2021年10月22日金曜日

アスキャ山が急速な山体膨張 — アイスランド (続報)

 
 
8月初めから続いているアスキャ山(地図)の山体膨張は、その後もほぼ一定の速度で進行しています。累積の隆起量は先月は 7cm でしたが、現在は 15cm に達しているとのことです。アイスランド気象庁の専門家は、噴火するか否かを判断するのは時期尚早としながらも、マグマが地下 2〜3km のところに蓄積されており、噴火の可能性を排除できないとしています:
 
アスキャ山の噴火頻度は、過去 7000年間では 100年に 2~3回程度とされています。 
 
 

近畿圏中心領域大型地震 (続報-252)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が 10月21日15:00 付けで更新情報を出しています:
  
前回(No.316)——
  • 八ヶ岳の CH29 観測装置の変動が継続 → 10月中発生の可能性は考えにくい
  • 10月18日昼以降、静穏が継続 → 11月12日ごろに発生の可能性も考えられる
  • CH29 観測装置の完全静穏化を待ちたい
 
現状 ——
  • CH29 観測装置(八ヶ岳): 3日間静穏状態継続するも再び変動出現
  • K1 観測装置(高知観測点): 10月21日現在、まだ静穏基線電圧値に復帰せず
 
見通し ——
  • 11月16日以降の可能性、ただし発生近い可能性が高い(理由は下記引用を参照)
 
 「まもなく 2008年07月から 13年4ヶ月継続となる過去例のない長期変動ですが、最大値では30 観測装置に出現した前兆変動も、現在は主に上の 2観測装置の変動のみとなりました。両観測装置の変動出現状況を鑑み、発生日を特定推定したいと考えます。」
 
推定日CH29 完全静穏化確認後に計算予定
ただし 11月17日〜22日ごろの可能性あり
推定時刻 午前9:00±2時間 または 午後6:00±2時間
推定震央領域 続報 No.317」所載の図3太線内 火山近傍
斜線域は可能性考えやすい参考推定領域
推定規模 M8.0 ± 0.3
直前に噴火前兆変動が観測されない限り、近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 

2021年10月21日木曜日

地質学を専攻していた

 
コリン・パウエル氏が 10月18日に亡くなりました。米軍制服組のトップ・統合参謀本部議長として 1989年のパナマ侵攻や 1991年の湾岸戦争を指揮し、2003年のイラク戦争の時には国務長官の任にありました。
 
知らなかったのですが、パウエル氏はニューヨーク市立大学シティ・カレッジ(CCNY)で地質学を専攻し、理学士号を取得しています(その後、ジョージ・ワシントン大学大学院経営学修士課程を修了)。

以下は同氏の回顧録からのテキトー訳です:
CCNY の地質学のフィールド・トリップはとても楽しい思い出です。(ニューヨーク州の)北部に行って、シンクライン(向斜)やアンチクライン(背斜)の地層をよじ登りました。それらを図式化して、鏡像を考えなければなりませんでした。ここに背斜があれば、それに対応する向斜が別の場所に露出していることが予測できます。うまく予測できたときには、とても満足感がありました。地質学の知識で、大学外の友人たちに自分の才能を披露することもできました。「知ってるかい、ハドソン川は本当は川じゃないんだよ」「何を言ってるんだ?・・・ ハドソン川が川だってことはみんなが知っていることじゃないか」 私は、ハドソン川はポキプシー(地図)のあたりまで「溺れた」川であることを説明しました。氷河期に(氷河の重みで)川底が沈降し、大西洋が内陸に入り込んで来たのです。その結果として、ハドソン川下流域は実際に塩水の入り江となったのです。 

原文は以下のツイートにあります:
 

東海道南方沖で深発 M5.8、異常震域

 
10月21日17時37分ごろ、東海道南方沖を震源とする M5.8、震源の深さ 380km、最大震度 3 の深発地震が発生しました(震央地図震度分布図CMT解)。防災科学技術研究所では、鳥島近海、M5.6、震源の深さ 440km としています。
 
震度 3 を観測したのは、 栃木県宇都宮市だけです。
 
沈み込んだ太平洋プレートに沿って揺れが遠方に伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布です。また、同じ太平洋側でも、フィリピン海プレートが沈み込んでいる静岡県以西では 1地点(和歌山県岩出市)を除いて無感となっている点にも注目してください(後日取り消されるかも知れません:類似事例)。
 
 
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2021年10月20日水曜日

小惑星 2021 UL が月と地球に接近・通過

 
10月16日に小惑星〝2021 UL〟が月と地球のそばを通過して行ったことがわかりました。
 
2021 UL
(2021年10月18日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月16日 16:31
 (地球)10月16日 21:13
接近日時 誤差
(月)±1 分未満
(地球)±1 分未満
接近距離 (月)0.808 LD
(地球)0.094 LD
推定直径
2 ~ 5 m
対地球相対速度
10.1 km/s ≅ 3万6000 km/h
発見から地球接近まで−2 日
次の地球接近2022年5月28日
公転周期367 日 ≅ 1.00 年
分類
アポロ群
(1LD=地球から月までの平均距離) 
 
 このブログでは、原則として地球から 2LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

近畿圏中心領域大型地震 (続報-251)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が 10月18日15:00 付けで更新情報を出しています:
  
静穏だった K1 に10月11日から 特異変動出現
→ 直前特異である場合: 10月22日±2日発生を支持
ただし直前特異にしては継続期間が長すぎる
→ まだ前兆期間だった可能性(10月19日か 20日に静穏化?): 11月12日±2日発生の可能性?
CH29 完全静穏化を待ちたい。
 
 「10/20 以降も CH29 に変動が継続した場合は 11/12±2 発生の可能性は考えにくくなりますので、完全終息まで待ちたいと考えます。ちなみに 11/12±2 発生推定が正しい場合は、このあと CH29 も K1 も静穏化し、静穏化基線が継続、その後、CH29 には 10/27± 頃、K1には10/28± 頃に直前特異変動が観測される可能性も示唆されます。」
 
推定日11月12日±2日(10月22日±2日は可能性低下)
CH29 完全静穏化確認まで未決定
推定時刻 午前9:00±2時間 または 午後6:00±2時間
推定震央領域 続報 No.316」所載の図4と図5を参照
推定規模 M8.0 ± 0.3
直前に噴火前兆変動が観測されない限り、近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 

2021年10月19日火曜日

地電流異常: 東北に M7 級地震の前兆?

 
どこまで信憑性のある話なのかわかりませんが、念のため・・・
 
「岩手県沖、宮城県沖を中心とした東北地方北部・南部で、マグニチュード(M)6.3~7.7、最大震度 5強~ 6強の地震の前兆がみられる」、「12日から新たなやや大き目の前兆(地電流異常)が見られた」: 
 

京都府南部で地震続く

 
10月16日から 19日までの 4日間に、京都府南部を震源とする有感地震が 3回発生しています。
  • 16日 21:48ごろ M3.9 深さ 10km 最大震度 3 (資料
  • 18日 10:52ごろ M2.9 深さ 10km 最大震度 1 (資料
  • 19日 12:33ごろ M2.2 深さ 10km 最大震度 1 (資料
 
  「いずれも単発の地震で、関連性は今のところ不明」(京都地方気象台):
 

北朝鮮北部で地震 2回

 
10月19日朝、北朝鮮北部で 2回の地震がありました。6時41分ごろに M2.6(資料)、同45分ごろに M2.8(資料):
 
10月17日には北朝鮮北東部でも M2.4(資料)の地震が発生しています。
 
 

