2012年9月10日月曜日

小惑星〝2012 QG42〟が地球接近


8月26日に発見され〝Potentially Hazardous Asteroid〟(将来地球に衝突する危険性のある小惑星)に分類された小惑星〝2012 QG42〟が、日本時間9月14日14時13分に地球に285万kmまで接近します。これは、地球から月までの平均距離の約7.4倍に相当する距離です。〝2012 QG42〟は直径200~500mと推定されており、「フットボール競技場なみの大きさ」と表現されています:

関連記事

2012年9月9日日曜日

ボイジャー探査機 打ち上げから35周年


順序が逆ですが、ボイジャー2号は1977年8月20日、1号は同年9月5日に打ち上げられました。それから35年、両探査機とも太陽圏の最外層(太陽圏から恒星間空間に移行する遷移領域、)を飛行中で、今なお観測データを送ってきています。地球からの距離は、1号は182億km、2号は148億kmに達しています。地球に電波が届くのに、前者からは約17時間、後者からは約14時間かかります。最新の距離は以下のページで時々刻々更新されています:

ボイジャー探査機は木星、土星、海王星などの外惑星やそれらの衛星の神秘的で美しい写真を多数送信してきましたが、印象的な地球の写真も送ってきています。故カール・セーガン博士の著書でも有名になった「ペール・ブルー・ドット」(淡い青色の点)の写真です。セーガン博士の提案にNASAが応じて、ボイジャー1号を太陽の方向に振り返らせて撮影したものです。斜めに走る光の帯の中に見える白っぽい小さな点が地球です。光の帯は、あまりにも太陽に近いところを撮影したために生じた散乱光です。撮影した時、ボイジャー1号は地球から60億km離れていました。セーガン博士は次のように語っています ―― 「人類のすべての歴史はこのちっぽけなピクセルの上でおきたのだ。これが、われわれの唯一のふるさとなのだ」:

ご存じの方も多いと思いますが、ボイジャー1号と2号には、遠い将来、太陽系外の知的生命体に発見された場合に備えて、地球や人類についての情報を載せた金色のレコード盤(銅製の円盤に金メッキを施したもの)が取り付けられていました(写真写真)。以下は、その詳細画像や55の言語で吹き込まれた挨拶の言葉です。日本語も入っています:

環境や進化の過程が異なり、思考過程もまったく異質で共通の知識基盤がほとんどない地球外生命体に、地球人が使っている数字や時間・重さ・距離の単位を説明し、レコード盤の情報を解読してもらうための情報も描き込まれています:

解読を困難にするための「暗号」に対して、上の例のように、だれにでも、あるいは「何」にでもわかってもらえるように情報を記録する方法を「逆暗号」というのだそうです。1974年に地球から2万5000光年の離れたヘルクレス座の球状星団 M13 に向けて送信されたアレシボ・メッセージもその例です。

話が少し飛躍します。原子炉から出る使用済み核燃料などの放射性廃棄物を数万年から十数万年にわたって埋設保管する施設では、危険な放射性物質を未来の人類(言語は数千年で大きく変化します、また、原子力に関する技術や知識を失っているかも知れません)、あるいは人類絶滅後に繁栄する別の生物が誤って掘り出してしまわないようにする必要があります。言語や、場合によっては思考過程も今とは異なる人や別の生き物に、埋設物の危険性をどうやって伝えるかという議論でも逆暗号という考え方が登場します。

以下は、レコード盤に記載されている太陽系の位置を知らせる情報です。パルサーの位置を基準にして太陽の位置を示し、さらに太陽の分光パターンも示されています。進歩した異星人なら、比較的容易に太陽や地球の位置を割り出せるのではないでしょうか。ボイジャーが侵略的なエーリアンに拾われないように願いたいものです:

関連記事

2012年9月8日土曜日

悪魔と髑髏


いずれもパレイドリアの例ですが ・・・

▼悪魔

▼髑髏

関連記事

2012年9月7日金曜日

南極大陸にピラミッド !?


探検家のチームが、南極大陸で少なくとも3つのピラミッドを発見したという「ニュース」です。

以下は、記事の一部をテキトー訳したものです:
驚くべきことだが、ある研究者のチームが、氷に覆われた南極大陸で数個の古代のピラミッドの証拠を発見したと主張している。 
これまでのところ、同チームはその発見についてあまり多くの情報を発表していないが、最近、数枚の写真がインターネット上にリークされている。それらの写真に写っているものが本当に人工的なピラミッドなのか、あるいは単なる岩山の頂上部なのかの判断は読者にゆだねたい。しかし、私の考えでは、それらの写真に写っているものは興味深く、明らかにさらなる調査が必要なものである。 
これらの写真以外には、同チームは発見について固く沈黙を守っている。これらのピラミッドについてさらなる調査がおこなわれるまではこのままだろう。しかしながら、私は同チームのメンバーの友人から、わずかではあるが情報を得ることができた。同チームは米国やヨーロッパ出身の8人のメンバーで構成されている。2つのピラミッドは海岸からおおよそ10マイル(約16km)の地点にあり、3番目のピラミッドは海岸に非常に近いところにある。現在、同チームはピラミッドの少なくとも一つに実際に到達し、それが人工のものか、自然の造形かを究明する遠征を計画している。遠征の時期は明らかになっていない。

