2021年9月30日木曜日

ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-7)

 
スペイン領カナリア諸島ラ・パルマ島クンブレ・ビエハ山(Cumbre Vieja、地図)から流出した溶岩流は多くの建物を巻き込みながら西進していましたが、9月28日23時(日本時間 29日07時)ごろ、海岸近くの崖を滝のように流れ落ちて大西洋に到達しました。海水との反応による有毒ガスの発生が懸念されています: 

 
 以下のツイートでは “lava delta”(溶岩三角州)と言う言葉を使っていますが、扇状地と言った方が適切なように思います:
 
 
 
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キラウエア山が噴火 — ハワイ

 
9月29日15時20分(日本時間 30日10時20分)ごろ、キラウエア山の山頂にあるハレマウマウ火口(地図)で噴火が始まった、と米国地質調査所(USGS)のハワイ火山観測所(HVO)が発表しました。 噴火警戒レベルは最高の “WARNING”、航空カラー・コードも最高の “RED” に引き上げられました:
 
USGS Volcanoes のツイートは、噴火の始まった時刻を 15時42分としています:
 

2021年9月29日水曜日

日本海中部で深発 M6.1、異常震域

 
9月29日17時37分ごろ、日本海中部を震源とする M6.1、震源の深さ 400km、最大震度 3 の深発地震が発生しました(震央地図震度分布図)。
 
震度 3 を観測したのは、 十勝地方中部、青森県三八上北、岩手県沿岸北部、福島県浜通り、茨城県北部、埼玉県南部で、いずれも太平洋側です。日本海側には、震度 1 を観測した地点がまばらにあるだけです。
 
沈み込んだ太平洋プレートに沿って揺れが遠方に伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布です。また、同じ太平洋側でも、フィリピン海プレートが沈み込んでいる静岡県以西では無感となっている点にも注目してください。
 
 

近畿圏中心領域大型地震 (続報-249)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が 9月28日15:00 付けで更新情報を出しています。前回の更新後の 9月17日に高知観測点の K10 観測装置に直前特異とみられる変動が出現、八ヶ岳の CH29 観測装置の変動と総合して 10月18日〜21日に地震発生と予測。
 
「4/17 の K10-PBF に対する直前特異の可能性『9/17 K10特異』出現を観測! 10月18日~21日発生を示す」:
  
 今回の更新情報では、推定時刻と推定領域も修正されています。推定時刻では、これまで「複数観測装置の BT 変動にもとづいた場合」と「CH34観測装置の BT 変動にもとづいた場合」が併記されていましたが、前者に統一されています。推定領域では、これまで範囲外だった長野県南部や岐阜県南東部が新たに範囲内になっています。
 
推定日K1 観測装置(高知)と CH29 観測装置(八ヶ岳)の特異変動終息後に計算予定。ただし、10月18日〜21日の可能性あり。
推定時刻 午前9:00 ±2時間 または 午後6:00 ±2時間
推定震央領域 続報 No.314」所載の図5と図6を参照
推定規模 M8.0 ± 0.3(群発地震活動を含む可能性あり)
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 

滋賀県だけに出る雲

 
「琵琶湖六郎」という愛称をもつロール状の雲。冬型の気圧配置で、西寄りの風が吹いたときに出現。
 
西からの季節風が比叡山(地図)や比良山(地図)の山並みを越えていくときに気流が上空で波打ち、南北に長い回転軸ができて雲が発生しているとみられ、琵琶湖から蒸発した水蒸気で湿度が高いことが影響している可能性が高い、とのことです:

ローター雲やオーストラリアのカーペンタリア湾周辺で見られるモーニング・グローリーと呼ばれる雲と同類だと思います。「出現時間は、早朝から午前 9時頃までで、昼頃には消滅」とある点もモーニング・グローリーと共通しています。モーニング・グローリーについては、過去にも記事にしたことがあります。下の関連記事リストからどうぞ。
 
 
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ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-6)

 
スペイン領カナリア諸島ラ・パルマ島クンブレ・ビエハ山(Cumbre Vieja)のライブ映像です:

カナリア諸島と日本の時差は 8時間です(10月末の夏時間終了まで)。日本が 8時間進んでいます。日本が午前 10時なら現地は午前 2時です。
 
 
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2021年9月28日火曜日

クレタ島で M6.0 — ギリシャ

 
9月27日09時17分(日本時間同日15時17分)ごろ、ギリシャのクレタ島で M6.0、震源の深さ 8.7km の地震がありました(震央地図)。報道では M5.8 とするものがありますが、米国地質調査所(USGS)とヨーロッパ地中海地震学センター(EMSC)は M6.0 としています。
 
多くの建物が倒壊し、報道記事によって違いがありますが、死者 1人、負傷者は少なくとも 20人と伝えられています:

USGS の “Tectonic Summary” は次のように解説しています:
2021年9月27日にギリシャのクレタ島で発生した M6.0 の地震は,浅い正断層の結果として起きたものである。この地震の発震機構解は、北東または南西に向かって走る中程度に傾斜した正断層で破壊が起こったことを示している。

震源はヘレニック(Hellenic)海溝の沈み込み帯に近いところである。震源の深さは、この地震が、沈み込むアフリカプレートの上に覆いかぶさるエーゲ海プレート内で発生したことを示している。

この地震を起こしたのは、これまで知られていなかった断層のようです:
 
 
 
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2021年9月27日月曜日

ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-5)

 
「更新情報:カナリア諸島測地ネットワークが過去24時間に記録した地殻変動には山体の収縮傾向が現れ、クンブレ・ビエハ山(Cumbre Vieja)マグマ系内の圧力が低下していることを示しています」:
 
 
 地図の右側に名古屋大学のロゴが表示されています。観測に協力しているということでしょうか。
 
 
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ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-4)

 
「更新情報:この数時間で、火山の揺れはほとんどなくなり、爆発的なストロンボリ式火山活動もなくなりました」:
 
 
 
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4重の虹 出現 — 鹿児島県南さつま市

 
9月21日、鹿児島県南さつま市笠沙町片浦(地図)沖で、4重の虹が目撃・撮影されました。 

「主虹と副虹それぞれ反射虹ができ、4本になった」(気象庁天気相談所、説明入り写真)、「50年近く漁をしているが初めて」(目撃者):
 
 

ドローンが撮影したのはネス湖の怪獣?

 
今年の 8月、スコットランドのネス湖(地図)をカヌーで旅していたグループが、その様子を撮影した動画を YouTube で公開したところ、その一部にネス湖の怪獣が写っているとの指摘が視聴者から寄せられ、話題になっています:
 
問題のシーンは、グループがカヌーを岸に上げたところを上空からドローンを使って撮影した部分にあります。複数のカヌーが並ぶ岸辺近くの水中に、丸みを帯びた胴体と細長い首をもった生物のようなものが写っています(拡大画像)。
 
記事に埋め込まれている動画は、表示されるまでに時間がかかるので、YouTube で直接見た方が良いかも知れません。問題のシーンは、3分53秒付近からです:
 
 

2021年9月25日土曜日

白山で地震増加 (続報)

 
9月22日付「白山で地震増加」の続報です。

9月21日に白山(地図)山頂付近で頻発した地震は 1日で収まったようです。気象庁からその後の発表はありません。
 
以下は、この白山の地震について専門家にインタビューした記事です。
 
「ただちに噴火する危険性は少ない」、「8年前の 2013年以降、100回以上の地震が起きた日が 7回発生していて、平松教授は改めて注意を呼びかけている」、「御嶽山の噴火のように地震活動が落ち着きつつ見えたところで急に突然火山活動が活発になり、10分程度の短い時間内で一気に噴火に至るという事例もある」:
 
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ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-3)

 
「ラ・パルマ島の噴火について、新しい指標である RSAM(噴火に近い地震観測所で測定された揺れの振幅)を公開しました。揺れは、火山の爆発力やマグマの噴出量に直結します。」(機械翻訳の結果を若干修正):
 
 
リンク先には最新のグラフがあります。グラフはクリックすると拡大します。緑色の縦線は噴火開始の日時を示しています。
 
 
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2021年9月23日木曜日

北アルプス硫黄岳付近から噴気

 
9月21日、北アルプス槍ケ岳に近い硫黄岳(地図)付近から噴気が立ちのぼっているのが目撃・撮影されました。記事に掲載されている地図を見ると、噴気が発生したのは硫黄岳の西北西で、湯俣川沿いの場所。昨年よりは東寄りの地点のようです:

9月19日夕方に岐阜県飛騨地方を震源として発生した M5.0、震源の深さ約 10km、最大震度 4 の地震(震央地図)では、震源に近い槍ケ岳山頂直下の槍ケ岳山荘(地図)に設置された震度計が震度5弱を記録していたとのことですので、その影響があった可能性があります。

昨年、噴気が上がったときには国土交通省が上空から調査しています:

以下の資料には硫黄岳について「火山性の硫化した花崗岩で、風化も加わりぼろぼろのため無雪期は登山の対象にはなっていない。北側の硫黄沢辺りでは水蒸気爆発らしい現象も見られる危険地域である」とあります:

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川でイワシが大量死 — 和歌山県田辺市

 
9月21日午前、和歌山県田辺市新庄町を流れる名喜里川(地図)の河口付近で大量の魚が死んでいるとの通報があり、保健所職員が調べたところ、約 450m の範囲で体長 15~20cm のイワシ約 1万匹が死んでいるのが確認されました。原因は不明です。

「水質を調べましたが、変色やにおいは無く、ほかの淡水魚も生きていて、水温や酸素量などの数値も問題はなかった」、「なぜ川に入り込んだのかもわからないがイワシの大量死は珍しい」(市の関係者):
 
拡大地図を見ると、名喜里川の河口は小さな湾の一番奥にあることがわかります。捕食者に追われたイワシの群れが袋小路に逃げ込み、海水と川水の塩分濃度差に耐えられず死んでしまったとは考えられないでしょうか。
 
 

2021年9月22日水曜日

白山で地震増加

 
9月21日、石川・岐阜県境にある白山(地図)で地震が増加しました。
 
「白山では、本日(21日)05時30分頃から山頂付近のやや深部を震源とする地震が増加し、16時までに 153回発生しています。(中略)ごく浅部を震源とする火山性地震や火山性微動は観測されていません」:
 
気象庁が 9月8日に発表した「白山の火山活動解説資料(令和3年8月)」(PDF形式)によると、白山では 8月26日にも山頂(御前峰)付近西側のやや深いところが震源とみられる地震が増加しています。
 
 
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オーストラリア南東部で M6.0

 
9月22日午前9時15分(日本時間同日午前8時15分)ごろ、オーストラリア南東部ビクトリア州で M6.0、深さ約 10km の地震が発生し、震央から約 100km 離れたメルボルンをはじめ、シドニー、キャンベラ、対岸のタスマニア島などでも揺れを感じました。同国政府の Geoscience Australia は M6.0、米国地質調査所(USGS)は M5.8、震源の深さはいずれも約 10km と発表しています。発震機構解からは横ずれ断層の活動による地震だったことがうかがえます:
 
建物の壁が崩れるなどの被害が出ています。また、倒壊した建物があるとの報道もあります。米国ワシントンに滞在中の首相は記者会見で、これまでの報告では重傷者は出ていないと述べています。また専門家は「ビクトリア州がヨーロッパ人の入植以来経験した最大の地震」、「ビクトリア州がこのような地震を感じたのは 2009年の M5.5 の地震以来」と語っています:
 
 

ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報-2)

 
カナリア諸島ラ・パルマ島で起きている噴火の現状です:
  • 死傷者なし
  • 溶岩流は住宅地を進行中
  • 溶岩はまだ海岸に到達していない
  • 約200棟の建物が破壊された
  • タカンデ(Tacande、地図)に新たな噴出口が開いた
 
 
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2021年9月21日火曜日

実は震度5弱だった岐阜県飛騨地方の地震

 
9月19日夕方に岐阜県飛騨地方を震源として発生した M5.0、震源の深さ約 10km、最大震度 4 の地震(震央地図)では、北アルプス槍ヶ岳で地震によって生じた落石によって登山者 7人が遭難、4人が県警のヘリコプターに救助され、うち 1人が重傷でした:
 
この地震は最大震度 4 とされていますが、震源に近い槍ケ岳山頂直下の槍ケ岳山荘(地図)に設置された震度計は震度5弱を記録していたとのことです:
 

ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島 (続報)

 
9月19日に始まったラ・パルマ島(地図)の噴火は継続中です。現地時間 20日21時32分(日本時間21日05時32分)には非常に浅いところで M4.1 の地震が発生しました。
 
3月から続いているアイスランド南西部レイキャネス半島の噴火は、人が全く住んでいない荒涼とした丘陵地帯で起きているのに対して、このラ・パルマ島の噴火では、居住地近くで植生も豊かな場所に亀裂が生じて溶岩が流出しています。
 
以下の動画は現地時間 20日にドローンから撮影された映像です。民家の庭にあるプールに溶岩が流れ込むシーンがあります:


アトランティック誌(The Atlantic)のウェブサイトに掲載された今回の噴火の写真集です:
 
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小惑星 2021 RN16 が月と地球に接近

 
9月21日、小惑星〝2021 RN16〟が月と地球に接近します。
 
2021 RN16
(2021年9月18日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)9月21日 10:57
 (地球)9月21日 20:49
接近日時 誤差
(月)±32 分
(地球)±34 分
接近距離 (月)1.09 LD
(地球)1.25 LD
推定直径
6 ~ 12 m
対地球相対速度
9.7 km/s ≅ 3万5000 km/h
発見から地球接近まで8 日
次の地球接近2025年9月23日ごろ
公転周期497 日 ≅ 1.36 年
分類
アポロ群
(1LD=地球から月までの平均距離) 
 
 このブログでは、原則として地球から 2LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2021年9月20日月曜日

ラ・パルマ島で火山噴火 — カナリア諸島

 
アフリカ大陸西岸沖にあるスペイン領カナリア諸島のラ・パルマ島では、南部のクンブレ・ビエハ山(Cumbre Vieja、地図)で 9月11日夕方からマグマの貫入によるとみられる群発地震が発生していましたが、19日に噴火が始まりました:

 
 
 
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2021年9月19日日曜日

地震と頭痛は関係ある?

 
地震の多寡と頭痛持ちの数は関係なさそうです。第一三共ヘルスケアの調査によると、ひどい頭痛持ちが最も多い上位3県は、鹿児島県、鳥取県、山梨県。頭痛持ちが最も少ない上位3県は滋賀県、青森県、岐阜県:
 
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建物が揺れるほどの轟音 — 青森県鯵ケ沢町

 
9月14日夕方、青森県鯵ケ沢町(地図)で、大きな物が落ちたようなごう音が響き渡りました。原因ははっきりしていませんが、専門家は「航空機が日本海の海上に出て、加速した際に生じた衝撃波の可能性がある」と指摘しているとのことです:
 
防災科学技術研究所の Hi-net 高感度地震観測網には、14日午後4時36分53秒から56秒にかけて振動が記録されています:
 
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南海トラフ巨大地震との関係指摘 — 石川県能登地方の地震

 
能登半島の北端部では 9月16日に震度5弱の地震(震央地図)が発生するなど、地震の頻発状態が続いています。この一連の地震について専門家の見解を伝える記事がありましたので紹介します。

「切羽詰まっているというふうに考えられている南海トラフの地震、こういう地震の前後に内陸での地震活動が活発になるということが知られていますので、今回の能登半島の活動も 2007年(能登半島地震)も含めまして、一連の活動だと考えるとですね。今、南海トラフの準備段階で活発になっているわけですので、いつかは分かりませんけれども近々、南海トラフ地震が起きることによって収束していくと、そんなふうに考えられるんじゃないかと思います」:

「今は珠洲市周辺に地震が集中しているが、むしろ地震が少ない所で新たに大きな地震が起こる可能性も従来より高まっている。M6から、2007年の能登半島地震のように M7 に近い地震も発生する可能性はある」:

イカが飛ぶのはいかがなものか

 
海面すれすれを海鳥の群れが飛んでいるようにも見えますが、イカです。イカを追っている捕食者からは、イカが突然姿を消してワープしたように見えるのではないでしょうか。19〜20秒目付近、画面左下の方にはイカが海水を噴射している様子が写っています:
 
 
YouTube 動画はこちら:
 
 

ユウレイイカ釣れる — 沖縄県うるま市

 
9月10日、沖縄県うるま市(地図)沖で深海性のユウレイイカが釣り上げられました。 ひときわ長い2本の腕があり、全長は 180cm 弱。
 
「通常は 200~600 メートルの深海に生息」、「40年漁業に関わっているが初めて見た」:
 

東海道南方沖で深発 M6.2、異常震域 (続報)

 
震度分布図を見ると、離れたところにポツンと一つ、震度 1 のマークがついているところがあります。震央から 740km 離れた鹿児島県日置市(地図)です。これは、異常震域現象とは別のメカニズムが働いたのでしょうか
—— と書きましたが、これは「同じ時間帯に地震計の周辺で行われていた工事に伴う揺れを誤って検知したとみられる」とのことです。

「西日本で唯一『震度1の揺れを観測した』と発表されていた鹿児島県日置市のデータについて気象庁は、周辺の工事に伴う揺れを誤って検知していたとみられるとしてデータを削除しました」:

 

小惑星 2021 RN14 が月と地球に接近

 
9月20日、小惑星〝2021 RN14〟が月と地球に接近します。
 
2021 RN14
(2021年9月17日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)9月20日 00:12
 (地球)9月20日 08:11
接近日時 誤差
(月)±2 分
(地球)±1 分
接近距離 (月)2.03 LD
(地球)1.91 LD
推定直径
11 ~ 25 m
対地球相対速度
12.2 km/s ≅ 4万4000 km/h
発見から地球接近まで6 日
次の地球接近2026年3月26日ごろ
公転周期514 日 ≅ 1.41 年
分類
アポロ群
(1LD=地球から月までの平均距離) 
 
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2021年9月18日土曜日

小惑星 2021 RH12 が月と地球に接近

 
[最新の予報にもとづいて接近日時と誤差を更新しました。]
 
9月18日から 19日にかけて、小惑星〝2021 RH12〟が月と地球に接近します。
 
2021 RH12
(2021年9月12日18日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)9月18日 14:00
 (地球)9月19日 07:24 07:25
接近日時 誤差
(月)±10 ±9 分
(地球)±13 ±11 分
接近距離 (月)0.61 LD
(地球)1.14 LD
推定直径
5 ~ 12 m
対地球相対速度
5.6 km/s ≅ 2万 km/h
発見から地球接近まで7 日
次の地球接近2022年3月21日
公転周期433 日 ≅ 1.19 年
分類
アポロ群
(1LD=地球から月までの平均距離) 
 
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近畿圏中心領域大型地震 (続報-248)

 
八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が 9月15日14:00 付けで更新情報を出しています。
 
前回の更新情報では、K1 観測装置(高知観測点)の特異変動が 9月15日までに終息するとの経験則による計算にもとづいて 9月23日 ±3日に地震が発生する可能性があるとしたが、9月15日午前の段階で K1 観測装置の変動は通常基線電圧値に復帰しておらず、変動も大きい状態; また、CH07 観測装置(八ヶ岳)の主・副極大型の認識は明らかに誤認であった; あらたに K1 や CH07 の変動の初現と極大を見直して経験則を適用すると地震発生日として 10月10日±3日が算出され、この場合、K1 の変動は 9月25日ごろに終息するとみられる、とのことです。
 
「K1 特異推定終息時期に終息せず 現在認識が誤認の可能性明確 現在考え易いのは 10月10日±3 発生の可能性」:
 
推定日10月10日 ± 3日
今後の観測で修正
推定時刻 複数観測装置の BT 変動にもとづいた場合
 → 午前9:00 ±2時間 または 午後6:00 ±2時間
CH34観測装置の BT 変動にもとづいた場合
 → 午前7:00 ±3時間 または 午後6:30 ±2時間
推定震央領域 続報 No.313」所載の図 3 太線内
(斜線領域は参考推定領域=浅間山、白根山などの火山近傍)
長野県北部、群馬県、栃木県西部、福島県西部、新潟県南部など
推定規模 M8.0 ± 0.3
近傍火山活動活発化の可能性もあるが不明
推定地震種 震源が浅い陸域地殻内地震
 
 
「前兆変動の認識を誤認したことで、発生時期推定に修正が必要となりましたことを深くお詫び申しあげます。」
 
 

2021年9月16日木曜日

小惑星 2021 RQ9 が月と地球に接近

 
9月17日、小惑星〝2021 RQ9〟が月と地球に接近します。
 
2021 RQ9
(2021年9月15日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)9月17日 10:13
 (地球)9月17日 15:50
接近日時 誤差
(月)±1 分
(地球)±1 分未満
接近距離 (月)1.22 LD
(地球)1.33 LD
推定直径
14 ~ 31 m
対地球相対速度
13.2 km/s ≅ 4万7000 km/h
発見から地球接近まで10 日
次の地球接近2026年9月23日
公転周期603 日 ≅ 1.65 年
分類
アポロ群
(1LD=地球から月までの平均距離) 
 
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