8月13日から14日にかけての夜間、山口県下関市で、ヘビが高圧線に接触したことが原因とみられる停電が複数回発生しました。「(中国電力)下関営業所の職員が14日未明、下関市長府松小田中町(地図)にある高さ約10メートルの電線に、体長約1メートルのヘビの死骸がぶら下がっているのを見つけた」:
ヘビは、地震の前に地面から離れたところに移動することがあるようです。参考までに、1923年9月1日の関東大震災(M7.9)の前に目撃されたヘビの異常行動を 『地震の前兆現象 予知のためのデータ・ベース』(力武常次、東京大学出版会、1986) から引用します:
[東京・浅草、震央から72km、地震の1~2ヶ月前] 浅草寺べんてん山の樹木にたくさんのヘビがぶら下がっていた。
[千葉県保田海岸、震央から94km、地震の2日前] 7月より保田海岸に行っておりました。そろそろ東京へ引きあげようという8月30日ヘビが大樹めがけて、ぞろぞろ登ってゆくではありませんか。もともとヘビの多い土地ではありましたが、そんな光景にみんなびっくりしました。
[千葉県館山市腰越、震央から58km、地震の数時間前] 朝ヘビが松の木に上がっており、父が不思議なことがあるものだといっていたことをおぼえております。
[千葉県保田、震央から49km、地震の20~30分前] えもん掛けにかけてありました帯をひっぱったとたん、ぼたんと音がしましたので、アレと思って下の畳を見ましたら、1間(約1.8m)もある程のアオダイショウがソロリ、ソロリ動き出しました。(中略) それから20、30分後にあの地震でした。
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