予想外! 溶岩流が立てる音 — カナリア諸島

 
溶岩の成分や温度にもよるのでしょうが、想像していたのと全く違っていました。
 
「SOUND ON: 地質学者は、スペインのラ・パルマ島の溶岩流の音は  "割れたガラスのような音" だと指摘している。9月19日に噴火が始まって以来、島の火山から流れ出た溶岩によって 1,826の建物が破壊されたと当局は発表している。」:
 
 
 
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小惑星 2021 TX14 が月と地球に接近

 
10月19日から 20日にかけて、小惑星〝2021 TX14〟が月と地球に接近します。
 
2021 TX14
(2021年10月18日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月19日 14:07
 (地球)10月20日 00:08
接近日時 誤差
(月)±2 分
(地球)±1 分未満
接近距離 (月)1.19 LD
(地球)1.33 LD
推定直径
13 ~ 28 m
対地球相対速度
10.6 km/s ≅ 3万8000 km/h
発見から地球接近まで12 日
次の地球接近2028年4月3日ごろ
公転周期566 日 ≅ 1.55 年
分類
アポロ群
(1LD=地球から月までの平均距離) 
 
 このブログでは、原則として地球から 2LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2021年10月18日月曜日

承和年間の鳥類の異変

 
六国史の第4番『続日本後紀』を見ていると、承和13年から承和15年(嘉祥元年)にかけて(西暦 846年〜848年)、鳥類の異変が多く記録されています。それらも含めて、自然現象の記録を抜き出してみました。現代語訳は『続日本後紀』(全現代語訳・森田悌、講談社学術文庫、2010)から引用しました。
 
ちなみに、この時代は仁明天皇の治世です。仁明天皇は嵯峨天皇の子で、平安京遷都で知名度が高い桓武天皇の孫です。桓武平氏につながっていく高見王や平高棟と同世代です。
 
承和13年
1月4日
烏が漏刻(水時計)の時刻を記した竹札を銜えて飛び去り、春興殿の上に落とした。
2月27日 地震があった。
10月25日 白鷺が建礼門院上に集まり、まもなく大庭(紫宸殿の前庭)の版位のところへ降りて集まった。
承和14年
3月13日
雄雉が東方から飛来して、主殿寮の直廬(内裏内郭の南東の隅)の前に集まった。渠の西から走って閤門中に入り込んだ。右近衛六人が近づいて見ると、体に傷はなく、羽毛が整っていたことが判った。
3月14日 不思議な雉を北野で放った。高く飛び去った。
閏3月4日 天に鳴き声が聞こえた。その余響は大きく、しばらくの間続いた後止んだ。
閏3月13日 群れをなす鳥が何億、何万と太陽のまわりを廻って上下した。日中から夕刻に至るまで空に見えたが、何という鳥か判らなかった。
閏3月 本月 しばしば鳥の群れが出現した。夜明け前に西から東に進み、天を覆うほどで、その間空が全く見えなかった。多くの故老を訪い質問したが、皆、聞いたことがない、と言った。
6月12日 激しい雨となり、滝のようであった。本日夜、月暈の外に白気がたちこめた。
6月21日 長雨が止まった。
10月27日 鷺が春興殿の上に集まった。
11月9日 天の北の方に雷鳴のような音がした。
11月20日 午後八時頃、流れ星のようなものが出現した。西から東に向かって堕ち、その輝きは幅が二町、長さが十丈ほどであった。
承和15年
1月29日
陰明門に𨷻入しようとした狂人がいた。門衛が捕らえて連れ去った。
2月22日 地震で、雷鳴のような音がした。多くの犬が驚いて吠えた。
2月26日 本日、宮城の北東の隅の垣の瓦が自然に頽落し、雷鳴のような響きがした。
3月6日 神泉苑の東垣の瓦が八丈余ほどひとりでに頽落した。雷鳴と同じような響きがした。
3月8日 大地がはなはだ震動した。
3月28日 地震があった。
4月3日 地震があった。
5月1日 日蝕があった。
6月24日 地震があった。
6月25日 地震があった。
7月7日 つむじ風が春興殿の庭に発生し、紫宸殿の東北のあたりまで来て、さらに清涼殿の東を通り、そこから右近衛陣に向かい、炬屋を煽るようにして地上数尺ほど持ち上げ、炬屋は版位の前まで来て、草木がなびくように摧破した。
7月29日 雷と稲光が異常に激しく、東西二京を震動させた。(以下被害の記述が数行にわたって続くが省略。)
8月3日 雨が降り、夜通し止まなかった。
8月4日 雨の勢いは井戸を顚倒させたように激しく、終日止まなかった。
8月5日 あたり一面が洪水となり、人・畜が流され、河陽橋は壊れてわずか六間分が残り、宇治橋は傾き、茨田堤は随所で破潰した。故老は皆、大同元年の洪水に倍し、四、五尺になった、と語った。
9月2日 青鷺が紫宸殿南庭の版位の下に集まった。
10月7日 地震があった。
10月20日 地震があった。
12月2日 地震があった。
 

