2017年9月9日土曜日

焼岳で再び空振をともなう火山性地震 (補足)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏による8月20日付の更新情報(PDF形式)には次のような記述がありました:
7/11極大認識のN型火山前兆も、複数日出現の対応して(原文のまま)、焼岳地震活動+噴気のみでは、前兆に対する活動が小さい様に思いますが、L型火山前兆初現~N型火山前兆の関係を通常の地震前兆経験則に当てはめますと、9/9± が計算されます。火山前兆で通常地震前兆経験則が適用された例は過去にはありませんので、あくまでも参考です。

詳しくは以下を参照してください:

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焼岳で再び空振をともなう火山性地震


気象庁が9月8日に発表した「平成29年 No.36 週間火山概況 (9月1日~9月7日)」によると、9月4日早朝、焼岳(地図)で空振をともなう火山性地震が発生したとのことです。8月10日に発生したものに比べると、規模は小さかったようです。一方、「8月29日から9月1日にかけて実施した現地調査では(中略)北峰南斜面と焼岳展望台での噴気の温度が前回の観測(2016年7月)と比べてやや上昇していました」とのこと。

焼岳は写り込んでいませんが ・・・

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2017年9月7日木曜日

スルメとヘビが原因の停電 ― 石川県金沢市、加賀市


9月6日午前、石川県で停電が相次ぎました。朝7時前、金沢市(地図)で停電が発生。原因は、鳥が落としていったとみられるスルメが電気設備に接触したため。午前3時前からは加賀市(地図)でも停電が発生。こちらは電柱にヘビが登って挟まったため。「暑さがひと段落した今の時期はヘビの活動が活発になる」(いしかわ動物園):

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2017年9月6日水曜日

遠州灘に大型のサメ出没 ― 静岡県磐田市、湖西市


9月3日、静岡県磐田市の太田川河口(地図)の沖合で、男性がサメとみられる魚に足をかまれ重傷を負いました。翌4日には、同県湖西市の国道1号浜名バイパス大倉戸インターチェンジ付近(地図)でサメの背びれが見えたとの通報がありました:

黒潮の大蛇行が影響しているのでしょうか。「黒潮の分岐流が流入した遠州灘に、外洋性の大型サメが近づいたのでは」:

関係ないとは思いますが、9月4日には静岡県中部を震源とする M3.5、深さ10km、最大震度1の地震が発生しています。前回、静岡県中部で有感地震が発生したのは約5ヵ月前の3月30日です。


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2017年9月5日火曜日

えびの高原硫黄山で有感の火山性地震と傾斜変動


9月5日13時29分に、えびの高原硫黄山(地図)付近を震源とする有感の火山性地震が発生し、傾斜変動も観測されました。火山性地震は14時までに50回(速報値)発生し、その後は減少しています。1日の地震回数が50回を超えたのは昨年12月12日以来とのこと:

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2017年9月4日月曜日

イエローストーンの群発地震続く (続報-2)


7月27日付「イエローストーンの群発地震続く (続報)」の続報です。

米国地質調査所(USGS)のイエローストーン火山観測所が、9月1日付で8月分の月報を出しています。ウェスト・イエローストーン北方の群発地震は、7月に地震数が減少していたのですが、8月には増加に転じました:

以下は月報のまとめです:
  • 2017年8月にイエローストーン国立公園内で発生した地震は1029件。

  • 最大規模の地震は8月20日に発生した M3.3 の有感地震。この地震は6月12日からモンタナ州ウェスト・イエローストーンの北で続いている群発地震の一部。

  • モンタナ州ウェスト・イエローストーンの北で続いている活発な群発地震の件数は、6月は1028件、7月は475件、8月は894件。8月の内訳は、M3クラスが5件、M2クラスが69件。6月12日以降でみると、M4.4を筆頭に、M3クラスが12件、M2クラスが181件。これ以外に、規模が小さすぎたり、別の地震と重なって発生したりして震源を特定できなかった地震が数千件ある。

