2023年8月30日水曜日

霧島山(新燃岳)で地震多発

 
8月29日夕方、霧島山の新燃岳(地図)近傍で地震が連続発生しました。

「本日(29日)17時頃から 18時頃にかけて、新燃岳の西側約 2kmを震源とする地震が 15回(速報値)発生しました。このうち、17時43分頃に発生した地震では、霧島市横川町で最大震度 1 を観測しました」、「火山性微動は観測されていません」、「地殻変動観測では、火山活動によると考えられる特段の変化は認めらません」:
 

2023年8月27日日曜日

リュウグウノツカイ漂着 — 韓国群山市

 
8月14日朝、韓国・群山市の沖にある古群山群島の末島(地図)の海岸で、リュウグウノツカイが漂着しているのが見つかりました。体長約 2m で、発見時には生きていました。韓国の西側でリュウグウノツカイが見つかったのは初めてとのことです:
 
[備考] 8月23日18時19分、中国遼寧省大連で M4.6、震源の深さ 8km の地震が発生しました(震央地図):
 

『日本沈没』

 
私の住むところでは、最高気温が 35℃ に達する日が続いていましたが、昨晩から秋風といってもいいほどの涼しい風が吹いています:

 
 

「もう一度生きているうちにああいう地震に遇えないものかと思っている」

 
青空文庫収録の『牧野富太郎自叙伝』から「大震災」の部分(読みやすくするために段落に分けましたが、原本に段落はありません):

震災の時は渋谷の荒木山にいた。私は元来天変地異というものに非常な興味を持っていたので、私はこれに驚くよりもこれを心ゆく迄味わったといった方がよい。
 
当時私は猿又一つで標品を見ていたが、坐りながらその揺れ具合を見ていた。そのうち隣家の石垣が崩れ出したのを見て家が潰れては大変と庭に出て、庭の木につかまっていた。妻や娘達は、家の中にいて出て来なかった。家は幸いにして多少の瓦が落ちた程度だった。余震が恐いといって皆庭に筵を敷いて夜を明したが、私だけは家の中にいて揺れるのを楽しんでいた。
 
後に振幅が四寸もあったと聴き、庭の木につかまっていてその具合を見損ったことを残念に思っている。その揺っている間は八畳座敷の中央で、どんな具合に揺れるか知らんとそれを味わいつつ座っていて、ただその仕舞際にチョット庭に出たら地震がすんだので、どうも呆気ない気がした。その震い方を味わいつつあった時、家のギシギシと動く騒がしさに気を取られそれを見ていたので、体に感じた肝腎要めの揺れ方がどうも今はっきり記憶していない。
 
何といっても地が四五寸もの間左右に急激に揺れたのだから、その揺れ方を確かと覚えていなければならん筈だのに、それを左程覚えていないのがとても残念でたまらない……もう一度生きているうちにああいう地震に遇えないものかと思っている。
 

8月31日はブルー・スーパームーン

 
9月1日は関東大震災から 100年の節目(気象庁特設サイト)となりますが、その前日の 8月31日は、月が近地点通過直後に満月となるため、スーパームーンと呼ばれます。
 
「今月8月31日の満月は、2023年中で地球から最も近い位置で満月になります」、「月は8月31日0時54分に近地点を通過し、約10時間後の10時36分に満月(望)となります。満月のときの地心距離は約35万7300キロメートル、月の視直径は約33分26秒角です」: 
ブルー・ムーンという呼称は、月の色とは何の関係もありません。同じ月に 2回の満月があるときに、2回目の満月をこう呼びます。ブルー ムーンは、およそ 2~3年ごとにありますが、上掲の記事によれば、次のブルー・ムーンは 2026年5月31日とのことです。

 
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2023年8月26日土曜日

今年の猛暑はトンガの巨大噴火が原因?

 
Live Science』の記事です。昨年 1月に発生したフンガ・トンガ−フンガ・ハアパイ(Hunga Tonga-Hunga Ha'apai、地図)の巨大噴火が、今夏の世界的な異常猛暑の原因ではないかという説があるようです:
 
以下は記事からの抜粋・テキトー訳です:
 
2022年のフンガ・トンガ−フンガ・ハアパイ火山の噴火が今年の暑さに寄与した可能性はあるが、それが気候変動を引き起こしているわけではない。 

2022年1月のフンガ・トンガ−フンガ・ハアパイ噴火は、有史以来最大の火山噴火の 1 つであった。 広島型原子爆弾 100発分の威力で水中で爆発し、数百万トンの水蒸気を大気圏上層に送り込んだ。

ここ数週間、一部の論者は、この火山が灼熱の夏の原因であると推測しており、『The Hill』紙が報じたように、気候変動において人間が果たしている役割に疑問を投げかけるためにこの火山噴火を利用している。
 
この夏の猛暑の原因は巨大噴火にあるのだろうか?

