2014年8月7日木曜日

口永良部島で噴火 ― 鹿児島県屋久島町 (続報)


8月7日10時00分、口永良部島(地図)に対する噴火警報が切り替えられました。これまでの警報では「火口から概ね2kmの範囲では噴火(大きな噴石)に警戒をしてください」とあるだけでしたが、新しい警報では「火砕流に警戒してください」という文言が加えられています。噴火警戒レベル「3(入山規制)」は継続しています。

8月3日に発生した噴火は水蒸気爆発の類いではなかったようです。噴火警報の本文には次の記述があります:
口永良部島で、3日12時24分に発生した噴火は、火山灰を分析した結果、マグマが直接関与していた可能性があることがわかりました。 今後、マグマが関与した噴火が発生した場合、火砕流が発生する可能性があります。

以下の資料には、噴火後の様子を空撮した写真が添えられています。噴火に伴って発生した火砕サージ(火山ガスと火山灰等との混合物で、火山ガスの比率が高く高速で流下する現象)の痕跡や、火口の縁に新たにできた割れ目などが写っています:

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