2026年5月24日日曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-380)

 
八ヶ岳南麓天文台地図)の 串田嘉男 氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について  5月23日16時00分付けで「続報 No.449」(PDF形式)を出しています ——
 
 5/27±3 対応地震発生の可能性否定困難だが
A5・CH34 共に静穏化後に変動有 
  
 
現況/考察
  • A5 観測装置(秋田観測点) 特異変動が 5月12.8日に静穏化の可能性。5月16日~21日に出現した変動は直前変動の可能性(変動の中心は 5月18.5日)。5月21.0日からは完全静穏基線。5月22日から再び特異変動出現。

    極大 4月3.5日、直前変動 5月18.5日である場合は、経験則 [極大~地震発生]:[直前変動~地震発生]= 6:1 から 5月27.4日±3日に地震発生の可能性が算出される。

  • CH34 観測装置(八ヶ岳) 5月15.5日に静穏化の可能性であったが、以降も時折基線が若干太く変化する変動が現れている。

  • CH26 観測装置(八ヶ岳) 櫛歯変動が 5月19日に静穏化、現在は完全静穏基線。

  • 静穏化後にも変動が現れているのは、(1)1995年1月17日の兵庫県南部地震 M7.3 や 2018年9月6日の胆振東部地震 M6.7 の観測例と同様の、余震の多い規模の大きな地殻内地震の特徴で、計算上の静穏化以降も変動が観測される過去例と同じか、(2)または現在の変動認識が誤りであるかのどちらか。

  • 「過去例の無い17年以上もの長期継続前兆変動であるため解析が非常に難しく、推定に誤りがある可能性も否めません。その場合はお許しください。」
 
     
推定日
5月27日±3日(特に 5月27日~30日)
静穏化認識後の変動が余震の多い地震であるために出現している場合に限る。現在の認識が誤りである場合は 5月27日発生はあり得ない。今後の観測で再検討予定。
推定時間帯 08時30分 ±2時間 または 18時 ±3時間
(BT変動出現終息時間帯から推定、参照 23ページ)
複合地震の場合は当てはまらないことがある
推定震央領域

更新情報「続報 No.449」所載の図3参照
破線領域=大枠推定領域
太線領域=可能性が考えやすい推定領域
斜線領域=火山近傍で考えやすい領域
推定規模 M8.0 ± 0.3(M7.7~M8.0 の可能性考えやすい) 
または複合地震
複合地震の場合(例:M7.1±0.3+M7.3±0.3 等)は、M7以上の地震の断層長 110~150km 程度
推定地震種 日本列島陸域の震源が浅い地殻内地震
火山活動 今後、噴火型変動が複数日観測された場合は、対応地震発生に伴って震央に近い火山で噴火の可能性あり(噴火型変動については解説資料(PDF形式)の24〜27ページを参照してください)


このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
関連記事

2つの小惑星が月と地球に接近・通過

 
5月21日と 23日、2つの小惑星が月と地球の近くを通り過ぎていたことが、NASA/JPL によるデータベース更新で明らかになりました。このうち、"2026 KW1" が将来地球に衝突する確率は 0.0051%(2万分の1)と計算されています。
 
2026 KW1 (2026年5月23日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)5月21日 08:45
 (地球)5月21日 14:21
接近日時 誤差
(月)± 2 分
(地球)± 2 分
接近距離 (月)1.33 LD
(地球)0.88 LD
推定直径
4 ~ 9 m
対地球相対速度
9.9 km/s ≅ 3万5000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期912 日 ≅ 2.50 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2026 KU1 (2026年5月22日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)5月23日 04:27
 (地球)5月23日 07:11
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)1.05 LD
(地球)0.15 LD
推定直径
2 ~ 4 m
対地球相対速度
9.0 km/s ≅ 3万3000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近2039年8月2日ごろ
公転周期597 日 ≅ 1.63 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2026年5月23日土曜日

誰のことだかわかる


アメリカの「ノー・キングズ(国王はいらない)」デモで掲げられたプラカード —

「史上初 『アイツはバカだ』と投稿するだけで、世界の 90% の人が誰のことだかわかる」:

From the latest No Kings protest

[image or embed]

— AMP (@ampspeakout.bsky.social) 2026年4月30日 11:47

 
関連記事

金属小惑星探査機プシケが火星に接近


金属小惑星プシケ(サイキ、Psyche)の探査に向かう途上の探査機プシケが、火星の重力を利用して加速と軌道変更をおこなうために、5月15日に火星から 4609km のところを通過しました。その際に、観測機器のテストを兼ねて撮影した火星の画像を NASA が公開しました。以下は、そのうちの代表的なものです:

プシケ探査機は 2023年10月に打ち上げられ、2029年8月に小惑星プシケを周回する軌道に入る予定となっています。


関連記事

函館湾にスナメリ — 北海道函館市、北斗市


4月25日、函館湾(地図)でスナメリが目撃・撮影されました。スナメリは仙台湾以南に生息するとされ、北海道沿岸での確認は初めてとみられます:
 
「北海道のスナメリの発見は、初めてでどこからやってきたか分かりません」:


 

ビスマルク海で海底噴火 (続報)


