2021年7月29日木曜日

アラスカ半島南岸沖で M8.2

 
7月29日15時16分(日本時間)ごろ、アラスカ半島南岸沖で M8.2、震源の深さ 32.2 km の地震が発生しました(震央地図)。プレート境界で逆断層が動いたことによる地震です。
 
以下は、米国地質調査所(USGS)が発表した今回の地震についての "Tectonic Summary" の主要部分をテキトー訳したものです:
2021年7月29日(現地時間2021年7月28日)に、アラスカ州ペリービルの南東(アラスカ半島の南)で発生したM8.2の地震は、太平洋プレートと北米プレートの間の沈み込み帯の境界面上、またはその付近で衝上断層[低角逆断層]が動いたことにより発生したものである。

発震機構の予備的な解析では、北西に浅く、または南東に急峻に傾斜した断層で破壊が起こったとみられる。発生場所、発震機構、深さ、そしてイベントの大きさは、2つのプレートの間の沈み込み帯の境界で発生した滑りであるという解釈と合致している。

この地震が発生した場所では、太平洋プレートが北西に向かって北米プレートに1年に約64mmの速さで収束し、震源の南東約125kmにあるアラスカ−アリューシャン海溝から沈み込んでいる。
 
震源は一般的には地図上の点として描かれることが多いが、この規模の地震は、より広い断層領域での滑りとして表現するのが適切である。今回の地震のような規模の逆断層現象は、通常、200×80km程度の大きさ(長さ×幅)がある。
 

2021年7月28日水曜日

鹿島社の奇瑞

 
源平の争乱が終盤に近づきつつあった寿永2年(1183年)、平氏一族は天皇・神器を奉じて西海に逃亡し、 源頼朝は木曽義仲追討のために弟の範頼と義経を上洛させました。その翌年早々の出来事です:
鹿島社では 1184年(元暦元年)正月23日、禰宜らが使者を鎌倉に送り、去る19日社僧に鹿島の神が義仲ならびに平氏追討のために京都へ赴くという夢想があったが、20日の戌の刻[午後8時 ±1時間]に黒雲が社殿を覆い、四方ことごとく暗くなり、御殿は大振動し、鹿・鶏など多く群がり集まった。しばらくしてその黒雲は西の方へと渡っていったが、その雲の中に鶏が 1羽いるのを人が見た。これは希代の奇瑞であると報じてきた。これを聞いた頼朝は、斎戒して庭上に降り、はるかに鹿島社の方を遙拝し、いよいよ崇仰の思いを強くした。ちょうどその奇瑞の時刻には鎌倉・京都とも、雷や地震があったという。

(『頼朝の精神史』 山本幸司著、講談社選書メチエ、1998 から引用)
鹿島社の報告したことが実際に起きたのであれば、宏観異常の可能性があると思うのですが、どうでしょうか。
 
時期的には少し離れていますが、1185年8月6日(ユリウス暦; グレゴリオ暦では 8月13日)(元暦2年7月9日)に文治地震(元暦大地震)が発生しています。Wikipedia の「地震の年表 (日本)」によると:
M7.4、死者多数。法勝寺や宇治川の橋など損壊。余震が2か月ほど続く。琵琶湖の水が北流したという記録がある。鴨長明が『方丈記』で詳述。南海トラフ巨大地震説もあるが、記録は内陸地震の様相であり琵琶湖西岸断層帯南部の活動による説がある。
 

2021年7月27日火曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-238)

 
八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 7月27日16:00 付けで更新情報を出しています。「地震発生=7/29(誤差=7/29 ±1)の可能性に修正」:

前兆変動が再出現
  • 終息したと認識していた複数の観測装置に前兆変動が再出現し、前更新情報までの認識が誤りであることが明確となった。

CH02、CH17、CH21(再出現・終息)
  • 八ヶ岳の CH02、CH17、CH21 観測装置に現れた特異変動が 7月26日昼過ぎに終息。7月27日午後現在まで完全静穏基線を記録中(図2参照)。
  • 7月26.6日± に明らかな前兆終息が認識できる。
  • この終息時期と高知観測点の K1 観測装置に現れた特異変動の極大 7月18.7日(図1参照)を対応させると地震発生時期として 7月29日± が算出される。

CH23(再出現・終息)
  • 7月21日昼ごろに八ヶ岳の CH23 観測装置に明確な特異変動が出現(図3下部基線)。この直後からハヶ岳の CH34 に BT変動(通常基線より基線幅が増大する変動)が出現(図3上部基線)。BT変動は 2回だけ。7月24日〜26日には出現しなかったが、本日7月27日未明に微弱ながら再出現、7月27.4日終息の可能性が示唆される。
  • CH23 の特異変動の極大 7月21.5日、CH34の 7月27.4日終息からは 7月29日± 地震発生が算出される。

