2026年6月12日金曜日

ビスマルク海で海底噴火 (続報-2)


5月23日付「ビスマルク海で海底噴火 (続報)」の続報です。
 
ビスマルク海での海底噴火が続いています。これまで噴火地点には名前がありませんでしたが、地元部族の名前から「ティータン・リッジ(Titan Ridge、pronounced Tee-Tahn)」と名付けられました。近隣の島では、漂着した大量の軽石によってボートが使えなくなり、食料の調達などに支障が出ているようです:
 
以下は、スミソニアン協会/米国地質調査所による火山活動週間報告と、その抜粋です:
ラバウル火山観測所(RVO)の報告によると、ティータン・リッジでは 6月4日から 9日にかけて噴火が続いた。6月4日から 8日にかけて 1日あたりの水音響信号の回数は減少したが、6月9日にはわずかに増加した。強風の影響により、幅は狭いものの濃密な水蒸気噴煙が、低高度で北西方向に約 50km 流れた。主噴煙のすぐ南西の海域からは、断続的に小規模な噴煙が立ち上った可能性がある。1日あたりの音響イベント数は減少したものの、噴煙周辺の熱異常は強まった。
 
厚く広範囲に広がる浮遊軽石が、アドミラルティ諸島(地図)の海岸に引き続き打ち上げられた。ある報道記事によると、大量の軽石がマヌス島(地図)の南海岸に漂着し、ボートでのアクセスが困難または不可能になったという。ある観測者によると、浮遊する軽石の集団の一つは、幅約 3km、長さ 5km、厚さ約 5m であったという。これらの軽石はサンゴ礁や海藻を覆い、魚の死をもたらした。

マナス島の南岸はティータン族の主要な居住地とのことです。


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近畿圏中心領域大型地震 (続報-385)

 
八ヶ岳南麓天文台地図)の 串田嘉男 氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について  6月11日19時00分付けで「続報 No.454」(PDF形式)を出しています ——
 
 CH26 静穏化 極大 6/8.6 の場合=
6/14 or 6/15 (6/15±2) 発生の可能性
または CH26 が 6/13 以降も継続し、6/15±2 に極大の場合=
7/2±3 発生の可能性 
  
  
CH26 観測装置(八ヶ岳) いちど静穏化、6月8.6日が極大である可能性。前回の更新情報でスポラディックE層の影響とした 6月5.5日からの変動も特異変動である可能性:
  • 初現 6月5.5日、極大 6月8.6日 → 地震発生 6月14日±2日
CH26 に特異変動が再出現し、6月15日±2日に極大がとなる場合は、7月2日±3日に地震発生の可能性
 
そのほかの観測装置 (八ヶ岳) CH17 観測装置に 6月11日03時から糸状特異変動(無振動基線)、CH32 観測装置に同日17時前からゆらぎのある糸状特異変動。現在も継続。
 
CH12・14・21等の観測装置に 5月30.5日、6月2.5日、6月4.5日に同期特異変動、出現時期の中心は 6月2.0日。 
 
「仮にこの6/2.0が極大で、現在出現しているCH17・32の無振動基線特異が直前変動である場合は、その中心は6/11.7以降になる可能性が高いと思われ、仮に6/14.4に発生の場合は、特異変動の中心が明日の6/12.4となる可能性もあります。この無振動基線糸状特異が、6/14~15極大によって出現したとすると出現が早すぎると考えます。今の時期に出現するのは、直前変動である可能性の方が高い見解です。以上から、Stage-34 が示す 6/14 or 15 (6/15±2)が対応地震発生時期である可能性が否定できません。」 
 
噴火型前兆変動 6月11日、噴火型前兆変動が出現。12日以降も出現の場合は地震発生に伴う噴火の可能性が高まる。
 
 
 「17年以上継続する観測歴上最長の変動は観測例がない初めての体験で、解析が極めて難しいため推定に誤りがある可能性は否めません。お許しください。対応地震が推定に近い内容で発生した場合でも被害が少ないことを祈ります。」
 
   
推定日 (1) 6月14日 または 15日(6月15日 ±2日)
(2) 7月2日 ±3日(極大観測後に修正)
推定時間帯 08時30分 ±2時間 または 18時 ±3時間
(BT変動出現終息時間帯から推定、解説資料 23ページ)
複合地震の場合は当てはまらないことがある
推定震央領域

更新情報「続報 No.454」所載の図4参照
太線内領域=大枠推定領域
斜線領域=火山近傍で考えやすい領域
推定規模 M8.0 ± 0.3(M7.7~M8.0 の可能性考えやすい) 
または複合地震
複合地震の場合(例:M7.1±0.3+M7.3±0.3 等)は、M7以上の地震の断層長の合計が 110~150km 程度
推定地震種 日本列島陸域の震源が浅い地殻内地震
火山活動 地震発生に伴い震源に近い火山で弱い噴火の可能性
必ず噴火すると断定することは困難だが、弱い噴火活動が生じる可能性は否定できない;浅間山では変動極大~5日±2日 または19日、2018年1月23日、草津白根山が変動極大から 34日で小規模噴火、過去例の中では最長;今回は 5月28日と 6月11日に噴火型変動を観測(噴火型変動については解説資料の 24〜27 ページを参照してください)


このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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2026年6月10日水曜日