5月20日付「ビスマルク海で海底噴火」の続報です。
 

特記のない限り、時刻はすべて現地時間です。
  • ラバウル火山観測所(RVO)の報告によると、5月8日01時15分ごろ(当該地域の超低周波音データに基づく)にビスマルク海中部(地図)で始まった噴火は、5月13日から 20日にかけて続いた。
  • 5月13日から 14日にかけて、密度や勢いの異なる蒸気とガスの噴煙が噴火地点から立ち上り、西および北西へ流れた。また、変色した海水も同地点から流出した。
  • 5月15日までに、衛星画像から、互いに約 2.5km 離れている 2つの噴出口領域に由来する蒸気とガスの噴煙が確認された。東側の領域の直径は約 1.5km、西側の領域の直径は約 500m であった。
  • 5月15日11時13分ごろ、M5.4 の地震が観測された。
  • 5月15日から 16日にかけて、衛星画像で確認された軽石ラフト(漂流する軽石の集まり)は、発生源から最大 2km 離れた地点でも熱異常を示しており、当初、これらの軽石ラフトが厚かったことを示唆している。
  • 5月16日に確認された、噴煙の基部に沿ってほぼ西南西-東北東方向に延びる全長 5km の熱異常域は、当初高温だった浮遊する軽石に起因する可能性がある。
  • 5月16日には、火山灰の可能性を示す微弱な兆候が検出されたが、これらは表面で急激な減圧により崩壊した軽石の破片によるものと考えられる。
  • 5月15日から 17日にかけては、雲により衛星画像の一部が遮られ、活動の解釈が困難となったが、データからはこの期間中も噴火が海底で継続していたことが確認された。
  • 5月18日から 20日にかけて、蒸気噴煙は前日よりも拡散し、西および北西へ流れた。微風の影響もあり、水蒸気噴煙は海面から 5.5km の高さまで上昇した。変色した海水は西、南西、北西へと流れた。
  • 報道記事によると、地元の漁師が水蒸気噴煙を目撃し、その様子を撮影した。漁師は付近で死んだ魚が確認できたと述べ、「(噴火の)音は雷のようで、海からは金属が燃えるような臭いがする」と語った。
——

欧州宇宙機関(ESA)の衛星 Sentinel 2 が 5月22日に撮影した画像によると、「噴火の勢いは弱まったように見えるものの、依然として軽石や海水の変色を引き起こし続けている。また、熱異常も依然として確認されており、噴煙の周辺の海面付近に高温の物質が存在していることを示している」:

Another great #Sentinel2 capture of the region on May 22 shows that the eruption appears to have declined in vigor, but continues to generate pumice and discolored seawater. Thermal anomalies are also still present, indicating hot material at the surface in the vicinity of the eruption plumes.

[image or embed]

— Prof. Simon Carn (@simoncarn.bsky.social) 2026年5月23日 3:01

関連記事

2026年5月22日金曜日

新聞


「新聞を読まなければ、世の中のことが分からない。新聞を読めば、間違った情報を得ることになる — デンゼル・ワシントン」:

"If you don't read the newspaper, you're uninformed. If you do read it, you're misinformed." — Denzel Washington

[image or embed]

— fravery.bsky.social (@fravery.bsky.social) 2026年5月9日 20:15


地震学者は、なぜ南海トラフの『巨大地震注意』下でも釣りを続けられたのか


関西大学のウェブサイトに掲載された記事です。タイトルに釣られて読んでしまいました。「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」や「後発地震注意情報」をどう受け止めるのかを考える際の参考に。
 
「和歌山県串本町で友人と釣りをしていました。町のハザードマップで高台を確認し、道路状況を調べたうえで、車をすぐに発進できるように前向きに停め、翌日まで釣りを続けました。日本地震学会の広報誌などにそのことを寄稿しましたが、少なくとも地震学者で『巨大地震注意が出ている中でその対応は不適切だ』という人はいません。 不確実性を認識したうえで、自分のできる対応をして、自分なりに『適切に動けた』という自信を持つことは意義があると思います」:

相次ぐ震度5弱以上の地震


ウェザーニュース』の解説動画です。4月以降の震度5弱以上の震央分布を見ると、5月20日の沖縄本島近海 M5.9 以外は日本列島の北半分に偏っていることがわかります。また、最近のように震度5弱以上の地震が短い時間間隔でたて続けに発生することは何年かに1回はあるそうで、2017年には 3週間で 6回、2023年は 1ヶ月間で 6回、2024年は 1ヶ月間で 5回の発生があったとのこと:
 目次は以下のとおりです: 
  • 今年4月以降に震度5弱以上の地震が多発
  • 2026年4月以降の震度5弱以上の震央分布
  • 過去のデータ比較(集中的な地震発生は数年に1回ある?)
  • それぞれの地震は関連しているのか?
  • 地震の規模(M)と岩盤が破壊される領域の関係
  • 巨大地震(M8〜M9)と誘発地震のメカニズム
  • 震源の「深さ」と余震活動・周囲への影響
  • 東北・太平洋沖の地震活動(備えが必要なエリア)

小惑星 2026 KF1 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2026 KF1〟が 5月18日に月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL によるデータベース更新で明らかになりました。この小惑星が将来地球に衝突する確率は 0.00016%(63万分の1)とされています。
 
2026 KF1 (2026年5月21日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)5月18日 12:23
 (地球)5月18日 18:07
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.27 LD
(地球)0.29 LD
推定直径
4 ~ 9 m
対地球相対速度
17.4 km/s ≅ 6万3000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2120年1月8日ごろ
公転周期1129 日 ≅ 3.09 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。