CH29(再出現・継続中)
  • 他の観測装置の前兆変動が全て静穏化し正常基線を記録している中、八ヶ岳の CH29 観測装置のみ、特異変動がまだ継続している(図5参照)。本日 7月27.2日の変動は大きく、極大に見える。
  • 仮に 7月29日に地震発生の場合、CH29 観測装置の変動は 7月28日深夜まで継続すると計算される。この終息を確認できるまで待ってから更新情報を出すと、地震発生時期に間に合わない可能性があるので、未確認ながら修正続報として報告する次第。

推定時期に前兆極大出現
  • 前兆変動の各ステージで、地震発生推定時期に地震発生ではなく新たな前兆変動の極大が現れるというパターンがこれまで何度もあった。今回もこのパターンの可能性がなきにしもあらず。地震発生がない場合は再考し、続報する。
  • 「何度もの修正で大変申し訳ありません。」

推定時期7月29日に発生の可能性(誤差 7月29日±1日)
8月1日までに発生がない場合は再考予定
推定時刻 午前9時30分±1時間30分 または 午後5時±3時間
推定震央領域 長野県北部、群馬県、栃木県西部、福島県西部、新潟県南部など
浅間山、白根山などの火山近傍
続報 No.303」所載の図3参照
推定規模 M8.0 ± 0.3
M7 クラス複合の可能性も若干あり
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
関連記事
 

ピラミッドの大きさの小惑星が地球近傍を通過

 
7月26日 02時51分(日本時間)、エジプト・ギザの大ピラミッドに匹敵する大きさの小惑星が地球のそばを通過しました:
 
以下は上掲記事の主要部分をテキトー訳したものです:
「2008 GO20」と呼ばれるこの地球近傍小惑星は、地球から 280万マイル(450万キロ)の距離まで接近した。報道によると、この小惑星は時速 18,000マイル(約 29,000km)の速さで飛行したという。

この岩塊の大きさは 318〜720フィート(97〜220メートル)と推定されている(ギザの大ピラミッドの高さは 450フィート= 138 m)。宇宙を漂う岩塊のうち、大きさが約490フィート(150m)以上あり、地球から 460万マイル(740万km)以内に接近すると予想されるものは、潜在的な危険性がある小惑星(PHA: potentially hazardous asteroid)とみなされ、NASAの地球近傍天体研究センターが監視している。なお、この距離は地球と月の距離の 19.5倍に相当している。

現実にはこの距離は、われわれが知っている(衝突には至らなかった)最短の接近事例とは比較にならない。2020年8月16日に小惑星 2020 QG がインド洋上の高度 1,830マイル(2,950km)を通過したことがあるのだと、Live Science の姉妹サイト Space.com が報じている。このような小さな宇宙の岩塊は、地球上の生命に危険を及ぼすことはない。

一方、2008 GO20 には「潜在的な危険性」がある。なぜなら、時間の経過とともに惑星の重力に引きずられて軌道が変化し、地球の軌道を横切るようになる可能性があるからだ。もしそうなれば、将来的に地球に衝突する可能性があると NASA は述べている。

2008 GO20 が地球の近くにやって来るのは、今回が初めてではない。NASA の記録によると、最も地球に接近したのは 1901年8月4日で、地球から 80万6,856 マイル(130万km)の距離まで近づいたとされている。それに次ぐ接近記録は 1935年7月31日のことで、地球からの距離は 115万マイル(185万km)であった。次回の地球接近は 2034年7月24日で、2008 GO20 は 310万マイル(500万km)まで近づくと予想されている。
 
関連記事
 

ハチクが開花 — 福井県鯖江市

 
福井県鯖江市(地図)の民家で、約60年前に植栽したハチク(淡竹)が花を付けました。 

「例年約 1メートルほどの竹が、今年は急に倍の大きさにまで成長した」(住民)、「近年、全国で開花報告が相次いでいる。貴重な一斉開花の前兆が現れている」(富山県中央植物園)、「ハチクが全国で一斉開花したのは 1908年前後が最後との記録があり、次は 2028年ごろにピークを迎えるとみられている」:
 
関連記事

2021年7月26日月曜日

オリンピックという名の感染大会

 
マスクを外してわめき散らすオーストラリアの水泳コーチ。そばでオロオロする女性が気の毒です。スポーツ関係者の奢りと身勝手。こういう輩を罰する手段はないのでしょうか。こういうことは他にもいっぱい起きていることは想像に難くありません:
 

最古の多細胞生物

 
カナダ・ニューファンドランド島のミステイクン・ポイント(地図)で、岩の表面に浮き出た最古の多細胞生物の化石。体軸から左右に同じような線状の構造が伸びており、左右対称の体制を持っているように見えますが、よく見ると左右交互になっていて左右対称ではないようです。この点は、エディアカラ生物群のディッキンソニアと類似しています:
 

2021年7月25日日曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-237)

 
八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 7月25日12:30付けで更新情報を出しています。7月23日付の前更新情報のリリース後に微弱な前兆変動が出現したため、地震発生日がわずかに修正されました。
 
「対応地震発生は、07月27日が最も考え易い見解となりますので、修正させて頂きます。尚、最大誤差は 07月28日 ±3 とさせて頂きます」:
 
  • 7月8日の前兆変動極大(最終極大と認識)に対する前兆変動終息が 7月23日夕刻から夜であるとの見込みにもとづいて、7月29日± に地震発生の可能性があると推定した。しかし ・・・

微弱な前兆変動の出現
  • 7月24日夜から 7月25日の03時まで微弱な前兆変動が複数観測装置に出現。
  • その後、完全終息となった。
 
現状
  • 現時点で、八ヶ岳、秋田観測点、高知観測点の全30基の観測装置は全て静穏正常基線を記録中。前兆変動は認められない。

計算 1
  • 7月8日極大を最終極大とみなし、7月25.2日を対応する終息時期として計算すると、地震発生時期として 7月31日± を得る。これは他の前兆変動関係から計算される推定発生時期と大きく異なる。

計算 2
  • 高知観測点の K1 観測装置に 7月18.7日を中心に出現した特異(図1の波形参照)を直前特異ではなく単なる前兆変動の極大(最終局大)と見なすと(No.1778前兆群の第25ステージでは直前特異は観測されていない)、7月18.7日極大〜 7月25.2日終息の関係となる。
  • この関係に経験則[極大〜地震発生]:[終息〜地震発生]= 3.9:1 を適用すると、地震発生日として 7月27日± を得る。これは他の前兆関係とも調和する。

推定日の修正
  • 以上より、対応地震発生は 7月27日が最も考え易いので、前更新情報の推定日を修正する。最大誤差は 7月28日±3日。

火山活動について
「No.1778 前兆群では長い前兆変動出現期間中に火山近傍地震前兆変動が顕著に観測されました経緯があるため、火山近傍領域の可能性が示唆されています。しかし、ここ最近、現在も含め火山噴火前兆変動は観測されておりませんことから、火山近傍で発生となった場合でも近傍火山が噴火する可能性は考えにくいと思われます。左図3[注:続報 No.302の図3]の斜線域はあくまでも参考で、御岳周辺等の可能性も否定はできません。ご注意下さい。」

 
推定時期7月27日に発生の可能性(最大誤差 7月28日±3日)
8月1日までに発生がない場合は再考予定
推定時刻 午前9時30分±1時間30分 または 午後5時±3時間
推定震央領域 長野県北部、群馬県、栃木県西部、福島県西部、新潟県南部など
浅間山、白根山などの火山近傍、御嶽山周辺も否定できず
続報 No.302」所載の図3参照
推定規模 M8.0 ± 0.3
M7 クラス複合の可能性も若干あり
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 

みるみる隆起する土地

 
こんな現象があるんですね。
 
「膨潤性粘土には、含水率の変化によって膨らんだり縮んだりする性質があります。これらはスメクタイト粘土とも呼ばれ、この興味深いビデオのように急激に膨らんだり縮んだりします」:
 
 
 スメクタイトについては以下をご覧下さい。医薬品にも配合されているようです:

小惑星 2021 OV が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2021 OV〟が 7月20日に月と地球の近くを通り過ぎていたことが、7月23日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2021 OV (2021年7月23日付更新)
接近日時(日本時間)
(月)7月20日 19:26
 (地球)7月20日 23:51
接近日時 誤差
(月)±1時間2分
(地球)±1時間0分
接近距離 (月)0.45 LD
(地球)0.51 LD
推定直径
8 ~ 17 m
対地球相対速度
14.0 km/s ≅ 5万1000 km/h
発見から地球接近まで1 日
次の地球接近
公転周期511 日 ≅ 1.40 年
分類
アポロ群
(1LD=地球から月までの平均距離) 
 
 このブログでは、原則として地球から 2LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。