非常に疑わしい「記事」です。ピラミッドを発見したというチームの所属(大学、研究機関)や発見の時期についても明らかにされていません。また、掲載されている写真が、実際にこのチームが撮影したものかも確認できません。数枚の写真をもとに捏造された物語ではないでしょうか。写真に写っている「ピラミッド」も、たまたまピラミッドのような形をした自然の山の頂上部や氷と考えたほうが自然です。特に後者の場合、「ピラミッド」は海に流れ出しつつある氷床に取り囲まれており、すでに海の上にせり出している可能性もあります。岩石を積み上げてできたピラミッドがそのような状況で安定していられるでしょうか。そもそも古代に築造されたピラミッドが、長期間の氷床による浸食に耐えて形状を保っているとも考えられません。


関連記事

ツチクジラ漂着 ― 徳島県鳴門市


9月5日、徳島県鳴門市の海岸(地図)に、体長4mのツチクジラが漂着しているのが見つかりました。すでに死亡していました。生まれたばかりの子どもとみられ、群れからはぐれて海岸に迷い込んだ可能性があるとのことです:

関連記事

震災で富士山マグマ溜まりに圧力


昨年の東日本大震災とその4日後に静岡県東部で起きたM6.4の地震によって、富士山のマグマだまりに噴火を誘発しかねないほどの大きな圧力がかかったことが、防災科学技術研究所などのチームの研究でわかったとのことです。「富士山の直近の噴火である1707年の宝永噴火で直前の宝永地震により富士山に加わった力より、今回の力は強く、チームは『地震から数年たってから噴火する可能性もあり警戒が必要』としている」:

関連記事

2012年9月3日月曜日

強震モニタと緊急地震速報が合体


防災科学技術研究所が、〈強震観測網で観測される日本列島の「今」の揺れを配信する強震モニタに、緊急地震速報による予測情報を重ねて表示する、新しい強震モニタの試用版〉 を開発し、実験への参加者を9月3日から募集しています(参加費無料):

富士山噴火 Xデーの予兆?


毎年9月1日の「防災の日」の前後に増える便乗煽り記事だとは思いますが ・・・ 「移住して11年になりますが、最近はおかしさを感じることが多い。ここ2か月、写真撮影のため頻繁に樹海に入っていますが、同じ猛暑の昨年や一昨年と比べても、体感気温が高い。富士には約150の洞窟がありますが、その多くで氷が溶けています。生態系にも異常があり、これまで頻繁に見られたオシドリやカメムシが極端に減っています」、「スズメバチも少なくなりました。また東日本大震災の4日後に起きたM6.4地震の影響で富士山の山体が緩んだのか、時折山崩れが起きています。27年こちらにいるけど、どちらも初めての経験です」:

関連記事

2012年9月1日土曜日

プロ野球で超常現象 !?


8月26日に横浜球場でおこなわれた読売ジャイアンツと横浜ベイスターズの試合で、ジャイアンツの阿部選手の打球が空中で突然軌道を変えてホームランになるという不思議な現象がおきました:

以下の動画は、問題の打球を捉えたテレビの映像です。空中にある見えない物体に当たったかのように打球がコースを変えて観客席に飛び込んでいます:

【追記 2019年7月22日】 現在、上のリンクは2つとも見られないので、代わりに以下の YouTube 動画の方をご覧ください:

キュリオシティの火星降下


日本時間8月6日(月)、アメリカの火星探査車〝キュリオシティ〟(好奇心)が8ヶ月半の飛行を終えて火星に無事着陸しました。パラシュートとスカイクレーンのロケット噴射で減速しながら降下し着陸したのですが、この時、キュリオシティの前端部左側の底面に真下に向けて取り付けられたMARDI(Mars Descent Imager: 火星降下撮像装置)が、徐々に迫ってくる火星の表面やロケット噴射で砂塵が巻き上げられる様子を撮影していました。このMARDIの撮影した画像をつないだ動画が公開されています。MARDIは 1600×1200 の解像度で、最大で毎秒5フレームの画像を撮影する機能があります。

▼MARDIは、大気圏突入時の高熱からキュリオシティを守るヒートシールド(熱遮蔽板)が分離された瞬間から撮影を始めています。25秒目付近で視野が大きく左上方に振れます。これは、パラシュートが切り離されたためではないかと思います。42秒目からは、分離されたヒートシールドが落下する様子です。最終的には火星表面に激突し、大きな砂埃が舞い上がります:

▼落下していくヒートシールドが常に画面の中央に来るように編集した動画です:

▼MARDIは最大でも毎秒5フレームの画像しか撮影できません。それらのフレームをつないで動画にした場合、画面の動きが滑らかさに欠け、ぎくしゃくとしたものになってしまいます。それを避けるために、コンピューター処理によってフレームとフレームの間に補間する画像を挿入して、自然な動きにしたのが以下の動画です。全画面表示にして見ることをお勧めします。自分がキュリオシティに搭乗して火星表面に下りていくような感覚が味わえます。ヒートシールドが分離された後、パラシュートにつり下げられてゆらゆら揺れながら降下して行くのですが、1分18秒目でパラシュートが切り離され大きな揺れがあります。一瞬の自由落下の後、スカイクレーンの逆噴射ロケットによって揺れが収まり、安定した状態で降下が続きます。着地の後、画面右下に現れる黒いものは車輪と思われます:

キュリオシティが火星表面に降下するプロセスについては、このブログの8月4日付「〝恐怖の7分間〟迫る (その1)」と同5日付「〝恐怖の7分間〟迫る (その2)」を参照してください。また、以下は降下プロセスを一枚の絵にまとめたものです:

関連記事