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硫黄島: 隆起で沈没船が姿を現す

 
小笠原諸島の硫黄島(地図)では長期的に隆起が継続していますが、隆起によって沈没船が陸上に姿を現しています。
 
「かつて太平洋戦争で激戦が繰り広げられました。今海岸沿いに構造物のようなものが見えます。あれが沈められた船ですね。船が沈められた跡が確認できます、アメリカ軍が港を作ろうとして船を沈めた跡ということです」(拡大地図):

硫黄島の状況については以下の気象庁の解説情報を参照してください。
 
「GNSS 連続観測によると、長期的に島全体の隆起を示す地殻変動がみられています」:
 
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マグロが川を遡る — 和歌山県串本町

 
10月14日、和歌山県串本町中湊(地図)の古座川で、クロマグロとみられる魚が泳いでいるのが目撃・撮影されました。体長 1.5m弱。現場は、河口から約 1km 上流の浅瀬。
 
「大きさやひれの特徴から、クロマグロだと考えられる。上げ潮で川に入って来てしまったなど、何らかの理由で迷い込んだのではないか」(県水産試験場):
 
[備考] 10月15日07:57ごろ、和歌山県北部、M3.6、深さ 10km、最大震度 4
 
 

2021年10月17日日曜日

また 国際宇宙ステーションの姿勢乱れる

 
10月15日、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキング中のロシアの宇宙船ソユーズ MS-18 で、スラスター(姿勢制御や軌道の微修正などに使う小型の噴射装置)が異常噴射を起こし、ISS が傾く事故が発生しました:

この日、ロシア人宇宙飛行士と、ISS に短期滞在していたロシアの映画監督と女優が地球に帰還するための準備として、ソユーズ MS-18 のスラスタの噴射テストを行ったところ、噴射が予定時間内に止まらず、ISS が通常の姿勢から 57度傾く事態になりました。30分ほどで ISS の姿勢は回復し、日本人宇宙飛行士(星出彰彦氏)を含む ISS の乗員に危険はなかったとのことです。
 
異常噴射の原因は調査中ですが、噴射が止まった理由もわかっていないとのことです。NASA のフライト・ディレクターであるティモシー・クリーマー氏は、「確証は得られていないが、スラスターが推進剤を使い切ったために噴射を停止したと考えている」と語っています。
 
同じような事故は 7月29日にも発生しています。ロシアのモジュールでスラスターの想定外の噴射が発生し、ISS が 540° も回転してしまいました。ロシア側はソフトウェアの不具合が原因だったと説明しています:
 
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2つの小惑星が月と地球に接近

 
10月17日から18日にかけて、2つの小惑星が月と地球に接近します。
 
2021 TH13 (2021年10月13日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月17日 19:42
 (地球)10月18日 04:20
接近日時 誤差
(月)±2 分
(地球)±2 分
接近距離 (月)0.87 LD
(地球)1.65 LD
推定直径
6 ~ 14 m
対地球相対速度
8.6 km/s ≅ 3万1000 km/h
発見から地球接近まで11 日
次の地球接近2022年10月6日
公転周期342 日 ≅ 0.94 年
分類
アテン群
 
