2016年7月28日木曜日
首都圏直下地震の警告
このところ関東地方がよく揺れています。昨日の深夜にも、日付が変わる直前に茨城県北部を震源とする最大震度5弱の地震が発生しました。気象庁は東北地方太平洋沖地震の余震であるとしています:
もうじき大きいのが来るのではないかという不安が高まるのは無理からぬところで、雑誌などはここぞとばかりに首都圏直下地震を警告する(不安を煽る)記事を掲載しています。そんな記事を集めてみました。
「地震と気温に何か関係があるのかとも考えたくなるが、『地震学では気温との関係は否定されている』」:
「筑波山の下で地震活動が活発になっていて、それを『地震の巣』と呼ぶこともあります」:
「地震発生のメカニズムは『プレートの移動』ではなく『熱エネルギーの伝達』である」、「2017年から2018年にかけて、伊豆・相模地域で大規模な直下型地震が発生する」、「口惜しがる気象台 大地震を予知して準備中にこの災厄」:
「南関東周辺を“震度5以上の地震の可能性が極めて高く緊急性がある”エリアとし、警戒を広く呼び掛けている」、「房総半島沖は相対的に地震活動が低下(静穏化)するという異常な状況が続いていたが、ここに来てそれが収束しつつある (中略) 異常が終わる時こそ、大きな地震が発生する可能性が高く、危険なタイミング」:
「茨城県南部と千葉県北部が近接する筑波山付近は、ここ数年、地震活動が活発になっています」、「江戸時代まで、首都圏では震度6~7級の地震が4年間に1度のペースで起きていたという記録があります。ところが、1923年の関東大震災を機に巨大地震がピタリとなくなり ・・・」:
「これだけ多くの研究者たちが揃って同じ地域の地震を予測しているのだから、信ぴょう性は高いといえるかもしれない」:
「気象庁等のデータを見れば、全国の“半島”が揺れている」、「(熊本地震の前後から伊豆半島や犬吠埼に加えて)室戸岬、紀伊半島、薩摩半島、大隅半島の活動が活発化しています」:
「気をつけてほしいのは、沖縄や小笠原諸島などの南方沖と、岩手県などの太平洋沖」、「ここ1週間のうちに関東周辺で大きな地震が起こる可能性は低いが、その先は、いつ起こってもおかしくない状態」:
去年3月にも以下の様な記事がありました。地震が多いのは「最近」だけの傾向ではないようです: