2016年7月28日木曜日

ハスが壊滅状態 ― 滋賀県、岐阜県 (続報)


7月27日、琵琶湖・烏丸半島(滋賀県草津市、地図)のハス群生地で原因の調査がおこなわれました。カメや渡り鳥のオオバンによる食害の可能性は薄らぎました。「地下茎はほとんどが腐食していた」、「食害や病気の可能性は低い」、「食害とは言いづらい。土中の環境が悪化したのが原因として考えられ(略)」、「何かに食べられた跡が見当たらず(中略)食害が主因とは考えにくい。なぜ、これほど急速に衰退してしまったのか?謎が深まった」:

ハスの異変は、今年急に起こったのではないようです。以下は、去年の報道です。この時は日照時間不足が原因と推定されています。「20年以上、ハス群生地を観察し続けているが、花がこんなに少ないのは初めて。開花前の日照時間が短かったため、生育が悪かったのではないか」:

数年前に琵琶湖で湖底堆積物の吹き上げ現象が見つかったのは高島市(地図)沖で、ハスの群生地がある烏丸半島とはかなり離れています:

関連記事