2017年9月22日金曜日

小惑星探査機 OSIRIS-REx が地球接近


小惑星  Bennu(1999 RQ36)の調査と岩石採取を目的として2016年9月に打ち上げられた NASA の探査機 OSIRIS-REx が、地球の重力を利用して加速するために9月22日から23日にかけて地球のそばを通過します。地球に最も近づくのは南極大陸上空の高度1万7200kmで、9月23日午前1時52分ごろです。JAXAによると「日本から観測できそうな時間帯は、その直前の9月22日の22時から23時くらいです。このときに、東京から見ると高度(地平線からの角度)が30度くらいになります。地球からの距離は8万kmくらいです」とのこと:

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2017年9月21日木曜日

マントル掘削への第一歩


「掘るぞ、掘るぞ」とかけ声ばかりでなかなか着手されていなかったマントルへの掘削がようやく始まります。実際に掘り始める前に地球深部探査船「ちきゅう」が老朽化して廃船になってしまうのではないかと危ぶんでいました。今回は掘削場所を選ぶための調査で、まだ「ちきゅう」の出番ではないようですが、とにかく一歩前進です。「掘削候補点は地殻の年代、水深やモホ面温度等の諸条件から、コスタリカ沖、ハワイ沖、メキシコ沖の3ヶ所」、「ハワイ沖はモホ面の推定温度が最も低いため掘削への負担が小さく、港からの距離も近いために、現在までのところマントル掘削実施場所として最も有望」:

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小惑星 2017 SQ2 が地球に接近していた


9月18日に発見されたアポロ型小惑星〝2017 SQ2〟が、発見前の9月15日に地球に接近していたことがわかりました。

この小惑星の直径はかなり大きく 19~41m と推定されています。この大きさの小惑星が接近前に発見されなかったのは珍しいと思います。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 SQ219~41 (地球)9月15日 01:19
 (月)9月15日 05:09
0.52
1.35
(1LD=地球から月までの平均距離) 

地球と月への接近時刻には、それぞれ±6分、±5分の誤差が見込まれています。

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速10.1km(時速約3万6000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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小惑星 2017 RN16 が地球に接近していた


9月15日に発見されたアポロ型小惑星〝2017 RN16〟が、発見前の9月11日に地球に接近していたことがわかりました。

この小惑星の直径は 4~9m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 RN164~9 (地球)9月11日 07:18
 (月)9月11日 13:08
1.30
2.04
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速8.3km(時速約3万km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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小惑星 2017 SR2 が地球に接近・通過


9月21日早朝、アポロ型小惑星〝2017 SR2〟が地球に接近・通過しました。

この小惑星は9月20日に発見されたもので、直径は 5~11m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 SR25~11 (地球)9月21日 05:29
 (月)9月21日 11:53
0.24
1.02
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速10.5km(時速約3万8000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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小惑星 2017 SM2 が地球に接近・通過


9月20日午後、アポロ型小惑星〝2017 SM2〟が地球に接近・通過しました。

この小惑星は9月17日に発見されたもので、直径は 9~20m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 SM29~20 (地球)9月20日 16:34
 (月)9月21日 03:29
0.81
0.83
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速8.5km(時速約3万1000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2017年9月20日水曜日

米国ユタ州の「地震」 ― 弾道ミサイル爆破が原因


9月19日昼過ぎ(現地時間)、米国ユタ州北部で轟音をともなった地面の揺れがあり、報道機関などに問い合わせが殺到しました。USGS(米国地質調査所)は地震の発生を否定。報道機関が多数の関連機関に問い合わせをした結果、空軍が Utah Test and Training Range(地図)で、弾道ミサイルの爆破処理をおこなったことが原因と判明しました。爆破されたのはトライデント I (潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM))の3段目ロケットエンジン(固体燃料)とのこと:

空軍では、風速や風向、その他の大気の状態を考慮して、周辺に及ぼす音響レベルが許容範囲内になると予測される場合に爆破作業をしているが、この時期の大気上層の気象条件は変化が大きく、予測が不正確になることもあるとしています。前日にも同様の爆破処理をしたが問題は生じなかったとのこと。

5月30日に出された爆破処理に関する空軍の告知:

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近畿圏中心領域大型地震 (続報-175)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 9月19日16:30 付けで更新情報を出しています ―― 前兆継続中、地震発生は11月初旬?:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期前兆が完全に終息するまで確定できない。
現段階では 11月3日± の可能性が示唆される。
推定時刻 午前9時±1時間 または 午後6時±3時間
推定震央領域 岐阜県愛知県長野県西部、静岡県西部、福井県、滋賀県、富山県西部、石川県南部、京都府北部など
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度、火山に近い領域の可能性がある。
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地殻内地震
 

▼ 現状
  • これまで継続していた前兆が引き続き継続出現している。

▼ 考察
  • 2008年7月初旬から9年2ヵ月以上にわたって前兆が継続。これまで最長の前兆継続期間は3年3ヵ月。

  • 現在は第24ステージと認識。

  • 前回の更新情報では「9月21日±2日(9月16日± に前兆が終息することが条件)」としていたが、現時点でも前兆が継続出現しているため、少なくとも 9月22日± の可能性はなくなった → これまでの前兆関係(初現~極大、極大~終息、など)の認識に誤りがあった。

  • あらためて前兆関係を見直した結果、11月3日± の可能性が示唆される。

  • 9月29日± の可能性も若干あるが、8月10日極大に対する前兆終息が認められないため、11月3日± の方が考えやすい。

  • 9月末近くに前兆が終息した場合には今月末(9月29日±)地震発生の可能性が出てくる。10月上旬以降まで前兆が継続した場合には、10月以降に地震発生となる可能性が高くなる。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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2017年9月19日火曜日

謎の大津波と海底地滑り


1512年の永正(えいしょう)津波はこれまで「謎の大津浪」とされていましたが、海底の地滑りが原因で起きた可能性が高いとの研究結果:

Google Map で地滑りの痕跡ではないかと思われる海底地形を見ることができます。記事によると、地滑りの現場は「徳島県南部の宍喰地区(地図、同県海陽町)の24キロ沖」にある「幅約6キロ、高さ約400メートルの崖」とのこと。以下の地図をご覧ください。宍喰からの距離と幅が記事の記載と一致している崖があります。崖の下には崩落した土砂が堆積しているように見えます:

永正の津波については以下を参照してください:

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中国が長白山周辺への立ち入りを制限


中国・吉林省北東部にある長白山自然保護区(Changbaishan National Nature Reserve、地図)の一部地区への一般の立ち入りが禁止されました。当局が9月14日に微博(中国版Twitter)で発表したもので、閉鎖されるのは同保護区のうち長白山南部観光地区(southern tourist zone of Changbai Mountain)です。長白山は中国と北朝鮮の国境にそびえる活火山で、北朝鮮や韓国では白頭山と呼ばれており、北朝鮮の地下核実験場からは約110kmの距離にあります:

微博に発表された当局のメッセージの要旨は以下のとおりです:
旅行者の安全と利便性のために一時的に長白山の南部観光地区を閉鎖しています。当局は当該地区の安全性を徹底的に調べています。閉鎖は、潜在的な危険性がなくなるまで継続します。

上記の記事によると、長白山自然保護区では落石が問題となっていたものの、北部と西部の観光地区への立ち入りは制限されていないとのこと。当局は上記メッセージに対するリプライをブロックしていますが、落石の原因は北朝鮮の核実験が原因だとする憶測が広がっているようです。


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