2017年10月20日金曜日

クジラの群れが座礁 ― 沖縄県石垣市 (続報)


10月19日付「クジラの群れが座礁 ― 沖縄県石垣市」の続報です。

10月20日付で『沖縄タイムス』も報道しています。それによると、10月16日だけでなく翌17日にも、ユメゴンドウとみられるクジラが名蔵湾(地図)に迷い込んだのが確認されたとのこと。クジラは体長約1.5~3mで、重さは最大300kgほど。「ここには釣りでよく来るが、こんなの初めて」:

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山陰の渡り鳥に異変 ― 鳥取県米子市


鳥取県米子市の米子水鳥公園(地図)で渡り鳥の「想定外の異変」が起きています。突然の大群飛来、例年と違う飛来時期、種類の変化、初めて飛来する種など、「異変が起きており、謎が深まっている」。台風の通過などの気象条件や、各地で設置が進んでいるソーラーパネルが影響しているとの指摘があります。「こうした異変は一過性のものなのか、今後も続くのか」:

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小惑星 2017 UU1 が地球と月に接近・通過


10月16日から17日にかけて、小惑星〝2017 UU1〟が月と地球に接近していたことがわかりました。

この小惑星は最接近後の10月18日に発見されたもので、アポロ群に分類され、直径は 11~25m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 UU111~25  (月)10月16日 22:11
(地球)10月17日 08:59
2.21
1.97
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は遅く、秒速5.7km(時速約2万km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2017年10月19日木曜日

「第七の大陸」の証拠は見つかるか (続報)


7月30日付 <「第七の大陸」の証拠は見つかるか」> の続報です。

2ヶ月間の調査で堆積物のコア試料を採取することに成功。「最も重要な発見の1つは、ジーランディアが現在よりはるかに浅い場所に存在した可能性が高いことだ」とのこと。ジーランディアを大陸とみなすべきか否かについては、研究者によって見解が分かれているようです:

上記記事中に「ジーランディアはかつてオーストラリアの一部でしたが、あるとき引きはがされました。その理由はまだ解明されていません」との記述があります。日本列島もかつてはユーラシア大陸の一部であったが、大陸から離れて現在の形になったという考え方があります。また、「現時点で新たにわかったのは、『環太平洋火山帯』の約5000万~4000万年前の活動がジーランディアの深さと火山活動に激的な変化をもたらしたことだ」とも書かれています。日本列島も環太平洋火山帯の一部です。ジーランディアも日本列島も、東から移動してくる太平洋プレートが傍らに沈み込んでいます。なんだかジーランディアと日本列島はよく似ているようです。ただし、一方は大洋の底に沈んでいるのですが、この違いはどこから来ているのでしょうか。

「第七の大陸」と書いてある記事と「第8の大陸」と書いてある記事があって紛らわしいですが、いずれにせよジーランディアについての記事です。


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クジラの群れが座礁 ― 沖縄県石垣市


10月16日、沖縄県石垣市の名蔵湾(地図)で、ユメゴンドウとみられる小型のクジラの群れが座礁しました。湾に迷い込んだのは14頭で、そのうち12頭が座礁しました。「背びれや体にサメによる咬傷がみられたため、沖でサメに襲われた群れがパニックに陥って浅瀬へ迷い込んだと推測」(イルカ&クジラ救援プロジェクト):

今年6月には7頭のユメゴンドウが宮崎県宮崎市の海岸に漂着しています:

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8つの小惑星が地球と月に接近・通過


このところ、地球接近後に発見されたり、接近後何日も経ってから小天体データベースの〝close-approach data〟に記載される小惑星が増えています。それらのうち、9月下旬から今日までの間に、このブログの掲載基準である「地球まで 2LD 以内」に近づいた小惑星が8個ありますので、まとめておきます。これらの小惑星は全てアポロ群に分類され、かなり大きなものも含まれています:

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 SZ324~9  (月)9月20日 20:10
(地球)9月21日 00:49
0.50
0.53
2017 TQ24~8 (地球)9月30日 21:16
 (月)9月30日 23:42
0.27
0.86
2017 TM48~17 (地球)10月7日 01:09
 (月)10月7日 09:43
1.92
1.84
2017 TF531~68 (地球)10月10日 16:40
 (月)10月10日 18:38
0.73
1.34
2017 UF7~16  (月)10月15日 10:12
(地球)10月15日 12:23
1.83
0.99
2017 TH56~14 (地球)10月17日 02:16
 (月)10月17日 11:05
0.26
0.55
2017 TE517~39 (地球)10月17日 20:09
 (月)10月18日 03:58
1.34
1.85
2017 UA6~12 (地球)10月18日 00:16
 (月)10月18日 13:12
1.19
1.67
(1LD=地球から月までの平均距離) 

2017 TF5 の接近時刻には、地球に対して ±20分、月に対して ±19分の誤差が見込まれています。他の小惑星の接近時刻の誤差は ±1分未満です。

接近時の地球との相対速度は 2017 SZ32、2017 TF5、2017 UF が突出して速く、秒速22~23km(時速8万km超)と計算されています。特に TF5 は直径も大きいので、地球に衝突した場合には甚大な被害が予想されます。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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小惑星 2017 TD6 が地球と月に接近


10月20日、小惑星〝2017 TD6〟が地球と月に接近します。

この小惑星は10月11日に発見されたもので、アポロ群に分類され、直径は 10~22m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2017 TD610~22 (地球)10月20日 03:53
 (月)10月20日 16:08
0.50
0.29
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速9.2km(時速約3万3000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2017年10月14日土曜日

霧島山・えびの岳付近でも火山性地震増加


霧島連山では、えびの高原の硫黄山で以前から火山活動が活発化、さらに新燃岳が噴火しているところですが、硫黄山の西南西約2km、新燃岳の北西約6kmのところにある えびの岳(地図)付近でも10月6日、9日、13日に火山性地震が増加しました。「この地震の増加した場所は、2011 年に新燃岳の噴火でマグマを供給したと推定される領域で、今後も注意深く監視を行います」:

上記解説資料の第4ページ図5に震源分布図があります。


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フグの群れが川を遡る ― 福岡県福岡市 (補足)


10月14日付「フグの群れが川を遡る ― 福岡県福岡市」の補足です。

博多湾には北西-南東方向に警固断層帯が走っています(地震調査研究推進本部の説明地図)。同断層帯の北西部は2005年に福岡県西方沖の地震(M7.0)を引きおこしましたが、南東部は「今後30年の間に地震が発生する可能性が、我が国の主な活断層の中では高いグループに属する」とされ、推定規模は M7.2 で、「断層近傍の地表面で、2m程度の左横ずれが生じる可能性」があると考えられています(引用部分は地震調査研究推進本部「警固断層帯」より)。

先月、コノシロの大群が香椎川の河口付近に押し寄せた件と、今月、フグの群れが香椎川を遡った件は次のように考えられないでしょうか ―― 博多湾内部を走る警固断層帯南東部の北端部で何らかの異変が発生 → 湾内の魚は断層からの不快な刺激を避けるために断層から遠ざかろうとする → 断層帯の北側にいる魚にとって逃避方向は北か北東しかない → しかしその方向は、海の中道(地図)にさえぎられている → しかたなく海の中道の南縁に沿って逃避回遊すると香椎川の河口(地図)に行き着く → 河口付近に魚が集中、さらに淡水に耐えられる魚は川を遡る。

つまり、警固断層帯南東部や海の中道で構成される博多湾の地形が、巨大な定置網のように作用して、魚を香椎川の河口付近に追い込んだというわけです。私の思いつきにすぎませんが ・・・


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フグの群れが川を遡る ― 福岡県福岡市


福岡県福岡市東区の住宅地を流れる香椎川を、数十匹のフグの群れが遡りました。体長20cmほどで、クサフグとみられています。目撃されたのは河口から830mほど上流(地図)で、JR鹿児島本線の香椎駅の近く。「30年以上ここに住んでいるけど、フグを見るのは初めてです」(近所に住む女性):

香椎川の河口付近には、先月、コノシロの大群が押し寄せています:

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