「一言で言えば答えはノーです」とノースウェスト・リサーチ・アソシエイツとニューメキシコ鉱業工科大学の上級研究員であるグロリア・マニー氏と NASA ジェット推進研究所の研究員であるルイス・ミラン氏は電子メールで『Live Science』に語った。
 
「エルニーニョが地球の気温を上昇させ、フンガ・トンガ−フンガ・ハアパイの噴火が短期的に一部の地域に影響を与えたとしても、主犯はあくまでも気候変動です」と彼らは語った。
 
マニー氏とミラン氏は、「フンガ・トンガ−フンガ・ハアパイの噴火は、ここ数十年で最大の成層圏エアロゾルの増加を引き起こしたことに加え、(噴火が水中で発生したため)成層圏に大量の水蒸気を注入したという点で特異である」と述べた。

水蒸気は、太陽放射を吸収し、大気中の熱を閉じ込める天然の温室効果ガスである。 マニー氏とミラン氏によると、エアロゾルと水蒸気は相反する形で気候システムに影響を与えるが、水蒸気プルームがより大きく、より長く持続するため、噴火は一時的な正味の地表温暖化効果をもたらす可能性があると複数の研究が示している。

『Nature Climate Change』誌に 1月に掲載された研究では、トンガでの噴火により成層圏の水蒸気含有量が約10%から15%増加したと推定されており、これは科学者らがこれまでに記録した中で最大の増加である。『Eos』誌が3月に報じたところによると、研究者らはモデルを使用して、水蒸気が地球の平均気温を最大 0.035℃ 上昇させる可能性があると計算した。

一部の論者は、この発見や温暖化の潜在的な影響を示唆する他の研究を理由に、トンガの噴火を温暖化と結びつけたが、これらの研究に携わった研究者らは、火山が異常な天候の主要な要因ではないことを明らかにしている。


2023年8月22日火曜日

小惑星 2023 QS1 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2023 QS1〟が 8月19日から20日にかけて、月と地球の近くを通過していたことが、8月21日付の NASA/JPL のデータベース更新で明らかになりました。
 
2023 QS1 (2023年8月21日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)8月19日 21:09
 (地球)8月20日 03:22
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.413 LD
(地球)0.279 LD
推定直径
5 ~ 11 m
対地球相対速度
15.7 km/s ≅ 5万7000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2031年3月23日ごろ
公転周期954 日 ≅ 2.61 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年8月21日月曜日

戦うナマケモノ

 
動きが超緩慢なナマケモノ。厳しい生存競争がある環境で絶滅せずに生き残っているのが不思議ですが、このほどエクアドル東部のヤスニ生物圏保護区(地図)で撮影された動画が、意外にタフなナマケモノの一面を見せてくれます。

撮影されたのは密林の中で地面が露出した場所。さまざまな動物が、食事では得られない栄養分(塩分やミネラル)を摂取するために鉱物を嘗めに集まってくるところです。フタユビナマケモノ (Choloepus Didactylus) が天敵の肉食獣・オセロット (Leopardus pardalis) の攻撃から身を守るようすが記録されています:
 

小惑星 2023 QY が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2023 QY〟が 8月18日から19日にかけて、月と地球の近くを通過していたことが、8月20日付の NASA/JPL のデータベース更新で明らかになりました。
 
2023 QY (2023年8月20日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)8月18日 16:55
 (地球)8月19日 00:49
接近日時 誤差
(月)± 12 分
(地球)± 11 分
接近距離 (月)0.274 LD
(地球)0.174 LD
推定直径
5 ~ 11 m
対地球相対速度
13.2 km/s ≅ 4万8000 km/h
初観測から地球接近まで−2 日
次の地球接近
公転周期1298 日 ≅ 3.55 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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小惑星 2023 QR が地球と月に接近・通過

 
8月21日朝、小惑星〝2023 QR〟が 地球と月の近くを通過しました。非常に高速な小惑星です。
 
久しぶりの小惑星接近情報です。夏休みやクリスマス、イースターなど、欧米が休暇の時期になると小惑星の発見・検出が減少する傾向があるように感じます。〝Planetary Defense〟体制は大丈夫なのでしょうか。
 
2023 QR (2023年8月19日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)8月21日 05:21
 (月)8月21日 08:36
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.540 LD
(月)1.002 LD
推定直径
4 ~ 8 m
対地球相対速度
20.9 km/s ≅ 7万5000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2026年9月6日ごろ
公転周期1108 日 ≅ 3.03 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2023年8月20日日曜日

焼岳で火山性地震増加

 
人気の観光地・上高地に近い焼岳(地図)で火山性地震が増加しています。
 
「焼岳では、16日09時頃から山頂付近を震源とする微小な火山性地震が増加しています。数回程度で推移していた火山性地震の日回数は、16日10回、17日13回、18日11回、19日15時までに6回(速報値)でした。また、9日から18日までの10日間の火山性地震の合計回数は56
回でした」、「山頂付近で緩やかな膨張を示すと考えられる変化が続いており、中長期的に火山活動が高まってきている可能性がありますので、今後の火山活動の推移に注意してください」: 
 
気象庁の資料によると、焼岳は「有史以降の噴火はほとんど水蒸気爆発で、泥流を生じやすい」とされています。最後の噴火活動は 1962年から 63年にかけてで、小爆発や泥流の発生がありました。
 
参考までに。毎日見ているライブ映像。夏休みで賑わっています:
 
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2023年8月18日金曜日

西村彗星接近中

 
8月11日に静岡県掛川市のアマチュア天文家西村栄男氏が発見した新彗星〝C/2023 P1 (Nishimura)〟が地球や太陽に接近中です(画像Spaceweather.com)。
 
9月13日に地球から 0.29天文単位のところを通過したあと、9月18日には太陽から 0.9天文単位まで接近します(近日点通過)。9月中旬には肉眼でも見える 3等級程度の明るさになると予測されています(彗星の明るさは期待を裏切ることが多いです):
 
この彗星は双曲線軌道をとっており、太陽系内部を訪れるのは今回が最初で最後になるとされています。
 

日向灘の地震

 
昨晩 21時少し前に日向灘を震源とする地震がありました。昼前には豊後水道でも地震がありました。少し遡って8月12日には四国沖でも地震が発生しています(震央地名は「四国沖」とされていますが、日向灘に極めて近い地点でした):
  • 8月12日 19時41分 四国沖 M3.3、深さ 27km、最大震度 1
  • 8月17日 11時32分 豊後水道 M3.4、深さ 30km、最大震度 1
  • 8月17日 20時52分 日向灘 M3.2、深さ 40km、最大震度 2
 
日向灘では先月も 22日に最大震度 4、26日に最大震度 3 の地震が起きています。前者はフィリピン海プレート内部の正断層に起因する地震で、日向灘ではこの日だけで無感地震を含めて 44回の地震が発生しています。
 
日向灘で起きる地震が気になります。そこで、気象庁のウェブサイトで提供されている『震度データベース検索』 で、震央地名「日向灘」を震源とする有感地震の発生数を過去約 100年間にわたって集計しグラフにしてみました:

(クリックで拡大)


過去 100年あまりで、もっとも地震が多く記録されたのは 2022年でした。この年は、1月22日に M6.6、深さ 45km、最大震度 5強の地震がフィリピン海プレート内部で発生し、震源域では 2月3日までに有感地震が 42回発生しました。また、5月2日には M5.0、深さ 22km、最大震度 3,12月18日には M5.4、深さ 34km、最大震度 4 が起きています。この 2つの地震は、陸側プレートとフィリピン海プレートの境界で発生した地震でした。
 
 
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2023年8月15日火曜日

火の鳥?

 
「ダビデ・バジーレによるこの有名な写真は、エトナ山(地図)の噴火を撮影したものだが、シチリア島上空を飛翔する火の鳥のような錯覚を起こさせる」:
 

北陸トンネル内で緊急停止信号トラブル

 
8月10日午前、北陸本線の北陸トンネル(全長 13.9km、地図)内で、複数の列車が緊急停止信号を受信したため、部分運休を含め 24本が運休し、22本に最大 178分の遅れが発生しました。JR西日本では、原因はトンネル内に設置した異常を知らせる無線の中継装置の故障としています:
 
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噴火終息 — アイスランド

 
7月28日付「噴火始まる — アイスランド (続報)」の続報です。

アイスランド気象局が 8月8日に発表したところによると、レイキャネス半島で 7月10日に始まった噴火は、8月4日深夜から弱まり始め、5日正午には終息したようです:
 
