8月3日に中国・雲南省で発生した地震(M6.5、USGSの発表ではM6.1、深さ10km)の死者は400人を突破したようですが、中国地震局はこの地震を予測し、市や県など地方政府に通知していたとのことです。短期予知ではなく、中期あるいは長期予測に相当するものです。地震に対する備えは進んでいなかったようで地方政府の庁舎も倒壊しています(写真付き記事)。
「(雲南省と四川省の)境界地域東部では、大きな地震活動が周期的に起きる特徴がある。間隔は17~19年とされ、報告は雲南省楚雄イ族自治州武定県で1995年に発生したM6.5の地震から昨年で18年が経過しているとして、同地域で地震が起きる可能性を指摘した」:
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