2026年3月9日月曜日

小惑星 2026 EM が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2026 EM〟が 3月7日から 8日にかけて、月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 3月8日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2026 EM (2026年3月8日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)3月7日 19:20
 (地球)3月8日 04:45
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.966 LD
(地球)0.072 LD
推定直径
1 ~ 3 m
対地球相対速度
8.2 km/s ≅ 2万9000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2039年3月11日ごろ
公転周期426 日 ≅ 1.17 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2026年3月8日日曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-364)

 
八ヶ岳南麓天文台地図)の 串田嘉男 氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について  3月8日15時00分付けで「続報 No.433」(PDF形式)を出しています ——
 
 直前に出現した別形態認識特異前兆変動の変動変化から
対応地震= 3/10±2 発生の可能性に修正
3/10 or 3/11 の可能性考えやすい(最大誤差 3/13まで) 
 
現況/考察
  • 3月3日から複数の八ヶ岳の観測装置に特異変動が出現。これらの特異変動は 3月6日午後以降は認められない。

  • 3月6日00時を中心に糸状特異変動(基線の振動がなくなる)が出現。糸状特異は顕著特異変動よりも変動レベルが上 → 3月6日00時(3月6.0日)が極大である可能性が高い。

  • 上記極大に対応する初現としては、(1)3月3日の11時ごろ(3月3.4日)から CH15観測装置と CH23観測装置に同期して現れた BF特異、と CH26観測装置の顕著特異変動、または(2)CH26観測装置の顕著特異変動の初現の3月3.7日が考えられる。

  • 経験則 {初現~地震発生}:{極大~地震発生} = 20:13 を適用すると、(1)の場合は 3月10.8日±2日、(2)の場合は3月10.3日±2日を得る。

  • CH26観測装置に顕著特異変動が現れた 3月3.7日を初現、3月6.3日の短時間の下向き変動値の大きな特異を極大とした場合は 3月11.1日±2日を得る。

  • 上記より、3月10日または 3月11日に地震発生となる可能性が考えやすい状況。

  • 今後、3月10日前後に新たな初現または極大が出現しない限りは、これまでの推定発生時期(3月7日±4日)の範囲内である 3月10日±2日に対応地震が発生する可能性が示唆される。

  • 「さらに前兆変動が観測された場合は再考し、続報させて頂きます。」

[注]「糸状特異変動」と「顕著特異変動」については『 FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料』(PDF形式)の 9ページを参照してください。「BF特異」については 8ページを参照してください。
 
推定日
3月10日 ±2日 (最大誤差 3月107日 ±3日)
3月10日 または 3月11日 の可能性が高い。
3月10日±3日に初現または極大が出現して次のステージに移行しない場合に限る。
次のステージに移行の場合または上記時期に対応地震発生がない場合は再考し続報する。
推定時間帯 09時 ±2時間 または 18時 ±3時間
(BT変動出現終息時間帯から推定、参照 23ページ)
複合地震の場合は当てはまらない
推定震央領域

更新情報「続報 No.433」所載の図2参照
点線領域=大枠推定領域
太線領域=可能性が考えやすい推定領域
斜線領域=火山近傍で考えやすい 
推定規模 M8.0 ± 0.3 または複合地震
M7.7~M8.0 の可能性考えやすい
複合地震の場合(例:M7.1±0.3+M7.3±0.3 等)は、M7以上の地震の断層長 110~150km 程度
推定地震種 日本列島陸域の震源が浅い地殻内地震


このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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雌阿寒岳が噴火


3月8日9時15分ごろ、雌阿寒岳(地図)が噴火しました。現在も継続中です。雌阿寒岳の噴火は、昨年10月25日以来です。

「雌阿寒岳では、引き続き火山活動が活発となっており、今後も同程度の噴火が発生する可能性があるため、ポンマチネシリ火口から約 500m の範囲では大きな噴石に警戒してください」:

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2026年3月7日土曜日

雌阿寒岳で火山性微動と傾斜変動


3月6日午後、雌阿寒岳(地図)で火山性微動と傾斜変動が観測されました。火山性微動の発生は 3月1日以来です:
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宮島沖にイルカの群れ — 広島県廿日市市


3月6日昼前、広島県廿日市市の宮島(地図)沖で約 10 頭のイルカの群れが広島海上保安部によって目撃・撮影されました(TBS系列は 3月5日としています)。イルカの種類などは報じられていません。
 
