2025年4月22日火曜日

小惑星 ドナルドヨハンソン

 
4月21日02時51分(日本時間)、NASA の小惑星探査機ルーシー(Lucy)が小惑星ドナルドヨハンソン(ドナルドジョハンソン、Donaldjohanson)から 958km のところを通過しました。ドナルドヨハンソンは、その光度が 10日ほどの周期で変化することから、細長い形状と予想されていましたが、今回撮影された画像からはその予想が正しかったことが確認されました。2つの天体が接触・衝突して形成される接触連星(contact binary)です。画像に基づく暫定的な分析によると、この小惑星は当初の推定よりも大きく、長さ約 8km、最大幅 3.5km と推定されています:
 
 
ルーシー探査機は 2021年10月に打ち上げられ、主小惑星帯の 3つの小惑星と、木星のトロヤ群の 8つの小惑星を調査することを目標としています。ルーシーは、2027年8月にミッションの最初の主要目標である木星トロヤ群小惑星エウリバテス(Eurybates)に接近する予定です。
 
ミッションの名称「ルーシー」は、アウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)の有名な化石「ルーシー」に由来、最初に調査した小惑星ディンキネシュはその別名、今回のドナルドヨハンソンはエチオピアのアファール盆地でルーシーの化石を発見した古人類学者ドナルド・ジョハンソンに由来しています。
 
 
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小惑星 2025 HO が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2025 HO〟が 4月19日に地球と月の近くを通過していたことが、4月21日付の NASA/JPL によるデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 HO (2025年4月21日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)4月19日 19:35
 (月)4月19日 22:15
接近日時 誤差
(地球)± 1 分
(月)± 1 分
接近距離 (地球)0.49 LD
(月)1.18 LD
推定直径
4 ~ 8 m
対地球相対速度
11.5 km/s ≅ 4万1000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2044年4月25日ごろ
公転周期463 日 ≅ 1.27 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年4月21日月曜日

「稲作」の勧誘電話

 
笑。
 

ハチクの開花・一斉枯死ひろがる

 
ハチクの開花と一斉枯死が全国で起きています。複数のメディアが伝えています。
 
「1894年(明治27年)には大規模な開花が全国的に記録されているが、その年の10月28日に日本史上最大級の内陸直下型地震『濃尾地震』が発生」、「1929年から1931年(昭和4年から6年)には、全国的にハチクとマダケが大量開花。そして1930年(昭和5年)11月26日に『北伊豆地震』が発生」、「2004年(平成6年)には、西日本の一部の竹林で開花が確認されたが、同じ年の10月23日にマグニチュード6.8の『新潟県中越地震』が発生」:
 

小惑星 2025 HH が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2025 HH〟が 4月18日に地球と月の近くを通過していたことが、4月19日付の NASA/JPL によるデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 HH (2025年4月19日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)4月18日 08:24
 (月)4月18日 10:21
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.072 LD
(月)1.023 LD
推定直径
2 ~ 4 m
対地球相対速度
9.3 km/s ≅ 3万3000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2032年6月4日ごろ
公転周期318 日 ≅ 0.87 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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2025年4月20日日曜日

クジラの破裂

 
鯨類の死骸の漂流や漂着のニュースはわりと頻繁に報じられますが、漂流の場合は船舶との衝突、海岸や港に漂着した場合は腐敗による悪臭や破裂が危惧されます:
 
クジラの死骸が破裂するとどのようになるのか、実際に目撃したことがある人は少ないと思います。以下の動画は海上で破裂した例です[閲覧注意]:
 

小惑星 2025 GS1 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2025 GS1〟が 4月16日に月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 4月19日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 GS1 (2025年4月19日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)4月16日 03:20
 (地球)4月16日 06:36
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.907 LD
(地球)0.099 LD
推定直径
3 ~ 8 m
対地球相対速度
10.5 km/s ≅ 3万8000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近2031年4月23日ごろ
公転周期439 日 ≅ 1.20 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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2025年4月19日土曜日

沈み込んだ海山が原因か — 東京湾北部の地震


東京湾北部では、太平洋の底にあった海山が沈み込んでいることが原因で、地震活動が活発になっている可能性があるとのことです。
 
「海山というのは地形の高まりに相当しますので、それが引っ掛かりながら沈み込んでいくことが予想されます。海山が沈み込むことで地震がたくさん起こって、それが局所的な『地震の巣』の原因になっている」:

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日本への旅行を控える動き — 大地震の噂で

 
 
香港では、日本で大地震が発生するという噂で日本旅行を控える人が続出している、と香港のメディアが報じているとのことです。
 
「うわさは香港や台湾のメディアで相次いで取り上げられ、業界関係者も予約は減少していると語っている。うわさの発端は、日本の漫画家・たつき諒さんの1999年出版の著書『私が見た未来』であるとされる」:
 
在日本中国大使館は、地震についての注意喚起に加えて、日本での無差別殺人事件や食品衛生問題についても注意喚起しているとのことです。
 
「日本社会ではこのところ重大な治安事件が増加傾向にある」、「夜間に1人で外出しない」:
 
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近畿圏中心領域大型地震 (続報-346)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の 串田嘉男 氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について 4月19日12時30分付けで「続報 No.414」(PDF形式)を出しています ——
 
「 4/18 長野北部 M5.1 ← No.1778 推定領域内発生地震 」
 
 3月20日に始まった Stage-34 の顕著特異変動(CH26 観測装置)には、5つの小ピークが現れている(図1)。通常基線から顕著特異変動となる時点を各初現とし、各小ピークを極大として経験則 [初現〜地震発生]:[極大〜地震発生]= 20:13 を適用すると、各々、次の小ピークの出現時期が算出されるという関係が認められる(更新情報右上の表参照)。
 
5番目の小ピークから算出された次の小ピークの初現は 4月18日±2日だが、小ピークは出現しなかった。4月18日には No.1778 前兆群の推定領域内で長野北部地震 M5.1 が発生した。断定はできないが、5番目の小ピークが示した日に次の小ピークが現れず、中規模地震発生となった可能性が示唆される。No.1778 前兆群と今回の長野県北部の地震が無関係ではない可能性がある。
 
5番目の小ピーク以降は PBF 特異が継続。時折り顕著特異変動が短時間弱く現れている(図3)。4月22日~25日に現在継続中の PBF 特異が静穏化するか注目。
 
 
「30年の観測で初めて体験する長期継続変動のため推定が間違っている可能性も否定困難」
  
 
 [注]特異変動については『 FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料 』(PDF形式)の 9ページを参照してください。


推定日 4月29日(4月28日~5月2日)が現状では考えやすい。今後の観測で修正予定。
推定時間帯 09時 ±2時間 または 18時 ±3時間
前者の可能性が若干高い
推定震央領域

続報 No.414 」所載の図4参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域
震央が火山近傍領域である可能性が高い
弧線A~B以南の可能性は極めて低い

直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。今後出現した場合は続報予定。
推定規模 主震:M8.0 ± 0.3
複合の場合:M7.3±0.3 + M7.1±0.3 など
余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性
群発的な活動の可能性もあり
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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