2018年10月16日火曜日

メルカトル図法によるサイズ・バイアス


グリーンランドやカナダ、ロシアなどが実際よりも大きく描かれていることは、ほとんどの人が意識していると思うのですが、以下の動画を見ると、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドなども大きいという印象を知らず知らずのうちに刷り込まれていたように思います。実際は日本と大差なく、面積の順位ではスウェーデン 58位、日本 62位、フィンランド 65位、ノルウェー 68位です。ただし、ノルウェーは本土のみの順位で、北極圏の島々や南大西洋の島、さらにノルウェーが領有権を主張している南極大陸上の広大なドローニング・モード・ランドと同大陸近傍の島を加えると、順位は8位に浮上します:



ユウレイイカ浮上 ― 静岡県西伊豆町


10月6日午前、静岡県西伊豆町田子の田子漁港(地図)に深海性のユウレイイカが現れました。足を含めた体長約80cm。「見たことがないイカが船着き場にいる」、「ユウレイイカはしばらくすると海中に姿を消した」:

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小惑星 2018 TV5 が地球と月に接近


小惑星〝2018 TV5〟が10月6日に地球と月に接近していたことがわかりました。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 3~8m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは10月4日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 TV43~8 (地球)10月6日 14:24
 (月)10月6日 19:58
0.27
0.29
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速15.3km(時速約5万5000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-20)


現地時間10月15日午後2時12分(日本時間16日午前5時12分)ごろから、スティームボート間欠泉(地図)の熱水噴出が始まりました。3月に噴出が再開してから23回目です。今回は約4分間噴出したあと勢いが弱まりましたが、2時36分ごろから本格的な噴出となり、約26分間にわたって噴出が続きました。熱水に混じってたくさんの大きな岩も吹き上げられ、一部は高さ340フィート(=104m)に達したとのことです:

日付(現地時間) 間隔(日)
1 3月15日 1289
2 4月19日 35
3 4月27日 8
4 5月4日 7
5 5月13日 9
6 5月19日 6
7 5月27日 8
8 6月4日 8
9 6月11日 7
10 6月15日 4
11 7月6日 21
12 7月20日 14
13 8月4日 15
14 8月22日 18
15 8月27日 5
16 9月1日 5
17 9月7日 6
18 9月12日 5
19 9月17日 5
20 9月24日 7
21 9月30日 6
22 10月8日 8
23 10月15日 7


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2018年10月15日月曜日

東京湾にクジラ (続報-10)


これまで目撃されていたクジラと同一個体でしょうか。10月15日午前11時、千葉市役所近くの港湾(人工の入り江)の中で目撃されています(地図):

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近畿圏中心領域大型地震 (続報-192)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 10月12日15:00 付けで更新情報を出しています ―― 前兆が継続、最も早い場合は 12月10日±3日 に対応地震発生の可能性:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期前兆が完全に終息するまで確定できない。
最も早い場合は 12月10日±3日 に発生の可能性(今後の前兆の出現状況によって修正する可能性あり)。
推定時刻 午前9時±1時間 または 午後6時±3時間
推定震央領域 続報 No.250」所載の地図参照
太線内は可能性が高い領域、斜線部分は火山近傍前兆が出現していることを加味した場合(火山から約40km以内)、点線内は前兆に影響を与えているFM放送局を誤認している場合も含めた大枠推定領域。
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の浅い陸域地殻内地震(火山に近い地域の可能性がある)


▼ 静穏期がないまま、地震発生に至る可能性の説明
  • 今回の更新情報は2ページ分あります。そのうち、最初のページ(No.249)全てと、2ページ目(N0.250)の3分の1ほどを使って、静穏期がないまま(=前兆が完全終息しないまま)地震発生に至る場合があることが説明されています。

  • 規模が大きく余震が多数発生する地震では、余震の前兆が本震の静穏期に混入するため、前兆終息や静穏期が確認できないまま地震発生に至る可能性があることを、3つの事例をあげて説明しています:

    • 1995年1月17日 兵庫県南部地震 M7.3
    • 2018年9月6日 北海道胆振東部地震 M6.7
    • 2008年6月14日 岩手・宮城内陸地震 M7.2 (この地震の前兆は3年3ヶ月継続。串田氏の23年間の観測では、No.1778長期継続前兆についで前兆期間が長い)

  • 規模が大きく震源が浅い地殻内地震は余震が非常に多く発生するためか、前兆の終息や静穏期を確認できない場合が多い。No.1778 長期継続前兆も震源が浅いと推定されるので、前兆の完全終息が確認できない可能性が十分にある。

  • 前兆終息を確認できれば、確実に地震発生時期を推定できるが、そうでない場合は、[前兆初現]と[前兆極大]の関係から発生時期を推定することになる。


▼ 現状
  • 八ヶ岳の3観測装置(CH17、CH20、CH21)に特異前兆が継続出現している。

▼ 考察
  • 上述のように、規模が大きく震源が浅い地殻内地震では余震が極めて多いことから、明確な前兆終息・静穏期が認められない可能性が高い。前兆終息を待っているうちに対応地震が発生してしまう可能性がある → 前兆初現~前兆極大の関係から発生時期を推定する必要がある。

  • 直近までの前兆出現状況を見直し、同じ地震発生時期が算出されるケースを集めると、12月10日±3日 の可能性が考えられる。少なくとも11月中の発生はない。

  • 今後の観測でいくつかの前兆極大に対して一部でも前兆終息が認められるような変化があった場合、あるいは別の発生時期が推定されるような前兆の変化があったなどの場合には、続報で報告する。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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小惑星 2018 TY4 が月と地球に接近


10月10日に発見された小惑星〝2018 TY4〟が、発見前の10月8日に月と地球に接近していたことがわかりました。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 7~15m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 TY47~15  (月)10月8日 03:44
(地球)10月8日 07:37
2.23
1.50
(1LD=地球から月までの平均距離) 

最接近時の地球との相対速度は秒速11.1km(時速約4万km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2018年10月14日日曜日

宏観異常情報の収集開始 ― 高知県 (続報-33)


高知県庁のウェブサイトに掲載されている宏観異常現象の報告受付件数のが、10月12日付で更新されています。6月に「動物の異常行動」の報告が1件あった後、7月と8月はすべての項目が0件という状況でしたが、9月分では「その他」の欄に1件の報告が記載されています:
「ドーン!」という大きな音と小さな揺れを感じた。

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2018年10月11日木曜日

間欠泉の移動で非常事態宣言 ― 米国カリフォルニア州


米国カリフォルニア州南部インペリアル郡のナイランド(Niland、地図)郊外にある「間欠泉」が移動し始め、鉄道や州道、パイプラインに近づいたために、郡が非常事態を宣言しました。問題の「間欠泉」は、直近では西に60フィート(18m)移動したとのこと:

ナイランドはソルトン湖の東にあり、サンアンドレアス断層系沿いの街です。上の記事では「geyser(間欠泉)」という言葉を使っていますが、ソルトン湖の東岸には泥火山や坊主地獄が分布しているとのことなので、それらを指しているのかも知れません。

富士山に2回の未知の噴火があった


産業技術総合研究所の発表です。富士五湖の一つ、本栖湖(地図)の湖底から採取したコア試料を分析したところ、「岩石学的特徴からは富士山起源であると判断されるものの、富士山の既知のどの噴火にも対応しない火山灰層が2枚見つかり」、富士山の西側で2500年前ごろに約20年間隔で2回の未知の噴火が起きていたことがわかった、とのことです:

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サケガシラ漂着 ― 熊本県天草市


10月9日、熊本県天草市の魚貫崎海水浴場(地図)に、体長1.83m のサケガシラが打ち上げられているのが見つかりました。「見つけた時にはまだ動いていた」、「県内で見つかるのは珍しい」:

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2018年10月10日水曜日

小惑星 2018 TD3 が月と地球に接近


10月6日に発見された小惑星〝2018 TD3〟が、発見前の10月4日に月と地球に接近していたことがわかりました。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 10~22m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 TD310~22  (月)10月4日 13:53
(地球)10月4日 16:42
2.34
1.88
(1LD=地球から月までの平均距離) 

最接近時の地球との相対速度は秒速14.3km(時速約5万2000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2018年10月9日火曜日

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-19)


現地時間10月8日午前10時25分(日本時間9日午前1時25分)ごろにスティームボート間欠泉(地図)から熱水が噴出しました。3月に噴出が再開してから22回目です。今回の噴出では泥が混じることはなかったものの、若干の岩石が熱水に混じって噴出したようです:

日付(現地時間) 間隔(日)
1 3月15日 1289
2 4月19日 35
3 4月27日 8
4 5月4日 7
5 5月13日 9
6 5月19日 6
7 5月27日 8
8 6月4日 8
9 6月11日 7
10 6月15日 4
11 7月6日 21
12 7月20日 14
13 8月4日 15
14 8月22日 18
15 8月27日 5
16 9月1日 5
17 9月7日 6
18 9月12日 5
19 9月17日 5
20 9月24日 7
21 9月30日 6
22 10月8日 8


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小惑星 2018 TG2 が地球と月に接近


小惑星〝2018 TG2〟が10月8日から9日にかけて地球と月に接近しました。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 4~8m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは10月6日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 TG24~8 (地球)10月8日 19:34
 (月)10月9日 08:40
1.27
1.40
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速7.6km(時速約2万7000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2018年10月8日月曜日

モウソウチクが開花 ― 高知県土佐市


高知県土佐市西鴨地(地図)の国道沿いで、モウソウチク約330本が花を付けていたことがわかりました。「竹林でこれだけ咲いているのは初めてで驚いた」(竹材店社長)、「モウソウチクがこれだけの本数で開花しているのは珍しく、初めての経験で勉強になる」(京都大大学院博士課程研究者):

Wikipedia には「(モウソウチクは)67年に1度花が咲くとされるが、このことを証明する記録はわずか2回しか記されていない」との記述があります。


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小惑星 2018 TZ が月と地球に接近


10月6日に発見された小惑星〝2018 TZ〟が、発見前の10月5日に月と地球に接近していたことがわかりました。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 12~26m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 TZ12~26  (月)10月5日 20:33
(地球)10月5日 23:33
2.20
1.66
(1LD=地球から月までの平均距離) 

最接近時の地球との相対速度は秒速13.0km(時速約4万7000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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小惑星 2018 TE2 が地球と月に接近


小惑星〝2018 TE2〟が10月8日から9日にかけて地球と月に接近します。

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 6~13m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは10月6日です。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 TE26~13 (地球)10月8日 19:36
 (月)10月9日 02:47
1.27
1.18
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速13.5km(時速約4万9000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2018年10月7日日曜日

小惑星 2018 TV が地球と月に接近


小惑星〝2018 TV〟が10月8日に地球と月に接近します。

(Credit: NASA/JPL)
この小惑星はアポロ群に分類され、直径は 5~11m と推定されています。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が発見されたのは10月5日です。

図は、北極星の方向から見た最接近時の位置関係を示しています。小惑星と地球は図の下から上へ移動、月は反時計回り。小惑星は地球の公転面より北側(手前側)を通過していきます。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 TV5~11 (地球)10月8日 05:05
 (月)10月8日 14:14
0.74
1.05
(1LD=地球から月までの平均距離) 

この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速8.5km(時速約3万1000km)と計算されています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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インドネシア・スラウェシ島 M7.5 (続報-4)


スラウェシ島の地震で多くの死者を出した津波について、パル湾の海面下で地滑りが何か所も発生したことが原因とする推定が示されています。現地調査をおこなった東北大学の今村文彦教授(津波工学)に『朝日新聞』が取材した記事です:

以下に記事をまとめます:
  • パル市の海岸では、津波による損壊がひどい場所とそうでない場所が約100~200mの間隔で存在; 一般的な津波による被害とは様相が異なる。

  • 左横ずれ断層がパル湾に沿って延びている。パル市周辺でのずれは約5m。同市では地滑りが相次いで発生した。

  • パル湾の海面下の斜面や沿岸部でも地滑りが何か所も発生、大量の土砂が海底に流れ落ち、付近の海面が大きく変動したことによって津波が発生した。

続報-3」で紹介した動画で、パル湾の海面に何か所か白波ないしは白い泡の集合しているような箇所がありましたが、上の推定と符合します。

続報」では、パル市の海岸で泳いでいた人による証言「(揺れの直後に)波が200メートルほど海岸から引いたのを見て、津波が来ると直感した。(中略)最初の波は道路が浸水する程度だったが、次は大波だった」を『朝日新聞』から引用して紹介しましたが、以下の『時事通信社』の記事には、同じパル市の海岸にいた人の「引き潮はなかった(そのため津波が来るとは思わず、多くの人が津波にのまれた)」とする証言が載っています:

以下のツイートにはパル市(地図)の港湾地区 Pantoloan(地図)に設置されていた潮位計の記録が載っています。(1)と(2)では最初に潮位の低下が見られますが、(3)ではいきなり潮位が上昇しています:
  1. Muh Ma'rufin Sudibyo(Tidal station operated by Agency of Geospatial Information, Indonesia)
  2. Muh Ma'rufin Sudibyo (Source: @widjokongko ,tsunami scientist from Agency for the Assessment & Application of Technology (BPPT), data from BIG)
  3. Copernicus EMS (Source: BIG Measurement)

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髑髏形小惑星が再び地球に接近?


3年前のハロウィーンに地球に接近した髑髏形小惑星〝2015 TB145〟(画像)が再び地球に接近する、と欧米でしきりに報道されています。特に、大衆紙とかタブロイド紙と呼ばれるジャンルのメディアは〝Skull Asteroid TB145 WARNING: 'Death Comet' barrelling towards Earth on HALLOWEEN〟(Sunday Express 紙)などとセンセーショナルに伝えています。以下は冷静な記事の例です:

今回の「接近」の実態はどうかというと、地球から約 4000万km(地球から月までの距離の104倍)も離れたところを通過するので、もはや「接近」とは言いづらい状況です。

北極星の方向からみた最接近時の位置関係。
地球と金星は下から上へ、TB145は右から左へ移動。
TB145の軌道の灰色は地球の公転面より下(南)、白色は上(北)。
(Credit: NASA/JPL)

この小惑星はアポロ群に分類され、直径は約 600m と推定されています。もともとは彗星であったものが、太陽への接近を繰り返すうちに表面にある氷などの揮発性物質が失われて、尾を引くなどの彗星としての活動が止まってしまった天体だと考えられています。

以下は NASA/JPL の最新の予報です:

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2015 TB145600 (地球)11月11日 14:09 103.97
(1LD=地球から月までの平均距離) 

接近時の地球との相対速度は非常に速く、秒速28.1km(時速約10万1000km)と計算されています。


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2018年10月6日土曜日

パリーアーク出現 ― 北海道帯広市、足寄町など


10月5日、北海道の上空に、日暈、幻日、幻日環、タンジェントアーク、環天頂アーク、さらに非常に珍しいパリーアークなどが現れました:

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命中!


問題のシーンは59秒目から。鳥にとってはまさに「死球」でした:

胆振東部地震の総合調査に特別研究促進費


9月6日に発生した北海道胆振東部地震を総合的に調査するために、北海道大学を中心とした研究チームに 3190万円が特別研究促進費として支出されることになりました。特別研究促進費(Grant-in-Aid for Special Purposes)とは「緊急かつ重要な研究」に交付される科研費の一種だそうです:

『研究計画の概要』には多岐にわたる調査内容が書かれており、50人を超える研究者が参加することになっています。3190万円でこれらすべてをまかなえるのでしょうか。

調査項目の一つとして「地殻流体と地震発生の関連を検討する地球化学的調査」が含まれています。もしかしてアレとの関連を調べるのでしょうか。距離が離れすぎているとは思うのですが(深さを考慮した直線距離で約47km)。


2018年10月5日金曜日

クジラ漂着、救助 ― 宮崎県宮崎市


10月5日朝、宮崎県宮崎市青島(地図)の海岸に、体長約 5m のクジラが漂着しているのが見つかりました。ヒゲクジラの子どもとみられています。発見から約6時間後に、無事に海にもどされました。「生きたヒゲクジラが漂着するのはとても珍しい」、「台風が原因かは分からない。個体が体調を崩したことで沿岸に近づいてしまった可能性がある」:

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2つの小惑星が月と地球に接近


2つの小惑星が月と地球のそばを通過して行ったことがわかりました。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2018 SN3
アポロ群
3~6  (月)9月15日 22:49
(地球)9月16日 05:23
0.89
0.51
2018 TC
アポロ群
12~27 (地球)10月1日 05:01
 (月)10月1日 14:13
0.79
1.21
(1LD=地球から月までの平均距離) 

直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。SN3 は9月18日、TC は10月2日に発見されました。

SN3 の接近時刻には、月に対して ±11分、地球に対して ±4分の誤差が見込まれています。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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2018年10月4日木曜日

インドネシア・スラウェシ島 M7.5 (続報-3)


地震のさなかにパル(Palu、地図)の空港を離陸した飛行機から撮影したパル湾の動画です。湾内に "weird wave formations"(複数の奇妙な波の形成)が見えると書かれています。海面上に白波か白い泡の塊のように見えるところが何か所かあります。画面右が北で湾の出口、画面奥が西になります:

パル湾の西岸の海面下には海岸に平行して走る左横ずれ断層があり、今回の地震でも大きく動いたと考えられています。上の動画で "weird wave formations" が現れたところの直下です(拡大地図):


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インドネシア・スラウェシ島 M7.5 (続報-2)


被災地の様子を写した写真集です:

2つめの写真集の13枚目に注目してください。液状化によって大規模な地滑りが発生しています:

地滑りに流されて行きながら撮影したと思われる動画です。ゴーという地響きやバキバキと物の折れるような音がしています。鉄塔が倒れずに水平に移動していく様子が不気味です:

以下も液状化による地滑りの動画です:

以下は日本のニュースではあまり使われていない津波の動画です。撮影者自身かカメラのそばにいる男性の声が大きく入っています。聞き取れるのは「ツナミ」という単語だけですが、言わんとしていることはよくわかります。最後には泣き声になっています:

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2018年10月3日水曜日

インドネシア・スラウェシ島 M7.5 (続報)


9月30日付「インドネシア・スラウェシ島 M7.5」の続報です。

陸域の横ずれ断層によって起きた地震にもかかわらず大きな津波(波高18フィート=約5.5m)が押し寄せたことに、専門家も驚いているようです:

上の記事では、津波が大きくなった要因として、まず第一に、津波被災地のパル(Palu)やドンガラ(Donggala)が面しているパル湾(Palu Bay)の細長い形状があげられています(震央・津波被災地の詳細地図を参照してください)。

さらに横ずれ断層によって津波が発生する理由について、複数の仮説が提示されています。どれが今回の地震に当てはまるのか、あるいは全く別の理由があるのかは、現地調査の結果を待つしかありません:
  1. 水平断層の運動ではあっても垂直方向の動きがないわけではない。この動きが海水を動かした(さらに湾の細長い地形がそれを増幅した)。

  2. 今回の地震で破壊された断層の長さは約70マイル(約110km)に及ぶ。海底の高まりや凹みを断層が横切っていると、断層の運動によってそのような高まりや凹みが海水を押し、海面が盛り上がる(反対側では海面が下がる)。

  3. 地震による激しい揺れによって海底で地滑りが起き、それが海面の変動をもたらした。海底地滑りが津波を起こすことは珍しいことではない。1964年のアラスカ地震(M9.2)でも起きている。

海外の専門家のツイートやブログなどを見ていると、海底の地滑りが津波を起こしたとする見方が多いようです。

今朝の『朝日新聞』に被災地パルの住民の証言が掲載されています。「海で泳いでいた9月28日夕に大きな揺れを感じた。直後、波が200メートルほど海岸から引いたのを見て、津波が来ると直感した。(中略)最初の波は道路が浸水する程度だったが、次は大波だった。」

海外の報道では、地震から約30分後に津波警報が解除された後にも大きな津波があった、とも伝えられています。


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イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-18)


現地時間9月30日にスティームボート間欠泉(地図)から熱水が噴出しました。3月に噴出が再開してから21回目の噴出です。ここのところ、5~6日前後の間隔での噴出が続いています。今回の噴出では泥水や岩石などが混じることはなく、きれいな水蒸気や熱水が途中で休止することなく約1時間30分にわたって継続的に噴出したとのことです:

日付(現地時間) 間隔(日)
1 3月15日 1289
2 4月19日 35
3 4月27日 8
4 5月4日 7
5 5月13日 9
6 5月19日 6
7 5月27日 8
8 6月4日 8
9 6月11日 7
10 6月15日 4
11 7月6日 21
12 7月20日 14
13 8月4日 15
14 8月22日 18
15 8月27日 5
16 9月1日 5
17 9月7日 6
18 9月12日 5
19 9月17日 5
20 9月24日 7
21 9月30日 6


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