8月20日、沖縄県の多良間島(地図)の海岸に、重さ 10.3kg、大きさ 50×32×15cm の軽石が漂着しているのが見つかりました。「最近では聞いたことのない大きさで、珍しい。1924年に西表海底火山が噴火し、大量の軽石が海中から湧き出た。距離的にも近いので関連が気になる」(琉球大学・加藤祐三名誉教授):
- 軽石!?海に浮く10キロの石 多良間島 (写真あり)
写真で見る限り、軽石には海藻や貝が付着しておらず、比較的新しいもののように見えますが、どうでしょうか。あるいは、古い軽石だけれども柔らかい材質なので、波にもまれているうちに付着生物もろとも表面が削れてしまったのでしょうか:
- 軽石に付着して生長したサンゴ (写真あり)
- 軽石に付着して生長した貝 (写真あり)
- 海中に垂下した軽石上の付着生物 (写真あり、PDF形式)
沖縄気象台の管内には硫黄鳥島と西表島北北東海底火山がありますが、いずれも「火山活動に特段の変化はなく、静穏に経過しており、噴火の兆候は認められません」という状況です:
- 管内月間火山概況(平成26年7月) (PDF形式)
今年5月には、以下のような報道がありました:
- 爆発音とキノコ雲 ― 沖縄県久米島町の北方沖 (14年5月22日)