以下は発表からの抜粋です ——
 
2023年8月8日更新

レイキャネス半島の活動が新たな段階に入った。先週末には、リトリ・フルートゥル(Litli-Hrútur)で噴火を起こしていた火口が縮小しているのが確認された。期を同じくして、8月4日深夜から、噴火地点に近い多くの観測点で観測された火山性微動が安定的に減少し始めた。8月5日正午には、噴火地点のすぐ近くにあるフラウンゼル・ヴァトンフェル(Hraunsel-Vatnsfell)の観測点で検出された揺れは、さらに減少し、噴火前のレベルになった(グラフ)。その後、火口での活動は観測されていない。この地域の地震活動は続いているが、噴火の初期に比べるとかなり弱くなっている。人工衛星(MODIS)によって最後に熱異常が検出されたのは 8月6日である。
 
リトリ・フルートゥルの噴火が終息したと宣言するのはまだ早いが、レイキャネス半島の噴火活動の新たな段階が始まったことは明らかである。 今後、地震活動が再び活発化し、新たな噴火が始まるかどうかを予想するのは時期尚早である。時間が経ってみなければわからない。 
 
 

2023年8月14日月曜日

プレート・テクトニクスの創始者、死去

 
相対性理論ならアインシュタイン、進化論ならダーウィン(とウォーレス)というふうに、自然科学上の理論や概念にはただちに思い浮かぶ学者の名前があります。しかし、 地球科学に大きなパラダイム・シフトをもたらしたプレート・テクトニクスについては、そのような名前を思い浮かべられる人は少ないのではないでしょうか。これは、プレート・テクトニクスが複数の学者によってほぼ同時期に着想され、複数の学者によって完成に導かれたという経緯があるためだと思われます。

プレート・テクトニクスの創始者、ウィリアム・ジェイソン・モーガン博士が 7月31日、米国マサチューセッツ州の自宅で死去しました。享年87歳。死因は公表されていません。
 
以下は 8月13日付『The Washington Post』紙の記事です。
 
1967年4月にワシントンで開かれたアメリカ地球物理学連合の会合で、モーガン博士は当初、大西洋の最深部であるプエルトリコ海溝について話す予定だった」、「その代わりに、彼は、海底からのデータを徹底的に調査した数か月にわたる研究に基づいて、はるかに新しくてエキサイティングな研究を共有することに決めた。(中略)この講演はほぼ即座に地球科学の分野を変えることになるが、数年後にモーガン博士は『私が昼休み前の最後の講演者だったため、ほとんどの人が部屋を出て行ったと苦笑いした」、「その会議で、彼は科学者たちに、新しいプレゼンテーションのために用意した『隆起、海溝、大断層、地殻ブロックというタイトルのアウトラインを配布した。地殻ブロックは後にプレートとして知られるようになった」、「モーガン博士は、球面三角法と呼ばれる数学の分野で訓練を受けていたため、地図を地図上の平面的な形としてではなく、地球という球面上の 3次元的な形として見ることができた(参考)」:

以下は "1990 Japan Prize" の受賞者です。プレート・テクトニクスの創始者としてモーガン博士を含む 3人が受賞しています。
 
「モーガン博士は、地震発生のときの断層面のずれの向き、トランスフォーム断層の方向及び海底の地磁気の縞模様等を総合して、地球表面を約20個のプレートに分割し、それらのプレートの運動の解析を試みた。そしてプレートの相対的運動からプレートが剛体的に地球表面に沿って回転運動していることを明らかにした。同博士はまた、ホットスポット(マントル深部から高温物質が上昇してくる点)が固定されているという考えに基づき各プレートの絶対的運動を決定した。この研究により、海嶺、沈み込み帯、トランスフォーム断層等がプレートの運動によって統一的に説明されることが示され、プレートの考えの重要さが広く認識され、この考えに基づく研究がその後爆発的に発展するきっかけとなった」:
 

2023年8月12日土曜日

太陽面大爆発

 
2006年10月に打ち上げられ、地球の公転軌道よりも僅かに太陽に近い軌道を公転して、太陽の観測を続けている NASA の太陽観測機 STEREO-A(Solar TErrestrial RElations Observatory - Ahead)が 7月17日に記録したコロナ質量放出(CME)のコロナグラフ画像です。この大規模な CME は地球の方向に向かって放出されました。太陽活動の激しさが実感できる映像です:
 

リング状の金星

 
金星は 8月13日に内合となり、地球‐金星‐太陽が一列にならびますが、以下は 8月10日に撮影されたリング状の金星です。金星の左半分にもうっすらと輪郭が見えています:
 
金星は、太陽と月以外では地球にもっとも大きな重力的影響を及ぼす天体です。内合のときには地球から金星までの距離がもっとも近くなります。金星の内合から 3日後の 8月16日には新月となります。


天変地異相次ぐ — 中国各地

 
中国各地で天変地異が相次いでいるようです。ただし、ソースはいずれも反体制系の記事や動画ですので、その点は留意してください:
  1. 「地面から噴き出す熱湯」「虫の大群の移動」中国各地で異常現象が頻発 天変地異の前兆か (写真あり)
  2. 中国各地で異常現象が発生 河北の多くのところで噴水 三伏天に大雁が南へ飛ぶ (YouTube動画、異変のニュースは8分47秒から12分02秒あたりまで)
  3. 中国各地で天変地異多発、8月12日マグニチュード8以上の大地震? 奇跡! 北京房山洪水で壊滅的な被害を受けるも、龍王廟のみ無傷だった!? (YouTube動画)
 
2番目の動画から異変の情報を抜き書きすると以下のとおりです:
  • 8月7日 河北省 季節外れに大雁の大群が南に向かって飛行
  • 8月7日 北京市 草地から蒸気や泥水が噴出
  • 河北省 地面から水がわき出す
  • 河南省  巨大な水柱が噴き上がる、高さ5〜6m
  • 8月6日 河北省 虫の回転運動(渦巻き形成)
  • 8月7日 河北省 虫の大群が移動 
  • 8月7日夜 河北省 雪が降る

虫の渦巻き現象については以下も参照してください:
 
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2023年8月9日水曜日

十和田(火山)で地殻変動

 

7月6日に急増した十和田 (地図)の火山性地震は、1日で 139回を数えましたが、その後は低調に推移しています。最大規模は M2.3 でした。7月29日にも M2.3 の地震が発生しましたが、地震の増加はみられませんでした。

気象庁が 8月8日に発表した「十和田の火山活動解説資料(令和5年7月)」(PDF形式)によると、十和田湖の西岸にある GPS 観測点が西に動く地殻変動が観測されているとのことです ——
 
十和田周辺の一部のGNSS基線長に、火山活動に起因するかは不明ですが、2023年前半から大川岱観測点が西方向にわずかに動くような変化がみられます。
 
 これまでの火山活動解説資料では、地殻変動について「火山活動によると考えられる変化は認められませんでした」とされていました。
 
 
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血のような色の月、雪、赤い空 — 中国・山東省の地震

 
8月6日早朝02時33分(日本時間同日03時33分)、中国東部の山東省で M5.5 の地震が発生し、建物の倒壊や壁の崩落、ガスの供給停止などの被害が出ました。震央は首都・北京の南 300km ですが、北京や天津でも揺れを感じたとのことです。米国地質調査所(USGS)は、M5.4、震源の深さ 10km としています(震央地図)。 横ずれタイプの断層に起因する地震だったようです。
 
この地震の前後には、さまざまな異常現象が報じられています:
  • 8月1日 湖北省 月が血のような色をしていた
  • 8月5日 河北省 雪が降る
  • 8月6日 山東省 空がまっ赤な色に染まる
  • 8月6日 河南省 地震後にツバメの大群が現れる

「5日夕方の日没ごろに空が赤くなり始め、6日午前0時ごろまで続いた」(済南市のコンビニ店員)、「空の赤い光が発生するのはよく見られることで、主に気候的な理由によるもの。地震との関連については信用するに十分な根拠がなく、なおかつ震源から数十キロ離れた場所の現象には予測材料としての意味は何もない」(済南地震監視測定センター):

2023年8月6日日曜日

気候変動がもたらす15の意外な影響

 
Live Science』の記事です。気候変動によってもたらされる 15 の意外な影響を記しています:
 
15の影響は以下のとおりです:
  1. ホームランの増加
  2. カエルが小型化し、鳴き声が甲高くなる
  3. 飛行機の揺れが大きくなる
  4. 睡眠不足が増加
  5. 犬による咬傷件数の増加
  6. 落雷による山火事の増加
  7. 出生数の減少
  8. トカゲの性転換増加
  9. アレルギーの悪化
  10. 地球の反射率の低下
  11. 火山噴火の増加
  12. コーヒー栽培適地の減少
  13. ヤギの小型化
  14. ミイラの保存状態の劣化
  15. 樹木の成長が速くなる
 
「7. 出生数の減少」については次のように書かれています:
 
暑い日が続くと出生率が低下することが指摘されている。2018年に『Demography』誌に発表された研究によると、平均気温が 80°F(26.7℃)を超える日は、60°F(15.6℃)から70°F(21.1℃)の日に比べて、およそ 9カ月後(平均妊娠期間)の出生率が 0.4% 低下することが判明している。科学者たちは、高温は性欲減退を引き起こすというよりも、むしろ生殖能力を低下させる可能性があると考えている。一部の研究では、高温条件が精子の遊泳を妨げる可能性があることが示されている。
 
 
「10. 地球の反射率の低下」については次のように書かれています:
 
2021年に『Geophysical Research Letters』に掲載された研究で、科学者たちは 1998年から 2017年の間に地球から月に反射した太陽光の量を分析し、私たちの惑星が薄暗くなっているように見えることを発見した。海水温の上昇によって東太平洋上空の反射率の高い低層雲が減少し、地球から反射する太陽光が減少していることがこの発見によって明らかになった。これにより、地球により多くの光エネルギーが閉じ込められ、地球温暖化がさらに進む可能性がある。


「11. 火山噴火の増加」については次のように説明されています:
 
地球の火山の多くは氷に覆われているが、地球温暖化によって氷の融解が進むと、溶けだした水が地下の高温の岩石やマグマと混ざり合い、より頻繁に激しい爆発を引き起こすようになる可能性がある。また、氷が溶けるとマグマにかかる圧力が低下し、マグマの内部でより多くの気泡が形成されるようになる。そして、この泡立つマグマがさらに地殻に圧力をかけ、マグマが地殻の亀裂を通って爆発的に噴出する。この考えは、2017年に『Geology』誌に発表された研究によって裏付けられた。研究者たちは、約 4500年前から5500年前の間、アイスランドでは気候が冷え込むと火山噴火の回数が高温期に比べて大幅に減少することを見いだしている。
 
 

2023年8月3日木曜日

ジョン・ミルン

 
7月31日は、日本地震学会を創設し、我が国における地震学の基礎をつくった「お雇い外国人」、ジョン・ミルンの命日でした。 

「1913年7月31日、"近代地震学の父" ジョン・ミルンが死去。日本における地震観測システムへの彼の貢献は非常に大きく、全国紙が彼の訃報を第1面で伝えた」:
 

等圧線

 
ふだん目にする天気図の等圧線は滑らかな曲線ですが、1hPa 刻みで詳細に描かれた等圧線はかなり曲がりくねっています。台風の周りの等圧線もきれいな円にはなっていません。日本列島の陸域の気圧も複雑です(拡大1拡大2):
 

2023年8月2日水曜日

深宇宙のクエスチョン・マーク

 
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が「ほ座」にある恒星 Herbig-Haro 46/47 を撮影した画像(拡大)です。6月26日に欧州宇宙機関(ESA)が公開したものですが、背後に「?」の形をした何かが写っています。
 
その正体ははっきりしていませんが、おそらくは複数の銀河が重力によって相互作用をしている姿か、あるいは、宇宙望遠鏡の視線方向で複数の銀河が偶然重なり合って見かけ上このような形に見えていると考えられています。赤方偏移を示す赤みを帯びた色合いから、かなり遠方にある天体であるようです:
 

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-152)

 
米国イエローストーン国立公園の 7月の状況です。スティームボート間欠泉(地図)の噴出はありませんでした。53日間噴出が途絶えています。
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1 1月5日 30
2 1月28日 23
3 3月11日 42
4 5月7日 57
5 6月9日 33
 
 
地震活動は通常のレベルでした。88件の地震が記録され、最大は 7月25日に発生した M2.2。7月10日から13日にかけて群発地震があり、12件の地震を観測。
 
スティームボート間欠泉のあるノリス間欠泉盆地近くの GPS観測点では、2022年10月から 2023年6月にかけて合計約 3cm の着実な沈降が記録されていましたが、7月にはいかなる変形も観測されませんでした。

イエローストーン・カルデラでは、年間数センチメートルで 2015 年以来続いてきた沈降が停止。毎年夏に起こる現象で、雪解け水などが地下に浸透したことが原因。約 1cm の季節的な隆起が記録されています。