2026年4月19日日曜日

小惑星 2026 HJ が地球と月に接近中

 
4月20日、小惑星〝2026 HJ〟が地球と月の近くを通過します。この小惑星が将来地球に衝突する確率は 0.0036%(2万8000分の1)とされています。
 
2026 HJ (2026年4月18日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)4月20日 04:13
 (月)4月20日 13:48
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.30 LD
(月)1.00 LD
推定直径
2 ~ 5 m
対地球相対速度
6.5 km/s ≅ 2万3000 km/h
初観測から地球接近まで3 日
次の地球接近2027年10月10日
公転周期450 日 ≅ 1.23 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2つの小惑星が地球と月に接近・通過

 
2つの非常に低速な小惑星が地球と月の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 4月18日付のデータベース更新によって明らかになりました。このうち、"2026 HU" が将来地球に衝突する確率は 0.0079%(1万3000分の1)とされています。
 
2026 HU (2026年4月18日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)4月15日 06:12
 (月)4月15日 10:45
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.74 LD
(月)1.68 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
4.4 km/s ≅ 1万6000 km/h
初観測から地球接近まで−2 日
次の地球接近2063年5月7日ごろ
公転周期565 日 ≅ 1.55 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
2026 HQ (2026年4月18日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)4月18日 21:49
 (月)4月19日 06:15
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.43 LD
(月)1.29 LD
推定直径
2 ~ 4 m
対地球相対速度
3.7 km/s ≅ 1万3000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2043年4月9日ごろ
公転周期447 日 ≅ 1.22 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2026年4月18日土曜日

長野県北部で M5.0、震度 5強


4月18日13時20分、長野県北部を震源として M5.0、震源の深さ 8km、最大震度 5強の地震が発生しました。以上は気象庁の暫定値ですが、防災科学技術研究所は Mw4.9、深さ 7km としています。
 
興味深いのは、気象庁は「北西―南東方向に圧力軸を持つ逆断層型」としているのに対して、防災科学技術研究所が掲げているメカニズム解は横ずれ断層型のように見える点です。気象庁の方が使用した観測点数が多いようですが。 

気象庁「令和8年4月18日13時20分頃の長野県北部の地震について」より


防災科学技術研究所「AQUAシステム メカニズム解カタログ」より


今回の地震は糸魚川-静岡構造線断層帯の北部区間(小谷-明科)で発生しましたが、同断層帯の残りの 3区間、中北部区間(明科-諏訪湖南方)、中南部区間(諏訪湖北方-下蔦木)、南部区間(白州-富士見山)では北部に比べて大きな地震が少ないようです。
 
北部区間、中北部区間、中南部区間は、八ヶ岳南麓天文台の串田氏が予測している大地震の推定領域の範囲内にあります。 
 

サハラの眼 (続報)


25年3月7日付「サハラの眼」の続報です。
 
今年 3月にランドサット8号と 9号が撮影した「サハラの眼」(リシャット構造、地図)の画像を NASA がウェブサイトに掲載しています:
 
以下は画像に付された説明からの抜粋です —— 

上空から見るとこの地域で最も目を引くのは、リシャット構造です。これは、アドラー高原(Adrar Plateau)の東側に同心円状の尾根が連なる巨大な地質構造です。フランスの地理学者が 1930年代に初めてこの地形を記述し、「リシャットのボタンホール」と名付けました。NASA の宇宙飛行士、エド・ホワイトとジェームズ・マクディビットが、歴史的なジェミニ 4号ミッションの飛行中にこの地形を撮影し、後に「サハラの眼(The Eye of the Sahara)」として知られるようになったこの地形に世界的な注目を集める一助となりました。

巨大な隕石が地球の表面に円形の地形を形成することがあるため、さしわたし 40キロメートル(25マイル)のこの構造は、当初は衝突クレーターだと考えられていました。しかし、その後の研究によって、これは実際には、地下の火成岩貫入部の上の岩石が隆起して形成された地質学的ドームが深く浸食された結果であることが明らかになりました。地上に露出した上部ドームの岩石が種類によって浸食速度が異なったため、ケスタと呼ばれる円形の尾根が形成されました。オレンジ色と灰色は、構造物全体および周囲の景観における堆積岩と火成岩の種類の違いを反映しています。

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関連記事

夏日 → 真夏日 → 猛暑日 → 酷暑日


気象庁の発表です。最高気温 40℃以上の日の名称が「酷暑日」に決まりました。
 
アンケート結果は、ダントツの 1位が「酷暑日」、2位が「超猛暑日」、3位が「極暑日」でした。「灼熱日」、「激アツ日」、「危険猛暑日」、「自宅待機日」、「極猛暑日」、「サウナ日」、「鬼暑日」、「沸騰日」などのアイデアも寄せられたようです: 
 