「厳島神社がある宮島に渡るフェリーが往来する航路のすぐ近くで、この周辺でイルカの群れが確認されるのは珍しいという」:

小惑星 2024 YR4 は月に衝突せず (補足)


小惑星 2024 YR4 の軌道を示す GIF 動画です。赤色が従来の予測軌道で、まだ不確実性が大きいために幅が大きく広がっています。黄色は今回の予測で、新たな観測データが加わったことによって軌道が絞り込まれ、月に衝突することなく直前を横切っていくことがわかります:



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2026年3月6日金曜日

汽水湖にイルカが迷い込む — 新潟県佐渡市


3月2日、新潟県佐渡市にある汽水湖の加茂湖(地図)で、岸から 10m ほどの浅瀬にイルカがいるのが見つかりました。カマイルカの子どもとみられています。イルカが、汽水湖の加茂湖で見つかるのは珍しいとのことです。
 
「何らかの原因でイルカが加茂湖に迷い込んだ可能性がある。沖合に泳いでいったとしても汽水湖で生き続けるのは難しいのではないか」(マリンピア日本海):

小惑星 2024 YR4 は月に衝突せず


小惑星 2024 YR4 は 2032年12月22日に月に衝突する可能性(4.3%)があるとされていましたが、新たな観測によってその可能性がないことが確認されました。以下は NASA のウェブサイトに 3月5日付で掲載された記事です:
 
記事からの抜粋です —— 

南カリフォルニアにある NASA ジェット推進研究所の地球近傍天体研究センターの専門家は、2月18日と 26日に収集された NASA のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡観測からのデータを使用して、地球近傍小惑星 2024 YR4 の軌道を精密化し、2032年12月22日に月に衝突する可能性を排除した。2024 YR4 は月面から 2万1200km のところを通過する。

小惑星 2024 YR4 は、NASA が資金を提供しているチリの小惑星地球衝突最終警報システムの観測施設によって 2024年末に発見された。 2025年初頭、小惑星の軌道に関する入手可能な情報は、この小惑星が地球に衝突する可能性が小さいながらも顕著であることを示していた。時間が経つにつれ、世界中の天文台によって収集された観測結果が増え、NASA は、この天体が 2032年12月22日時点、あるいは次の世紀を通じて地球に重大な影響を与えるリスクはないと結論付けた。

——

昨日まで NASA/JPL のデータベース(Small-Body Database)では、小惑星 2024 YR4 が地球に衝突する確率は 12万分の1 とされていたのですが、現在は削除されています。


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2026年3月5日木曜日

焼岳の噴火警戒レベル引き下げ


焼岳(地図)の噴火警戒レベルが 3月4日14時00分に「1(活火山であることに留意)」に引き下げられました。同山の噴火警戒レベルは 1月25日に「2(火口周辺規制)」に引き上げられていました。
 
「焼岳では、山頂付近を震源とする微小な火山性地震が 1月25日から増加し、同日の 25日及び 27日には山頂方向上がりのわずかな傾斜変動が観測されました。その後、火山性地震は少ない状態が続いており、火山活動によるとみられる傾斜変動も観測されていません。また、山頂付近の噴気の状況に特段の変化は認められていません」: 

気象庁「焼岳の火山観測データ」より


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イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-183)

 
米国イエローストーン国立公園の 2026年2月の状況です。
 
ノリス間欠泉盆地のスティームボート間欠泉(地図)では 2月27日に噴出が発生しました。昨年 12月31日以来の噴出です。昨年の噴出は 3回でした:
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1
2月27日 58
 
  
ノリス間欠泉盆地では、2020年12月以来噴出が途絶えていたエキヌス間欠泉(Echinus Geyser)も約 40回噴出しました。 
 
1月の地震活動は通常のレベルでした。74回の地震が観測され、最大は 2月24日に発生した M2.4 でした。2月7日から 8日にかけて群発地震の発生があり、最大 M2.2 を含む 12回の地震が記録されました。
 
ノリス間欠泉盆地の南に位置するカルデラ北縁部を中心とした隆起は停止しています。この隆起は 2025年7月に始まり、2026年1月中旬までに停止しました。
 
イエローストーン・カルデラでは、GPS の連続観測データは沈下を示していますが、2月後半のデータは、大雪や冬の気象条件の影響で GPS 信号が途切れたため、不明確です。