2021 TG14 (2021年10月16日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月18日 02:16
 (地球)10月18日 09:51
接近日時 誤差
(月)±1 分
(地球)±1 分未満
接近距離 (月)0.94 LD
(地球)0.65 LD
推定直径
5 ~ 12 m
対地球相対速度
11.4 km/s ≅ 4万1000 km/h
発見から地球接近まで7 日
次の地球接近2027年4月16日ごろ
公転周期471 日 ≅ 1.29 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離) 
 
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箱根山の山体膨張止まる

 
箱根山(地図)で今年 7月ごろから観測されていた山体膨張が停滞しています。 

「GNSS連続観測では、7月頃から一部の基線でみられていた伸びの変化は 8月頃から停滞し、その後、顕著な地殻変動は観測されていません」:

火山ガスには変化が出ているようです。

「今月5日に大涌谷で火山ガスの定点調査を行った東海大の大場武教授は『ガスの成分の一部に変化が出ている。引き続き注意が必要』との認識を示す」:
 
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2021年10月16日土曜日

ブルカノ島で一部住民が避難 — イタリア

 
 
ブルカノ島では一部の地区で地下からガスの放出が確認されたため、住民が避難しています:

上は10月13日付のイタリア語の記事です。以下に、主要部分を機械翻訳し若干手直ししたものを示します:
昨日、ポルト・レバンテ地区(地図)では、地下から煙が出てペットが病気になったという住人からの通報を受け、カラビニエリ(国家治安警察隊、警察軍)がいくつかの家に介入した。軍は予防的に居住者を家から退去させ、国立地球物理学・火山学研究所(INGV)の職員に直ちに介入を要請。検査の結果、二酸化炭素(CO2)の割合が通常の値を超えているアウトガス現象が起きていることを確認した。

カラビニエリは予防的措置として居住者を退去させ、彼らはホテルや島に住む家族の家など、安全な宿泊施設に移っている。
 
INGV と CNR-IREA(国立研究評議会-環境電磁気センシング研究所)は、検出した火山監視のいくつかのパラメータにここ数週間で大きな変化があり、火口では高温のガスを多く含む噴気の噴出が活発化していることを確認している。
 
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小惑星 2021 TJ15 が月と地球に接近

 
10月16日、小惑星〝2021 TJ15〟が月と地球に接近します。
 
2021 TJ15
(2021年10月15日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月16日 15:38
 (地球)10月16日 22:38
接近日時 誤差
(月)±1 分
(地球)±1 分未満
接近距離 (月)1.43 LD
(地球)1.00 LD
推定直径
6 ~ 13 m
対地球相対速度
12.3 km/s ≅ 4万4000 km/h
発見から地球接近まで2 日
次の地球接近
公転周期1003 日 ≅ 2.75 年
分類
アポロ群
(1LD=地球から月までの平均距離) 
 
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溶岩流出止まる — アイスランド

 
 
アイスランド南西部レイキャネス半島の Fagradalsfjall(地図)で今年3月19日以来続いていた噴火と溶岩流出が止まっています。9月18日以降、溶岩が流出した形跡はないとのことです。約4週間にわたる静穏状態は、3月に噴火が始まって以降で最も長い活動休止期間ですが、専門家は、噴火が終わったと宣言するのは時期尚早としています:

Fagradalsfjall の北東 5〜6km のケイリール(Keilir、地図)では 9月27日から群発地震が起き、新たな亀裂が開いて溶岩が流出し始めるのではと懸念されていましたが、こちらも数日前から地震活動が低下し、1日あたり数十回に落ち着いているとのことです:

都内の川に大量のボラ — 東京都江東区

 
10月14日朝、東京都江東区(地図)内を流れる川で、大量の魚が群がっているのが見つかりました。ボラの幼魚の可能性が高いとみられています。
 
「しながわ水族館のスタッフによりますと、ボラの可能性が高いといいます」:

ボラの群れだとすると一つ疑問な点があります。それは出現時期です。下の記事リストをご覧頂けるとわかるのですが、ボラの大群が川に現れたことについて、このブログでは過去に 17回扱っています。そのうち、海外のものを除くと全部で 15回。そのほとんどが 2月に起きています(1月2回、2月12回、3月1回)。今回の群れもボラだとすると、時期が早すぎます。これまでとは異なる要因があるのかも知れません。
 
 

隕石が民家を直撃 — カナダ ブリティッシュ・コロンビア州 (訂正)

 
 
上記の記事では、「幸い、ベッドには誰もいませんでした」と書きましたが間違いでした。以下の記事が詳細を伝えています:

上記の記事の副題は「彼女が目を覚ますと、頭の横に宇宙の石があった」です。以下に主要部分をテキトー訳します:
カナダの女性が、屋根を突き破って枕元に落ちてきた隕石の直撃を間一髪で免れた。 
 
10月3日の夜、ブリティッシュ・コロンビア州のゴールデンに住むルース・ハミルトンさんはベッドで眠っていた。バンッという大きな音で目覚めると同時に、何かが屋根を突き破って来て、破片が降り注いだ。

ベッドから飛び起きて明かりをつけて見ると、枕と枕の間に石が挟まっているのを発見した。その石は握りこぶしほどの大きさで、重さは約 2.8ポンド(1.3キロ)だった。
 
毎年、何千もの高速移動する宇宙の石が地球の大気圏を赤熱しながら通過して生き残り、隕石として地球の表面に衝突するが、これらの宇宙の飛翔体のほとんどは気付かれず、発見されないままである。また、ハミルトンさんのように、衝突の瞬間に隕石のそばに居合わせた人は、記録された歴史の中でもごくわずかである。
 
有名なのは、1954年11月30日に落下した隕石に当たったアラバマ州 Sylacauga のアン・ホッジスさんの事例である。ハミルトンさんと同様に、ホッジスさんも自宅で寝ているときに隕石が落ちてきた。しかし、ハミルトンさんが無傷で済んだのに対し、ホッジスさんはそうはいかなかった。ホッジスさんの場合、隕石はソフトボールほどの大きさで、重さは約 8.5ポンド(3.8kg)。ラジオを載せた戸棚からはね返ってきた隕石が彼女を直撃し、彼女は脇腹に大きな打撲傷を負った、と 2019年にSpace.comが報じている。  
 
ハミルトンさんは、近くの高速道路の工事現場で発破作業があり、そこから破片が飛んできたと初めは考えたそうですが、建設会社の担当者によると、その夜は爆破が行われておらず、空に明るい光が現れて爆発し、轟音を発したのを目撃したとのことです。
 
 

2021年10月15日金曜日

隕石が民家を直撃 — カナダ ブリティッシュ・コロンビア州

 
10月3日、カナダ西部の上空に非常に明るい火球が出現しました(写真)。火球は分裂して、少なくとも数十個の隕石が地表に到達したとみられています。そのうちの一つが、ブリティッシュ・コロンビア州ゴールデン(地図)の民家を直撃し、屋根と天井を突き破ってベッドの上で止まりました(写真)。幸い、ベッドには誰もいませんでした。
 
 

火球爆発 — アメリカ北東部

 
10月10日朝、アメリカ北東部のニュー・イングランド地方で、大きな音と揺れが人々を驚かす事件がありました。原因は上空で火球が爆発したためとみられています。

以下の動画はアメリカ海洋大気庁(NOAA)の人工衛星が撮影したものです。画面中央部のやや上、ニュー・ハンプシャー州の上空に白い点が現れますが、これが火球が爆発したところとのことです:
 
 
 
 

大量の軽石漂着 — 鹿児島県・奄美大島、与論島、沖縄県・沖縄本島

 
21年10月13日付「大量の軽石漂着 — 鹿児島県喜界島」の続報です。
 
北大東島、南大東島、喜界島に漂着した大量の軽石ですが、10月10日に鹿児島県の奄美大島(地図)、14日までに同県与論島(地図)、沖縄県の沖縄本島北部(地図)でも大量の漂着が確認されています。漁業への影響が懸念されます。
 
「今月10日、航行中の大型漁船のポンプに軽石が詰まり、機械が停止するトラブルが報告され・・・」、「軽石はまだ、沖合いから続々と流れ込んでいる」:
 
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2021年10月14日木曜日

2つの小惑星が月と地球に接近・通過

 
10月11日から12日にかけて、2つの小惑星が月と地球のそばを通過していったことが、NASA/JPLのデータベースの更新で明らかになりました。このうち、〝2021 TE13〟は静止衛星よりも地表に近いところを掠めていきましたが、発見されたのは通り過ぎてからでした。
 
2021 TK11 (2021年10月12日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月11日 00:34
 (地球)10月11日 10:21
接近日時 誤差
(月)±1 分未満
(地球)±1 分未満
接近距離 (月)0.44 LD
(地球)0.35 LD
推定直径
5 ~ 11 m
対地球相対速度
10.3 km/s ≅ 3万7000 km/h
発見から地球接近まで0 日
次の地球接近2024年10月13日ごろ
公転周期1085 日 ≅ 2.97 年
分類
アポロ群
 
2021 TE13 (2021年10月13日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月12日 08:50
 (地球)10月12日 18:53
接近日時 誤差
(月)±21 分
(地球)±13 分
接近距離 (月)0.511 LD
(地球)0.070 LD
推定直径
4 ~ 8 m
対地球相対速度
10.8 km/s ≅ 3万9000 km/h
発見から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期862 日 ≅ 2.36 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離) 
 
このブログでは、原則として地球から 2LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 
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小惑星 2021 TV10 が月と地球に接近

 
10月15日、小惑星〝2021 TV10〟が月と地球に接近します。
 
2021 TV10
(2021年10月11日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月15日 08:33
 (地球)10月15日 14:14
接近日時 誤差
(月)±2 分
(地球)±2 分
接近距離 (月)1.24 LD
(地球)1.91 LD
推定直径
7 ~ 17 m
対地球相対速度
11.6 km/s ≅ 4万2000 km/h
発見から地球接近まで6 日
次の地球接近
公転周期688 日 ≅ 1.88 年
分類
アポロ群
(1LD=地球から月までの平均距離) 
 
 このブログでは、原則として地球から 2LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2021年10月13日水曜日

大量の軽石漂着 — 鹿児島県喜界島

 
10月8日付「大量の軽石漂着 — 沖縄県北大東島」の続報です。
 
沖縄県の北大東島・南大東島に続いて、鹿児島県の喜界島(地図) にも大量の軽石が漂着しているのが 10日までにわかりました。福徳岡ノ場の噴火によって噴出した軽石とみられています。喜界島は福徳岡ノ場の北西約 1230km に位置しています。
 
「これほど大量の軽石が漂着したのは初めてではないか」 (喜界町役場):
 
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地震雲は迷信です

 
先日の首都圏震度 5強の地震以降、SNS上では「地震雲は嘘だった」という話題が注目を集めているそうです。きっかけは荒木健太郎氏(雲研究者・気象庁気象研究所研究官・学術博士)のツイートとのこと。

「『地震雲』を不安に思われる方が多くいらっしゃるようですが、雲は地震の前兆にはなりません。巷で『地震雲』と呼ばれることの多い雲は全て気象学で説明できる子たちで、雲の見た目から地震の影響等を判断するのは不可能です。雲は愛でつつ、地震には日頃から備えましょう」:
 
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