4位以下の「炎暑日」や「烈暑日」、「激暑日」などは、将来、45℃以上の名称が必要になったときのためにとっておきましょう。 


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2026年4月16日木曜日

首都直下地震を誘発? 「太平洋3大地震」


FRIDAY デジタル』の記事です。首都直下地震を誘発しかねない太平洋 3大地震の震源域について書いています。
 
「(1)スロースリップ現象が頻発する千葉県東方沖、(2)江戸時代(延宝年間)にM8級の巨大地震が起きた房総沖、(3)巨大アウターライズ地震が発生する可能性のある太平洋沖」: 

2026年4月15日水曜日

猛犬


アトランタの犬は、羊を襲った 13匹のコヨーテと戦った。   
その場で 8匹を仕留めた。   
4日間行方がわからなくなった。   
残りの 5匹を仕留めてから帰ってきた。   

脱帽だ。



スーパー・エルニーニョ発生か (続報-2)


 
スーパー・エルニーニョに関する『ナショナル ジオグラフィック』誌の記事です。「NOAA(米国海洋大気庁)の 4月9日付けの発表によると、太平洋の表面の海水温が平年より少なくとも 2℃ 以上高くなる『非常に強い』エルニーニョとなる確率は 25% で、1.5℃超の『強い』エルニーニョ以上になる確率は約 50% と見込まれている」、「この自然に繰り返される気象パターンは、大量絶滅が起こったペルム紀末など、数億年にわたって地球の気候を変化させてきたと考えられている」、「エルニーニョの影響は嵐のパターンや干ばつ、野生生物など広範にわたる。さらには地球が回転する速さにまで変化をもたらすかもしれない」、「(過去の例では)日本の気象庁によると、西日本が冷夏、東日本が暖冬となった」:

記事によると、エルニーニョは地球の自転速度にまで影響する可能性があるとのことなので、地震の発生数にも変化があるかもしれません。直近のスーパー・エルニーニョは 2015年から 2016年にかけて起こったとのことなので、この期間に世界で起きた M7 以上の地震数を調べてみると 19件(そのうち M8 以上は 4件)で、ほかの年よりも多いようです。日本では小笠原諸島西方沖(M8.1)、熊本地震(M7.3)、福島県沖(M7.4)が発生しています。 


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2026年4月14日火曜日

アルテミス II の耐熱シールドに問題 (続報)


4月10日付「アルテミス II の耐熱シールドに問題」の続報です。NASA の Jared Isaacman 長官が、地球帰還後の耐熱シールドに見られた「異常」について X に投稿しています ——
 
正式なデータ検証に先んじて発言するのは控えたいところですが、特に画像から問題があるかのような印象を受けかねない状況では、宇宙コミュニティの皆様の関心が高まるのも理解できます。

ご想像の通り、エンジニアたちは耐熱シールドの点検を急いで行いました。着水直後にダイバーが撮った映像の確認から始まり、船上での検証へと続きました。その結果、予期せぬ異常は確認されませんでした。画像が公開されれば、アルテミス1号とアルテミス2号のヘッド・シールドの性能に著しい違いがあることが、かなり明白になるのではないかと思っています。

具体的な疑問点にお答えしますと、(シールドに現れた)変色は剥離した物質によるものではありません。観察された白色部分は圧縮パッドの領域に対応しており、その局所的な形状、AVCOAT の副生成物、および過渡的な加熱環境と一致しています。この現象はアーク・ジェット試験でも確認されており、この圧縮パッド領域で発生することが予測されていました。

私たちは、熱防護システムを含む全システムにわたる詳細なデータ検証を行い、その結果を公開いたします。 

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2026年4月13日月曜日

超チェリャビンスク級小惑星が接近中

 
2013年に地球に衝突しチェリャビンスク隕石となって、4474棟の建物の損壊と 1491人の重軽傷者を出した小惑星(推定直径 17m、質量 1万トン)を上回る大きさの小惑星 "2013 GM3"(推定直径 15〜33m)が 4月15日を中心とした時間帯に地球と月に近づきます。
 
この小惑星は 2013年に 13日間だけしか観測されなかったためデータが少なく、地球への接近日時や接近距離の推定には大きな誤差が見込まれています。地球への接近距離は中庸の値では 0.678LD とされていますが、最短の場合は 0.020LD(地表からの高度約 1400km)とされています。 
 
この小惑星が将来地球に衝突する確率は 0.015%(6700分の1)とされています。
 
2013 GM3 (2021年4月15日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)4月15日 01:15
 (月)4月15日 07:06
接近日時 誤差
(地球)± 7時間56分
(月)± 9時間16分
接近距離 (地球)0.68 LD
(月)0.23 LD
推定直径
15 ~ 33 m
対地球相対速度
7.4 km/s ≅ 2万7000 km/h
初観測から地球接近まで
次の地球接近
公転周期279 日 ≅ 0.76 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。