  • 上記以外に2つの小規模な群発地震が発生した:

    • ワイオミング州オールド・フェイスフルの北北東で、8月14日から18日にかけて発生した34件。最大は8月14日に発生した M2.7。

    • ワイオミング州ウェスト・サムの南で、8月19日から20日にかけて発生した22件。最大は8月19日に発生した M1.9。

  • 現在のイエローストーンの地震活動は、通常と比べて高いレベルにある。

  • 8月のイエローストーン・カルデラ内の地殻変動は小さかった。ノリス間欠泉盆地近傍を中心とするカルデラ北部の隆起は、1ヵ月あたり数ミリメートルの低い水準を継続している。現在の地殻変動パターンは、これまでの観測記録の変動範囲内にとどまっている。

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カロリン海山はかつて島だった


中国の調査船「科学号」(Kexue)が8月7日から29日にかけて西太平洋のカロリン海山で調査をおこない、同海山がかつては海面上に頂部が出ていた島であったことを示す証拠を見つけた、とのことです:

証拠とは ――
  • 水深600mから山頂までの間に複数の海蝕洞を確認 「海蝕洞は波の衝撃により形成されたものであり、つまりこの海山が以前は水面上に浮かぶ島で、プレート活動によって沈み海山になったということだ」

  • 水深600mから山頂の間に、近海にしか見られないサンゴ礁があり、石化していた 「海山が、島が沈むことで形成されたことをさらに裏付けている」

カロリン海山の位置ですが、よくわかりません。記事には、「西太平洋」、「part of the Caroline Ridge」(カロリン海嶺の一部)、「south of the Mariana Trench」(マリアナ海溝の南)と書かれているので、カロリン海山群(Caroline Seamounts、地図)の一部だと思われるのですが、記事には、以下の様に海溝に近い位置にあるのではないかと思わせる記述もあります:
It is believed that seamounts are rich in biological diversity, but scientists saw few creatures in the west side the Caroline Seamount.
(海山は生物学的多様性に富むと考えられているが、カロリン海山の西側には少しの生物しか見られなかった。)

So there could be frequent landslips in the west side of the seamount, when two plates collide with each other, the scientists said.
(これは、2つのプレートが衝突することによって当該海山の西側斜面では頻繁に地滑りが起きているからかも知れない。)

近畿圏中心領域大型地震 (続報-174)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 9月3日16:30 付けで更新情報を出しています ―― 以前の推定日であった 9月21日± の可能性の方が、前回の推定日9月8日± より考えやすい:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期前兆が完全に終息するまで確定できない。
現段階で考えられる可能性は 9月21日±2日
(9月16日± に前兆が終息することが条件、今後新たな極大の出現がなく、9月18日段階で前兆が継続している場合には、地震発生は10月以降になる。)
推定時刻 午前9時±1時間 または 午後6時±3時間
推定震央領域(大枠推定領域が前回よりも東側に広がり、西側の境界の一部がわずかに西に移動しています 岐阜県愛知県長野県西部静岡県西部、福井県、滋賀県、富山県西部、石川県南部、京都府北部など
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
ある程度、火山に近い領域の可能性がある。
推定規模 M7.8 ± 0.5
推定地震種 震源の深さ30km以浅の陸域地震
 

▼ 現状
  • CH02(八ヶ岳) 完全糸状特異が続いていたが、9月2日から微弱な変動が出現。前兆は減衰中。
  • CH17(八ヶ岳) 9月2日から3日にかけて、計14時間、正常基線を記録したが、糸状特異が継続中。
  • CH20(八ヶ岳) (記載なし、継続中?)
  • CH21(八ヶ岳) (記載なし、継続中?)
  • CH26(八ヶ岳) (記載なし、継続中?)
  • CH29(八ヶ岳) (記載なし、静穏)
  • A4(秋田観測点) (記載なし、継続中?)
  • K10(高知観測点) 9月2.6日を中心に特異前兆が短時間出現。

▼ 考察
  • 2008年7月初旬から9年2ヵ月以上にわたって前兆が継続。現在は第24ステージ。

  • 9月3日夕刻現在、前兆が継続。9月2.6日を中心に高知観測点のK10観測装置に特異前兆が短時間出現、極大と認識 → 9月8日± 地震発生の可能性は否定。

  • 前回の更新情報では「9月22日± よりも9月8日± の可能性の方が高い」としていたが、あらためて現在までの前兆動向を見直し、早い場合の可能性として9月21日±2日を算出。前兆終息の推定時期は9月16.5日± と算出。

  • 推定領域の東側限界を決めているのは新居浜100w局の検知限界。大枠推定領域では、少々考えにくいが、新居浜局の限界をはずした。

串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:

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2017年9月3日日曜日

北朝鮮の核実験と白頭山の噴火


今日(9月3日)12時30分ごろ、北朝鮮北東部で地下核実験がおこなわれました。白頭山(長白山)から約110kmの地点です。爆発の規模は日本の気象庁の発表では M6.1、米国地質調査所(USGS)の発表では M6.3 に相当するとされています。

以下は、今回の核実験前の8月23日に、世界有数の経済誌『フォーブス』のウェブサイトに掲載された記事です。投稿者は火山学者で科学ジャーナリストの Robin Andrew 博士(実験火山学)です:

記事の要点は ――
  • (記事が執筆された時点で)北朝鮮の最後の核実験は M5~5.6 に相当。この爆発によって生じた圧力波は確実に白頭山地下のマグマ溜まりに到達しているが、噴火を引きおこすほどではなかった。

  • 水素爆弾による M7.0 規模の爆発であれば、十分に噴火を引きおこし得る。

  • 西暦946年の噴火に匹敵する噴火が起きれば、気候変動を引きおこすほどではないものの、噴火の直接的な影響で数千人が死に、生き残った人々は農業生産の崩壊を見ることになる。すでに食糧不足に直面している国家にこのようなことが起きれば、前例のない大飢饉となり、あらゆる種類の混乱が生じるだろう。

白頭山については以下の『ナショナル ジオグラフィック』誌の記事も参照してください:

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大形の小惑星 Florence が地球接近 (続報-4)


カリフォルニア州モハーベ砂漠にある Goldstone 深宇宙通信施設の直径70mアンテナ(電波望遠鏡、レーダー)を使って小惑星〝3122 Florence〟を観測した結果を、NASAジェット推進研究所のCNEOS(地球近傍天体研究センター)が発表しています:

以下は記事の要点です:
  • 観測は8月29日から9月1日の間におこなわれた。

  • Florence は2つの衛星を持つ。

  • Florence の直径は 4.5km。

  • これまでに発見されている16400を超える地球近傍天体の中で、2つの衛星を持つ天体は Florence を含めて3つ。Florence の前に2つの衛星が発見された天体は 〝1994 CC〟で、2009年6月のことだった。

  • 2つの衛星の大きさははっきりしていないが、おそらく直径100mから300mの間であろう。

  • 2つの衛星の公転周期もはっきりしていないが、内側を回る衛星がおおよそ8時間、外側を回る衛星が22時間から27時間と推定される。

  • 地球近傍小惑星のうち衛星を持つと判明しているものは60あるが、内側の衛星の約8時間という公転周期はその中で最も短い。

  • Goldstone のレーダー画像の解像度は75mであるが、2つの衛星は画像上でわずか数ピクセル(画素)しかないため、詳細は不明。

  • Florence 本体はかなり球形に近いが、赤道に沿って山の尾根のような盛り上がりがある。少なくとも1つの大クレーター、2つの平坦な領域と、多数の小規模な地形学的特徴がある。

  • Florence の自転周期は2.4時間と確認された。これは、小惑星の明るさの周期的変化を光学的に観測して得られた従来の結果と合致する。

注: GIF動画は1回しか再生されませんが、F5キーまたは〝Ctrl+R〟キーを押してリロードすると再度見ることができます。


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