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2026年7月7日火曜日

トランプ ≒ ジョージ 3世


7月4日、アメリカでは 250年目の独立記念日を祝う様々な行事が行われました。250年前の 1776年7月4日に採択された『独立宣言』は、自由、平等、幸福の追求などの基本的人権を謳い、イギリスからの独立の正当性を主張するものでしたが、文書の半分ほどは当時のイギリス国王・ジョージ 3世とその悪政を 27項目にわたって列挙して批判する内容でした。そして、250年後の現在、これらの項目の多くが、ドナルド・トランプとその政権にも当てはまると話題になっています:
 
リンク先の記事は非常に長いです。以下はほんの一部です ——

トランプ氏は既存の法律を簡単に無視することで、議会に対する軽視の姿勢を示してきた。イーロン・マスク氏が主導した政府に対する DOGE 攻撃は、プライバシーやデータに関する法律を含め、数多くの法律に違反していた。トランプ氏はイランへの軍事攻撃を開始した際、戦争権限決議を全く無視した。彼は、議会が承認した資金を違法に差し押さえた。また、「国際緊急経済権限法」や1798年の「敵性外国人法」を誤って解釈し、大統領に与えられていない権限を主張している。法律の専門家たちは、トランプ氏が監察官や独立政府委員会の委員を解任した行為は違法であると指摘している ―― ただし、これらの事例の一部は現在も裁判所で係争中である。さらに、彼は憲法に明記されている「出生による市民権」を廃止する大統領令を発令した。

—— 

Half of the Declaration of Independence is a list of 27 specific grievances lodged against King George III and his regime. 250 years later, many of these grievances apply to the reign of Donald Trump.

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— Mother Jones (@motherjones.com) 2026年7月4日 2:04

2026年5月7日木曜日

十戒


「私たちの土地を奪い、私たちの民のほとんどを殺した後、彼らは『汝、盗む勿れ』『汝、殺す勿れ』と書かれた本を私たちに与えた」:



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— Pat Coleman (@patcoleman.bsky.social) 2026年4月30日 23:35


2026年2月5日木曜日

古代ローマのパン


「西暦 79年にヴェスヴィオ山が噴火したとき、ポンペイの窯で焼かれていた古代ローマ時代のパン。このパンは火山災害によって炭化し、約1800年後に発掘されるまで窯の中に放置されていた」:

A loaf of #Roman bread, which was being baked in an oven in #Pompeii when Vesuvius erupted in AD 79; it was carbonised by the disaster & left in the oven until being excavated nearly 1800 years later 🏺 #AncientBlueSky

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— Dr Jo Ball (@drjeball.bsky.social) 2026年1月11日 20:21


2026年1月1日木曜日

丙午の出来事


2026年の干支は丙午(ひのえうま)。過去の丙午の年にはどんなことが起きていたのでしょうか。年表をパラパラとくってみると、乙巳の変の翌年 646年「改新の詔」、766年 弓削道鏡が法王の位を授かる、1786年 老中・田沼意次が失脚、といった史実が目につくものの、特別に大きな出来事には行き当たりません。そこで前回(60年前)の丙午の年について少し詳しく記してみたいと思います(参考文献: 『読める年表・日本史』自由国民社、1992; 『日本史年表』東京学芸大学日本史研究室、東京堂出版、1987)。
 
前回の丙午は 1966年(昭和41年)です。前年から「いざなぎ景気」が続き、この後 1968年には国民所得(GNP)が世界第2位になります。人口が 1億人突破。ミニスカートが流行。「星影のワルツ」、「君といつまでも」、「こまっちゃうな」、「バラが咲いた」がヒット。「沈黙」(遠藤周作)、「華岡青洲の妻」(有吉佐和子)が出版。「氷点」(三浦綾子)、「徳川の夫人たち」(吉屋信子)がベスト・セラーに。
 
この年、「丙午生まれの女性は気性が荒く、夫の寿命を縮める」という迷信で、出生数が前年よりも 25%以上減り、その影響は今も日本の人口構成に残っています(2025年の人口ピラミッドで 59歳の人口が異常に少ない)。
 
3月、佐藤栄作首相の国会答弁「沖縄が攻撃されれば日本も防衛に参加する」(当時、沖縄はアメリカの施政権下にありました)に対して、野党が撤回を要求するも首相は拒否。その後、首相が「自衛隊は法律上、条約上、沖縄には出動できない」と再答弁して決着。

4月、メートル法が完全実施となりました。

4月、千葉大学チフス菌事件で附属病院の医局員逮捕。自らの研究のためにバナナやカステラにチフス菌をつけ、患者や同僚に摂取させ、集団感染を引き起こしたとされる事件。約 200人が感染、2人が死亡。

4月、松代群発地震で家屋などに被害 800件。

企業の合併や業務提携が盛んでした。日産自動車とプリンス自動車が合併。トヨタ自動車と日野自動車が業務提携。いすゞ自動車と富士自動車(富士重工)も業務提携。帝人、日本レイヨン、鐘紡も。
 
9月、共和製糖不正融資事件(黒い霧事件)が明るみにでました。 
 
この年は航空機の事故が異常に多く発生しました:
  • 2月4日、千歳空港から東京に向かっていた全日空機が東京湾に墜落、乗客乗員 133人全員が死亡。
  • 遺体捜索中だった海上保安庁のヘリコプターが墜落、乗員 3人が死亡。
  • 3月4日、カナダ航空機が羽田空港防潮堤に衝突、炎上。死者 64人。乗客 8人が脱出。
  • 3月5日、BOAC英国海外航空(現ブリティッシュ・エアウエイズ)機が富士山頂上近くで空中分解し墜落、乗員乗客 124人全員が死亡。
  • 8月26日、訓練飛行中の日本航空機が羽田空港から離陸直後に墜落、炎上、運輸省職員を含む 5人が死亡。
  • 11月13日、全日空機が松山空港沖に墜落、乗員乗客 50人全員が死亡。 
  • 11月15日、遺体捜索を行っていた全日空と大阪府警のヘリコプターが空中衝突、4人が死亡。

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2025年12月7日日曜日

黒死病の大流行は火山の噴火が引き金か


中世ヨーロッパ全域で大流行し、地域によっては人口の 8割が死亡したとされる黒死病(ペスト)。そのきっかけは、14世紀中頃に発生した「正体不明の火山噴火」だった、という説が発表されました。
 
氷床コアの記録の中に、硫黄が急増している証拠を発見。樹木の年輪が気候が寒冷化していたことを示す。

パンデミックが始まる 2年ほど前に火山が噴火 → 火山灰の煙霧が地中海地域全体で数年にわたって太陽光を遮る → 気温が低下・農作物の不作 → 飢饉や内乱の恐れ → 黒海地域から穀物を緊急輸入 → 穀物を積んだ船に中央アジアの野生の齧歯類 → ペスト菌に感染したノミが人間に寄生。

2025年11月9日日曜日

空に浮かぶ火色の「灌頂幡」、山に生じた白い気

 
『日本書紀』天武天皇11年(西暦682年)8月の記録から。地震の前兆だったのでしょうか:
  • 3日 この(日の)夕暮れどきに、大星が東から西へ(天を)渡った。
  • 5日 造法令殿の中に、大きな虹があらわれた。
  • 11日 灌頂幡のような形をして、火の色をしたものが、あらわれた。空に浮かんで北へ流れた。どの国でもみな見えた。あるいは、「越の海(日本海)に入った」という。この日、白い気が東の山に生じた。その大きさは四囲(一囲は三尺)。
  • 12日 大きな地震。
  • 17日 また地震。この日、夜明けどきに、虹が、天の中央に、太陽に向かって、立った。 

現代語訳は以下から引用しました:
教育社新書 <原本現代訳> 41 日本書紀(下) 訳者 山田宗睦 1992

原文は以下のとおりです(『六国史』から引用):
  • 甲子。是夕昏時。大星自東度西。
  • 丙寅。造法令殿内有大虹。
  • 壬申。有物、形如灌頂幡、而火色。浮空流北。毎国皆見。或曰。入越海。是日。白気起於東山。其大四囲。
  • 癸酉。大地動。
  • 戊寅。亦地震。是日平旦。有虹当于天中央、以向日。
 
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2025年10月15日水曜日

赤い帽子の指導者 — ホピ族の予言

 
アメリカ先住民のホピ族に何世紀にもわたって伝承されている予言についての記事です:
 
以下は記事からの抜粋です —— 

古代ホピ族の予言は、赤い帽子を特徴とする「真の白き兄弟(True White Brother)」と呼ばれる神秘的な人物の出現を予言しており、その人物が国家を永遠に変えるだろうと告げている。
 
ホピ族の予言は四つの世界の循環を説き、人類は現在第四かつ最後の世界に存在するとされる。

これらの教えは、人類の貪欲、腐敗、自然への無関心が招く「大浄化」あるいは「第三の揺れ」と呼ばれる激動と浄化の時代を予見している。

予言はまた、特定の技術的兆候や壊滅的事件、そして人類が正しい道を選べば平和と調和に満ちた第五世界が誕生することを述べている。

赤い帽子をかぶった人物は、この第四の世界の時代に現れ、人類が混乱を乗り切るための導き手となるといわれている。

真の白い兄弟は、時として、その存在が人類の選択と第五の世界への移行に影響を与える可能性のある使者として描かれる。第五の世界とは、均衡と調和の新たな時代である。
 
予言はまた、真の白き兄弟と共に現れる三人の助っ人についても記述している。

一人は卍(swastika、まんじ)の印と結びつき、純潔と女性の生命を与えるエネルギーを表す。
 
一人は太陽の象徴と結びつき、知恵と力を表す。

一人はモジャ(moja、十字架)の象徴を持つ。(この十字架が実際には「X」である可能性が指摘されている。)

予言によれば、もし三人が使命に失敗した場合、西から強力な嵐のように、無数の冷酷な存在が現れ、赤い蟻の群れのように素早く大地を席巻するという。 

——

He’s selling these now

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— Boystown Chicago (@boystown.bsky.social) 2025年4月25日 11:13


2025年8月11日月曜日

湖が血の色に染まる — イスラエル

 
イスラエルのガリラヤ湖(ティベリアス湖、地図)が血のように赤く染まり、一部の地元住民は終末の予兆だ、神の警告ではないか、と不安視しているとのことです。
 
「この湖は、キリスト教とユダヤ教の両コミュニティにとって宗教的に重要な意味を持ち、イエスにまつわる数々の奇跡が起こった場所である」、「多くの信者にとって、赤い水は出エジプト記に記されている最初の災厄を想起させる」、「(イスラエル環境保護省は)色の変化は自然な藻類の大量発生によるものだと述べている」: 

2025年8月9日土曜日

ナマズと世直し

 
「このトピックから学んだ最も興味深い新事実:日本の神話に登場するナマズは、その暴れ回る動きが地震を引き起こすとして知られていますが、19世紀に起きた地震後に実施された公共投資が富の再分配を促したことから、『世直し』と社会正義の神としても崇められていました」
 

Coolest new fact I learned from this rabbithole: the Japanese mythological catfish whose thrashing causes earthquakes was also recognized as a god of "world rectification" and social justice because public investment following 19th-century quakes redistributed wealth en.wikipedia.org/wiki/Namazu

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— SK Winnicki, PhD 🏳️‍⚧️ (@skwinnicki.bsky.social) 2025年8月8日 3:02
 

2025年7月11日金曜日

Make America Mexico Again

 
メキシコ合衆国上院議長の発言:「(われわれはアメリカ合衆国との国境に)壁を建設し、費用も負担します。 ただし、1830年のメキシコ地図に基づいて建設します。メキシコ人はアメリカ合衆国より前からこれらの地域に定住していました。そこに住むメキシコ人は、常に彼らの故郷であった場所にいるのです。」 
 

President of the Mexican Senate, "We'll build the wall and pay for it. But we'll do it according to the 1830 map of Mexico... Mexicans were settled in these territories before the U.S. The Mexicans living there are in what has always been their homeland."

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— Raider (@iwillnotbesilenced.bsky.social) 2025年6月10日 23:32
 



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— hear-ye--hear-ye.bsky.social (@hear-ye--hear-ye.bsky.social) 2025年6月11日 5:05
 

🇲🇽ARE FLYING THE 🇲🇽 FLAG AT THE CONSTRUCTION SITES ALL ACROSS THE USA 🇺🇸

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— Raider (@iwillnotbesilenced.bsky.social) 2025年6月10日 21:12
 

2025年5月30日金曜日

見えてきた地震痕跡分布の特徴

 
奈良文化財研究所は、全国の発掘調査で見つかった地震痕跡 1620地点のうち、断層付近以外にも分布が集中する場所が複数あることが分かったと発表しました。
  1. 地震痕跡の分布の約7割は、断層の分布と調和的である。
  2. 地震痕跡の残り3割以上に、断層とは異なる分布傾向が見出された。
  3. この地震痕跡の分布傾向は、「過去の地形」とその変遷に対して相関性が示唆される。 

2025年4月4日金曜日

現代版 十七条憲法(揶揄 ver.)

 
もう一つ、Google の生成 AI "Gemini" に作ってもらいました。「現代版 十七条憲法(揶揄 ver.)」です(一部変更)——
 
一に曰く、上の言うことには、ひたすら従うを貴しと為す。己が意見を申すは、和を乱す基なり。
 
二に曰く、会議は衆(おお)くして、決まらぬを常と為す。多数決は形式のみ、根回しこそ肝要なり。
 
三に曰く、国民は皆、平等なりと雖も、特権階級は別なり。世襲こそ、国の礎なり。
 
四に曰く、大臣・官僚は礼を以て本と為し、責任を負うは下の務なり。上に過有るは、天の意思なり。
 
五に曰く、訴訟は速かにせず、時を経るを貴しと為す。記憶の風化こそ、争いを鎮むる妙薬なり。
 
六に曰く、悪しきを懲らしむるは、声大なる者の特権なり。弱き者の訴えは、雑音と為すべし。
 
七に曰く、国益を重ずると雖も、身内の利益を最優先と為す。公私混同は、世の常なり。
 
八に曰く、外国との交りは、表面のみ円やかにすべし。内実は、自国第一を貫くを良しとす。
 
九に曰く、嘘も方便なりと心得、都合の悪き事は、記憶より消去すべし。
 
十に曰く、国民の声は聞き流し、SNS の炎上は一時の戯れと心得よ。
 
十一に曰く、税は国民の義務なり。使い道を問うは、愚かなり。
 
十二に曰く、報道は政府に都合良く、批判的な意見は封殺すべし。
 
十三に曰く、過去の過ちは水に流し、反省の色を見せるは、支持率維持の手段なり。
 
十四に曰く、形式的な謝罪は繰り返すも、実質的な改善は期待すべからず。
 
十五に曰く、任期満了まで、現状維持を最優先と為す。改革は次の世代の課題なり。
 
十六に曰く、国民の不満は、他の国や時代のせいと為し、自己の責任を認むべからず。
 
十七に曰く、斯くの如き条々を遵守せば、天下泰平ならずとも、我が身は安泰なり。
 
——
 

新 五箇条の御誓文(皮肉 ver.)

 
これも Google の生成 AI "Gemini" に作ってもらった「五箇条の御誓文(皮肉ver.)」です ——
 
一、広く会議を開き、決まらぬは常のこととすべし。

二、上下心を一にして、責任の所在は曖昧にすべし。

三、官武一途庶民に至るまで、前例踏襲を旨とすべし。

四、旧来の陋習は改めず、都合の悪いことは隠蔽すべし。

五、知識を世界に求めると言いながら、耳に心地よい情報のみを受容すべし。
 
——

二条河原の落書(もどき)

 
戯れに、Google の生成 AI "Gemini" に「二条河原の落書」のパロディを作ってもらいました —— 

其一 此頃都ニ流行ル物 忖度、忖度、又忖度 上ノ意向ヲ気ニスルハ 下ノ習イト聞クゾヤ
 
其二 新シキ政策ト聞ケド 何処カデ見タル影法師 既視感ダラケノ御託並ベ 国民アキレル顔ヲナス
 
其三 物価高騰止マラズシテ 財布ノ紐ハ固ク締マル 賃金上昇ノ夢ハ遠ク 庶民生活ハ苦シキナリ

其四 国会論戦紛糾シテ 時間浪費ハ常ノ事 国民ノ声届カズシテ 空虚ナ議論繰リ返ス
 
其五 SNS開ケバ炎上ス 些細ナ失言大騒ギ 寛容ノ精神何処ヘヤラ 言葉狩リノ世トゾナル
 
其六 若者ノ未来憂フ声 政治家ノ耳ニハ届カズ 少子高齢化進ミ行キ 国ノ行先案ズルカナ
 
其七 メディアノ報道偏リテ 真実ハ何処ニアルヤラ 情報過多ノ時代ナレド 見エヌ真実多キカナ
 
——
 

2025年3月23日日曜日

「日本最古の地震」

 
 
 
「日本最古の地震」として天武天皇七年(678年)の筑紫国地震を紹介している記事です。福岡県久留米市の味水御井神社(地図)に断層の段差が残っています:
 
『日本書紀』の天武天皇七年十二月の条には次のように記録されています:
 
是月。筑紫国大地動之。地裂広二丈。長三千余丈。百姓舍屋。毎村多仆壌。是時百姓一家有岡上。当于地動夕。以岡崩処遷。然家既全、而無破壌。家人不知岡崩家避。但会明後。知以大驚焉。 

この地震を「日本最古」とするのは疑問です。『日本書紀』には允恭天皇五年(416年)に地震があったとの記述があります(允恭地震)。また、被害の記録を伴う地震としては推古天皇七年(599年)に以下のような記述があります:
 
夏四月乙未朔辛酉。地動。舎屋悉破。則令四方、俾祭地震神。
 
(『日本書紀』の文言は荒山慶一氏入力の『六国史』から引用) 


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2025年1月14日火曜日

歴史探偵「巨大地震」

 
明日夜放送です(再放送は 21日):
 

2025年1月9日木曜日

謎の金属オリハルコンの正体

 
古代の文献で、特にアトランティスに関連して語られることが多い謎の金属オリハルコン(orichalcum)についての記事です:
 
以下は記事の概略です ——
 
古代の文献には、オリハルコンという奇妙で貴重な金属についての記述がある。この神秘的な金属は、地中海で大量の埋蔵物が発見されるまで、空想上の発明として片付けられてきた。

オリハルコンの名前はギリシャ語で「山の銅(mountain copper)」を意味する。最もよく言及されているのはプラトンによるアトランティスの伝説で、その中では「金以外の何よりも貴重」とされている。対話篇「クリティアス」では、アトランティスの城塞の壁、柱、床がオリハルコンで飾られ、建物が「赤い光」の閃光を放っていたと説明されている。

また、紀元 1世紀の作家キケロや大プリニウスの作品を含む、他のいくつかの古代の文書にもオリハルコンは登場する。

赤みがかった色をしていると言われることが多いオリハルコンは、銅と亜鉛の合金である真鍮の一種である可能性を示唆する多くのヒントがあったが、その正確な正体は、現代の科学と考古学のいくつかのブレークスルーまで明らかにされていなかった。

2014年、現代のシチリア島にある古代ギリシャの町ジェラ(Gela)の沖合の地中海で、ダイバーが合金のインゴット(鋳塊)40個を発見した。2016年に地元当局が行ったさらなる調査では、最初の発見場所からわずか 10m 離れた場所で、さらに 47個のインゴットが見つかった。インゴットの 2つの発見場所は、約 2500年前に海底に沈んだ難破船であることは明らかであった。

インゴットは銅と亜鉛の合金であることが判明し、古代のオリハルコンの束であることを示唆していた。

科学者たちは、古代ローマのコインにもオリハルコンの証拠を発見したと考えている。この時代のコインのほとんどは、金、銀、青銅、銅でできていた。しかし、2019年の研究では走査型電子顕微鏡を使用して、アウグストゥス(紀元前 23年)とネロ(紀元 63~64年)の改革後に鋳造されたコインの一部は、最大 30% の亜鉛を含む銅亜鉛合金、つまりオリハルコンで構成されていたことが示された。

つまり、オリハルコンはよく描かれているほど謎めいたものではないことがわかったのである。この金属は、化学的には真鍮と根本的に異なるわけではなく、「オリハルコン」は特定の種類の真鍮を表すためによく使用された古代の用語ということである。ただし、その構成は時間の経過とともに変化し、亜鉛、銅、不純物の濃度が異なっている。

アメリカの化学者で化学史家のアール・ラドクリフ・ケイリーは 1964年の論文に次のように書いている ——「厳密に言えば、オリハルコンという用語は、単一の合金ではなく、銅と亜鉛を主成分とする合金のクラスを指すと理解する必要があります。このクラスのローマの合金は真鍮と呼ばれることもありますが、現代の真鍮のほとんどの種類よりも亜鉛の含有量が少ないのです。ですから、オリハルコンは特定の種類の真鍮製品を指すのに便利で独特な用語なのです。」
 

2025年1月1日水曜日

乙巳の年の大地震

 
2025年の干支は乙巳(きのとみ、イッシ)。どんな年になるでしょうか。
 
60年ごとに巡ってくる乙巳の年ですが、日本史上では 2度、大きな政変、体制の転覆が起きています。一度目は 645年の「乙巳の変」。中大兄皇子・中臣鎌足らが蘇我入鹿を天皇の御前で殺害。翌日、蘇我蝦夷も自殺して蘇我氏本宗家が滅亡。「大化の改新」がスタートします。二度目は 1185年の「壇ノ浦の戦い」。長門国の壇ノ浦(山口県下関市)で平家が滅亡。鎌倉幕府に権力が移行します。いずれの場合も、権勢を誇り、専横を極めた一族が滅亡し、新たな政権が発足しています。
 
ひるがえって現在の日本を思うと、国権の最高機関であるはずの国会すら影響下におさめる某省とその閨閥が国政を実質的に壟断し、一般国民を搾取し続けています。令和版「乙巳の変」が起きて彼奴らが駆除される日が来れば ・・・

以下は、乙巳の年に起きた大地震の一覧です(引用元は『理科年表』):
 
1185年 文治地震(元暦大地震)近江・山城・大和: M≒7.4、京都、特に白河辺の被害が大きかった。社寺・家屋の倒潰破損多く死多数。宇治橋落ち、死 1。
1245年 京都:壁・築垣や所々の屋々に破損が多かった。
1605年 慶長地震 東海・南海・西海諸道: M7.9〜8、関東から九州までの太平洋岸に津波、紀伊・阿波・土佐などで大きな被害。
1725年 高遠・諏訪:M6.0〜6.5、高遠城の石垣・塀・土居夥しく崩れ、城内外士屋敷の破損87.郷村36ヶ村で倒家347など、死4。山崩れがあった。江戸・八王子・奈良で有感。
1905年 芸予地震 安芸灘:M7¼、広島・呉・松山付近で被害が大きく、広島県で家屋全潰56,死11、愛媛県で家屋全潰8。
1965年 静岡地震 静岡県中部:M6.1、死2、傷4。住家一部破損9。清水平野北部で被害が大きかった。
松代群発地震始まる。長野県北部。最大 M5.4、全地震総計は M6.4相当。
2025年
 
 
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2024年11月19日火曜日

日本に対して働きつつあった一勢力

 
関東大震災を予測したことで知られる地震学草創期の研究者・今村明恒博士(1870〜1948)は、日本列島の地震には「旺盛期」というべき時期が 3回あった、それは(第一期)7世紀末から 9世紀末、(第二期)16世紀末から 18世紀初頭、(第三期)19世紀半ば以降である、これらの「旺盛期」は必ず「三陸沖に於ける地下大活動」によって代表される、と指摘しました。
 
 博士は 1936年に発表した論文で次のように述べています ——
 
とくに第一期、第二期はその期間あまり長からざるにかかわらず、地震活動が、この間に本邦における地震帯の全系統を少なくとも一巡しているようにみえる。これはまったく偶然の結果かもしれないが、しかし各期における活動の原因が広く日本に対して働きつつあった一勢力にあるとみる時、斯様な現象の起こるのもむしろ自然のように思われる。
 
ここに書かれている「日本に対して働きつつあった一勢力」の実体を今村博士がどのように考えていたのかはわかりません。太平洋プレートのようなものだったのでしょうか。プレート・テクトニクス理論が登場したのは 1960年代の後期です。
 
参考書籍: 保立道久『歴史のなかの大地動乱 — 奈良・平安の地震と天皇』岩波新書、2012

2024年10月27日日曜日

Wakulla Swamp Volcano: フロリダの湿原の奥にあるという伝説の活火山 (その7)

 
 
1890 年、作家の J・C・パウエルは、有名な著書『アメリカの中のシベリア、あるいは南部の囚人収容所での 14年間の経験』の中で、ジェファーソン郡 (地図)の囚人労働収容所の南西方向の空を「奇妙で鮮やかな光」が照らした様子を記している。

州の記録によると、いわゆるワクラ火山はおそらくテイツ・ヘル(Tate's Hell、地図)のすぐ北にあるジェファーソン郡南部から噴出したものと考えられるので、この記述は真実であろう。

以上のことから、(噴煙の)発生源はセント・マークス野生生物保護区(地図)の「ガム・スワンプ」地区(地図)付近であることがわかるが、そこも到達が非常に難しいことで有名である。
 
この現象の最後の目撃記録は、1891年にレオン郡裁判所(地図)の屋上から見られたものである。

1894年、ジャクソンビル(地図)の『フロリダ・タイムズ・ユニオン』が資金提供した別の探検隊は、想定される火口を発見できず、噴煙の兆候も見つけられなかった。

20 世紀になると、「火山」は忘れ去られ、今日ではその伝説もその場所と同様に謎に包まれたままになっている。

しかし、「ワクラ沼の不思議」についての話題は今も続いている。そしてそれは単に未解決のままの謎の 1 つなのかもしれない。
 
——
 
(完)
 
 
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