの店舗内にカラスが迷い込んだ翌日に、最大震度6弱の地震が約100km離れたところで発生しています:

関連記事

2016年7月4日月曜日

津波から少女を救った子象


2004年12月に起きたスマトラ島沖地震で発生したインド洋大津波の際、イギリス人の少女を救った子象・ニンノン(当時4歳)の話です。「海の異変を察知し、背中に1人の少女を乗せたまま海岸から高台に疾走した」、「ニンノンは動揺していた。危険が迫っていると感じたのでしょう。陸地に向かって全力で走り始めました」、「ニンノンは小さな壁を見つけると、その後ろに体を押し込み、強烈な波の力に耐えた」:

関連記事

火山版「嵐の前の静けさ」現象


カーネギー研究所の火山学者が発見 ― 「活発な動きを見せる火山も、噴火する直前にはいったん静かになる」、「火山が静かになっている時間が長いほど、噴火の規模も大きくなる傾向」:

上記記事には理由も書かれていますが、言われてみれば当たり前のよう。でも、これをデータを使って示すのはなかなか大変なことだと思います。


関連記事

2016年7月3日日曜日

7月に接近するキロメートル級小惑星


推定直径が1km以上の小惑星で、7月中に地球に接近すると予報されているものは4つあります。かなり遠いところを通過するので、地球に影響をおよぼすことはありません:

小惑星 推定直径
(km)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
453729 (2011 BO24) 0.46~1.0 7月10日 06:24 69.66
359369 (2009 YG) 0.53~1.2 7月22日 03:41 67.15
154244 (2002 KL6) 0.88~2.0 7月22日 09:17 26.61
(2011 BX18) 0.67~1.5 7月26日 02:50 52.65
(1LD=地球から月までの平均距離)

関連記事

2016年7月2日土曜日

朝鮮半島大地震、死者276万人


韓国政府の国民安全処がソウル市立大学に依頼して作成した報告書『震災による社会・経済的被害予測モデル』は、最悪の場合(首都ソウルの中心地区でM7が発生)、死者276万人(全国民の5.3%)、経済損失は国家予算の7.4倍に達すると予測しています。米連邦緊急事態管理局(FEMA)の災害被害予測システムをベースにして開発したアルゴリズムを使って算出したとのこと:

報告書は、釜山でM7の地震が発生した場合は88万人の死者が出ると予測しています。この場合、日本も無事ではすまず、西日本に被害が出ることが予想されます。

この報告書の予測する死者数がいかに途方もないものであるか、日本の過去の大地震と比べてみるとよくわかります。兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)は6434人、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は1万5894人、大正関東地震(関東大震災)は10万5385人(行方不明者を含む)で、韓国の予測が桁違いに大きいことがわかります。日本に比べて地震対策が遅れているとはいえ、こんなに多数の死者が出るものでしょうか。計算に使用したアルゴリズムに問題があるのかも知れません。

朝鮮半島でM7以上の大地震が起きることはあり得るのでしょうか。上記記事では「最近の地質学者の研究では、朝鮮半島でマグニチュード7以上の地震が起きる可能性は排除できない状況にある」として、朝鮮半島における地震の最大規模について2人の研究者の推算 ― 7.14±0.34 と 7.45±0.04  ― を例示しています。

朝鮮半島では過去にM7以上と推定される規模の大地震が何回か発生し、日本に影響する津波も起きています:

関連記事