三陸沖 スロー・スリップが続く


5月21日付「三陸沖 『微動』が活発化」の続報です。
 
政府の地震調査委員会が 6月9日に発表したところによると、三陸沖のスロー・スリップは続いているが、先月からは活動が次第に減速しているとみられるとのことです。
 
「過去にもゆっくりすべりが継続した後に大きな地震が起きたという報告があり心構えを持ってほしい」、「(スロー・スリップが)周辺のプレート境界に力を加える可能性もあり、相対的に地震が発生する可能性が高くなっていると考えられる」:

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小惑星 2026 LB1 が地球と月に接近

 
6月10日から 11日にかけて、小惑星〝2026 LB1〟が 地球と月の近くを通過します。非常に低速な小惑星です。
 
2026 LB1 (2026年6月9日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)6月10日 19:01
 (月)6月11日 11:36
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.73 LD
(月)0.87 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
3.7 km/s ≅ 1万3000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2042年6月22日ごろ
公転周期487 日 ≅ 1.33 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

中国の探査機が小惑星に到着 (続報)


中国の探査機「天问2号(Tianwen-2)」が小惑星 "469219 カモオアレワ(Kamoʻoalewa)" への接近に成功したようです;
 
「予定通り 6月7日に天问2号の軌道修正が行われたと考えられます。ボーフム望遠鏡(@amsatdl)とドウィンゲロー望遠鏡による観測で、(a) 天问2号が天球上で小惑星に接近していること、(b) 視線方向の速度変化(ドップラー効果)が小惑星の速度変化とほぼ一致していることが確認されました」:


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2026年6月9日火曜日

さらば、ジョイデス・リゾリューション号


「本日(6月1日)、伝説の深海掘削船ジョイデス・リゾリューション号は、解体場へと向かう最後の航海に出航します。多くの人にとって故郷のような存在だったジョイデス・リゾリューション号は、プレート・テクトニクス、気候、深海生物圏、地震・火山活動の解明に貢献し、国際的な科学研究と協力において不可欠な役割を果たしてきました」:

Today, the legendary JR begins her last journey to the shipwrecking yard. Home to many of us, she helped to understand plate tectonics, climate, deep biosphere, earthquakes/volcanoes, and was an integral part in international science and collaboration 🫡 www.marinetraffic.com/en/ais/home/...

[image or embed]

— Dr. Thomas Ronge (@thomasronge.bsky.social) 2026年6月1日 13:50


海洋観測網解体


「トランプ政権下の米国科学財団(NSF)は、海洋生態系、地球規模の海流、海洋熱波などを監視する上で重要な、3億6800万ドル規模の深海観測プログラムのインフラ解体に着手したと、5月21日に発表した」:

NSF has begun to dismantle ocean observation infrastructure as part of an announced descoping of the Ocean Observatories Initiative. eos.org/research-and...

[image or embed]

— Eos (@eos.org) 2026年6月4日 1:54


今年のエル・ニーニョは観測史上最強になる


"Live Science" の記事です。欧州中期予報センター(ECMWF)が 6月に発表した最新予測によると、今後発生するエル・ニーニョ現象は観測史上最強となる見込みです:

以下は上記記事からの抜粋です —— 
 
今年発生するエル・ニーニョ現象は、史上最強となる可能性が高いと、新たな予測が警告している。
 
地球上で最後に発生したエル・ニーニョ現象は、2023年6月から 2024年4月まで続き、既に温暖化が進んでいた世界に熱波をもたらした。その結果、2024年は観測史上最も暑い年となり、パリ協定で定められた 1.5℃ の温暖化限界を初めて超えた年となった。この限界を超えると、気候変動の影響はますます深刻化する。
 
過去のエル・ニーニョ現象は世界の農業に甚大な影響を与えており、ヨーロッパにおける飢饉との関連性を示す研究も存在する。熱帯地域における内戦の引き金、そして世界各地での干ばつ、洪水、森林火災などを引き起こす可能性がある。今年のエル・ニーニョ現象は、イラン戦争によって世界的な食糧不安が高まっている時期に発生することになる。 

世界気象機関(WMO)は 6月2日の最新情報で、エル・ニーニョが 9月までに発生する確率は 80%、11月までに発生する確率は 90%であり、世界は潜在的に強いエル・ニーニョ現象に備えるべきだと警告した。

——
 
エル・ニーニョ現象が日本の天候にもたらす影響についての気象庁の解説です:

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小惑星 2026 LX が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2026 LX〟が 6月7日に月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL によるデータベース更新で明らかになりました。
 
2026 LX (2026年6月8日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)6月7日 16:32
 (地球)6月7日 18:38
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)1.15 LD
(地球)0.22 LD
推定直径
5 ~ 10 m
対地球相対速度
8.1 km/s ≅ 2万9000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2027年9月26日
公転周期320 日 ≅ 0.88 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2026年6月8日月曜日

ハシボソミズナギドリの死骸が大量漂着 — 千葉県館山市、九十九里町


 
5月末以降、千葉県館山市(地図)や九十九里町(地図)など太平洋に面した海岸でハシボソミズナギドリの死骸の漂着が確認されています。

「ハシボソミズナギドリは豪州南部で繁殖し(中略)5~6月に日本の太平洋側を大群で通過する」、「自然現象で、数の増減はあるものの毎年確認されている」: