2026年7月11日土曜日

中国 再利用型ロケットの着陸に初成功


7月10日、中国は長征 10B ロケットを打ち上げ、搭載した衛星を軌道に投入するとともに、ロケットの 1段目を海上の基地に着陸させることに成功しました。1段目の上部から黒い煙を出しながら降下してきますが、米国スペースX 社の場合にはこのような煙は見られませんでした:
 
 
 
 
 7月11日には日本の JAXA も再使用ロケット実験機 RV-X の着陸に成功しました。米国や中国に比べるとまだまだ初歩的な段階ですが:

富士山「予兆あれば数時間で噴火おそれも」


テレビ静岡』の記事です。富士山の登山シーズンが始まったことから、「富士山は火山である」と注意喚起する内容です。静岡大学名誉教授・小山真人氏(火山学)が解説しています。
 
「富士山の場合、(噴火警戒レベルを)上げていく時に 2は使わない。火口の場所が分からないので 2は使わない。1から 3に上がるが、その前に火山の“解説情報”が出る」、「とくに気をつけるべきは、“臨時”で出される情報」、「考えやすいのは地下の低周波地震活動が高まって終わらず、さらにマグマが上昇してくると、浅い部分、地下数 km くらいで地震活動が起きてきて噴火に至るのが一番考えやすいシナリオ」、「前兆的な地震が起き始めて数時間以内に噴火はあり得る」: 

2026年7月10日金曜日

小惑星 2026 NX が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2026 NX〟が 7月6日から 7日にかけて地球と月の近くを通過していたことが、 NASA/JPL による 7月9日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2026 NX (2026年7月9日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)7月6日 23:32
 (月)7月7日 08:25
接近日時 誤差
(地球)± 45 分
(月)± 35 分
接近距離 (地球)0.68 LD
(月)0.48 LD
推定直径
6 ~ 14 m
対地球相対速度
7.9 km/s ≅ 2万8000 km/h
初観測から地球接近まで−3 日
次の地球接近
公転周期634 日 ≅ 1.74 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2026年7月9日木曜日

山口県萩市の群発地震 その後 (続報-2)


朝日新聞』の記事です。山口県萩市(地図)やその周辺で昨年 2月に始まった群発地震は現在も続いているようです。
 
「震源は、40余りの火山が集まり、約8800年前に最後の噴火をした『阿武火山群』の付近」、「地震計のデータを見る限り、岩石が割れて起こる地震で、火山性微動ではない」(気象庁): 

上の記事では、深さ 20~50km での地震は「今年 7月6日までに 2900回を超えた」、「深さ20キロ未満の地震も発生しており、それを含むとおよそ3000回になる」と書いているのですが、昨年 6月8日付の『毎日新聞』の記事では「6月2日までに観測された地震の回数は 3640回」とありました。このくい違いは、おそらく、前者は M0.5 以上の地震数であるのに対して、後者はそれ未満の地震も数えているからだと思われます:

日本イスラム共和国


7月8日、トルコで開催された NATO(北大西洋条約機構)首脳会議の際、トランプ大統領は多くの失言をしました。トランプ氏は演説で話が支離滅裂になることが多く、公の場で居眠りをしているように見える場面も度々あり、大統領の健康状態や精神状態に対する懸念が強まっています。
 
以下は NATO 首脳会議での失言の例です: 
 
「トランプ氏は(ウクライナの)ゼレンスキー氏を指さし、記者団に対し『プーチン大統領』への質問はあるかと尋ねた。その後、自身の言い間違いに気づいた様子で、その質問は後ほどロシアの大統領と話す際に伝えると主張した」
 
「トランプ氏はイランによる米空母への攻撃について言及する際、『イラン・イスラム共和国』を『日本イスラム共和国(Islamic Republic of Japan)』と言い間違えた」
 
「アプリの『TikTok(ティックトック)』を『Tic Tac(ティックタック)』と発音し、記者団に次のように語った。『Tic Tacで誰が一番か知っているか? 私だ。私は TikTok で一番人気で、共産主義がいかに悪いかということばかり話しているんだ』」 トランプ氏は 7月6日にホワイト・ハウスでも同じ言い間違いをしていたとのことです。
 

Trump also referred to the “Islamic Republic of Iran” as the “Islamic Republic of Japan.”

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— Forbes (@forbes.com) 2026年7月9日 3:00


小惑星 2026 NP が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2026 NP〟が 7月7日に地球と月の近くを通過していたことが NASA/JPL による 7月8日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2026 NP (2026年7月8日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)7月7日 00:21
 (月)7月7日 01:08
接近日時 誤差
(地球)± 2 分
(月)± 1 分
接近距離 (地球)0.21 LD
(月)1.04 LD
推定直径
10 ~ 22 m
対地球相対速度
13.1 km/s ≅ 4万7000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2043年1月13日ごろ
公転周期446 日 ≅ 1.22 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2026年7月8日水曜日

トカラ列島近海地震: 群発地震に同期する地殻変動を発見、非地震性すべりが群発地震を引き起こした可能性


東北大学、北海道大学、鹿児島大学の研究チームの発表です。(1)トカラ列島(地図)で 2025年に発生した群発地震活動の際に観測された地殻変動は、断層の過渡的な非地震性すべりに起因する可能性がある、(2)非地震性すべりの駆動源は「測地的には見えない膨張源」から加わった力、もしくは膨張源からの流体の移動に伴って、過渡的な非地震性すべりと群発地震が発生した、とのことです:

非地震性すべりについては、「地震波を伴わないゆっくりとした断層すべりの総称。大地震の直後に観測される余効すべりや、自発的に開始するスロースリップが含まれる」と注記されています。


関連記事

火山の「信号機」


京都大学の発表です。
 
地震活動の統計量「b値」の変化を緑・黄・赤の信号機に置き換え、火山の地下にたまる応力の状態と噴火の切迫度を準リアルタイムで評価する手法「火山信号機警報システム(VTLAS:ブイトラス)」を開発し、地質環境の異なる世界の火山で系統的に検証したという内容です:

謎の発光体 — 沖縄県南城市、沖縄市


7月6日19時30分から20時ごろ、沖縄県南城市の百名ビーチ(地図)や沖縄市与儀(地図)から、水平線上で激しく光る複数の発光体が目撃・撮影されました。沖縄市与儀からは久高島(地図)の方向に見えたということで、発光体が浮遊していたのは沖縄本島の南ないし南東、琉球海溝の方向であると考えられます。

「この時間帯、東南にこんなに明るい星はない」(石垣島天文台)、「同時刻に南城市付近で航空機が飛んだ情報はなく、ヘリコプターなどによる訓練も行っていない」(第11管区海上保安本部):

記事中の 1本目の動画には 2つ、2本目の動画には 3つの発光体が写っています。


2026年7月7日火曜日

トランプ ≒ ジョージ 3世


7月4日、アメリカでは 250年目の独立記念日を祝う様々な行事が行われました。250年前の 1776年7月4日に採択された『独立宣言』は、自由、平等、幸福の追求などの基本的人権を謳い、イギリスからの独立の正当性を主張するものでしたが、文書の半分ほどは当時のイギリス国王・ジョージ 3世とその悪政を 27項目にわたって列挙して批判する内容でした。そして、250年後の現在、これらの項目の多くが、ドナルド・トランプとその政権にも当てはまると話題になっています:
 
リンク先の記事は非常に長いです。以下はほんの一部です ——

トランプ氏は既存の法律を簡単に無視することで、議会に対する軽視の姿勢を示してきた。イーロン・マスク氏が主導した政府に対する DOGE 攻撃は、プライバシーやデータに関する法律を含め、数多くの法律に違反していた。トランプ氏はイランへの軍事攻撃を開始した際、戦争権限決議を全く無視した。彼は、議会が承認した資金を違法に差し押さえた。また、「国際緊急経済権限法」や1798年の「敵性外国人法」を誤って解釈し、大統領に与えられていない権限を主張している。法律の専門家たちは、トランプ氏が監察官や独立政府委員会の委員を解任した行為は違法であると指摘している ―― ただし、これらの事例の一部は現在も裁判所で係争中である。さらに、彼は憲法に明記されている「出生による市民権」を廃止する大統領令を発令した。

—— 

Half of the Declaration of Independence is a list of 27 specific grievances lodged against King George III and his regime. 250 years later, many of these grievances apply to the reign of Donald Trump.

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— Mother Jones (@motherjones.com) 2026年7月4日 2:04