2017年2月27日月曜日

2・26 日本の真裏で金環日食 (続報)


2月24日付「2・26 日本の真裏で金環日食」の続報です。

2月26日23時58分に新月となり、日本の裏側(対蹠点)にあたるアルゼンチン沖の南大西洋で金環日食がピークを迎えるのに相前後して、福島県沖で地震が連発しました。偶然だとは思いますが。

時刻 事象
23:54 福島県沖 M4.2 深さ約60km 最大震度3
23:58 新月、日本の対蹠点周辺で金環日食がピーク
00:03 福島県沖 M4.9 深さ約50km 最大震度4


福島県沖 M4.9 深さ約50km 最大震度4
気象庁「地震情報(各地の震度に関する情報)」より


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小惑星 2017 DV36 が地球に接近


2月27日正午直前、アポロ型小惑星〝2017 DV36〟が地球に接近します。

この小惑星は2月25日に発見されたもので、直径は7~16m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 DV367~16 2月27日 11:58 1.02
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速10.8km(時速約3万9000km)と予報されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2017年2月25日土曜日

パイナッポー・エキスプレス


米国西海岸の諸州が2月15日から、今年になって2度目のパイナップル・エクスプレスに襲われ豪雨となりました。パイナップル・エクスプレスは、ハワイ諸島周辺の海域で発生した暖かく湿った気塊が、ジェット気流に乗って「大気中の川」(atmospheric river)のように次々と北米の太平洋沿岸に押し寄せる現象です。NASAでは日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同でこの現象の観測をおこなっています:

「パイナップル・エクスプレス」はハワイの産物にちなんで命名されたもので、正式な用語ではなく、主にマスコミが使用しているとのことです。

日本では、少し前まで「台湾坊主」という用語が、台湾付近で発生して日本に被害をもたらす低気圧に対して使われていました。天気図上の等圧線の形が、坊主頭のように見えることからそう呼ばれるようになったものです。『広辞苑』では「冬季末に台湾付近で発達し、本州南岸沿いに北東進する温帯低気圧の俗称。太平洋岸の降雪の原因となる」と説明しています。「台湾坊主」という用語は、台湾に対する配慮などから現在では「東シナ海低気圧」に置き換えられています。


小惑星 2017 DR34 が地球に接近・通過


2月25日、アポロ型小惑星〝2017 DR34〟が地球に接近、通過しました。

この小惑星は2月22日に発見されたもので、直径は4~9m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 DR344~9 2月25日 13:52 0.58
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速11.4km(時速約4万1000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2017年2月24日金曜日

薩摩硫黄島の噴火警戒レベルを引き下げ


2月24日、薩摩硫黄島(地図)の噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」から「1(活火山であることに留意)」へ引下げられました。「平成29年1月1日から火山性地震が増加しましたが、1月下旬以降は徐々に減少し、2月5日以降は日回数が10回未満と少ない状態になっています」:

平成29年 No.8 週間火山概況 (2月17日~2月23日)」によれば、火山性微動や地殻変動も観測されていないとのことです。

気象庁が毎日夕方に更新するようになった「火山観測データ」を継続的にモニターしていると、火山活動の高まりや低下していく様子がよくわかります。薩摩硫黄島の火山性地震数は非常に素直に減少していました:

気象庁「薩摩硫黄島の火山観測データ」より


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予測実験の試行 ― 地震予知連絡会


「地震予知」は「地震予測」と名を変えて、地道に研究がおこなわれています。

「群発的地震活動を前震活動と仮定し、その統計的性質から本震発生を経験的に予測した場合、日本海溝の3領域、伊豆半島沖及び長野県北中部では、比較的効率よく予測できる」「熊本地震の直前の活動は今回得られた前震条件を満たした」:

上記の議事録中に出てくる〝CSEP〟は、地震発生予測とその結果を評価する世界的な研究計画で、2006年からT.H. Jordan教授(南カルフォニア地震センター : SCEC)をリーダーとして進行中とのことです。


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小惑星 2017 DG16 が地球と月に接近


2月24日朝、アポロ型小惑星〝2017 DG16〟が地球に接近しました。同小惑星は今夜、月に接近します。

この小惑星は2月21日に発見されたもので、直径は4~8m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 DG164~8

(地球) 2月24日 06:08
 (月) 2月24日 20:52
0.36
0.18
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速6.9km(時速約2万5000km)と予報されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2・26 日本の真裏で金環日食


2月26日深夜23時58分(日本時間)に新月となりますが、この時、日本の真裏(対蹠地、対蹠点)である南米アルゼンチン沖の南大西洋では金環日食が見られます。私たちは地球の裏側から太陽と月に引っ張られるわけです。この日に身長を測ったらいつもより低い結果が出るかも。何かが起きそうな気がします(笑)


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2017年2月23日木曜日

トラピスト-1 星系に7つの地球型惑星


今朝は午前3時前に起床して NASA-TV の記者会見報道をリアルタイムで視聴したのですが、これまでの NASA の「重大発表」に比べると失望感が少なかった感じです。太陽系外惑星のスペクトルの中に葉緑素からの反射に近いパターンが見つかった、というような地球外生命に直接結びつく発表を期待していたので、その点では少しがっかりでしたが。

発表内容は、地球から約40光年離れたトラピスト-1 という恒星の周りを、地球に近い大きさの地球型惑星(岩石惑星)が7つ公転しており()、そのうち少なくとも3つの惑星はハビタブル・ゾーン(生命居住可能領域=恒星からの距離が適度で、水が液体で存在しうる範囲)にあることがわかった()というものです:

以下は英文の発表内容ですが、研究の中心となった ESO(ヨーロッパ南天天文台)の発表が図や動画が豊富です:

日本語の一般向け報道記事にはあまり載っていない情報を少しまとめて見ました:

  • 恒星トラピスト-1(TRAPPIST-1)は赤色矮星(red dwarf)で、質量は太陽の8%、直径は太陽の10%で木星より少し大きい程度()。明るさは太陽の0.05%程度で非常に暗い。表面温度は約2300℃。

  • 暗く燃料の消費が少ないトラピスト-1 の寿命は10兆年で、惑星の上で生命が進化するには十分な時間がある(太陽の寿命は残り数十億年)。

  • トラピスト-1 はみずがめ座とうお座の間にあり、みずがめ座に属している(星図、いかにも水を連想させる位置にあります)。

  • 〝TRAPPIST〟は、同星を発見したプロジェクトと望遠鏡の名前〝TRAnsiting Planets and PlanetesImals Small Telescope〟に由来する。望遠鏡の口径は60cmで、南米チリの ESO La Silla Observatory に設置されている。

  • 7つの惑星はトランジット法によって発見された(観測によって得られた減光グラフ)。

  • 7つの惑星の公転軌道は、太陽系の水星の公転軌道よりも小さい()。1番内側の惑星(1b)の公転周期は36時間(1.5日)、最も外側の惑星(1h)でも公転周期は14~25日程度。

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2017年2月21日火曜日

ザトウクジラ漂着 ― 沖縄県嘉手納町


2月19日、沖縄県嘉手納町の兼久海浜公園(地図)の海岸に、ザトウクジラの死骸が漂着しているのが見つかりました。体長5.25mで子どもとみられています。「近年、ザトウクジラの数が増えている。(中略)それに伴って打ち上げられる個体数も増えていると考えられる」(沖縄美ら島財団総合研究センター):

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