八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 9月3日16:30 付けで更新情報を出しています ―― 以前の推定日であった 9月21日± の可能性の方が、前回の推定日9月8日± より考えやすい:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.229 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 前兆が完全に終息するまで確定できない。 現段階で考えられる可能性は 9月21日±2日 (9月16日± に前兆が終息することが条件、今後新たな極大の出現がなく、9月18日段階で前兆が継続している場合には、地震発生は10月以降になる。) |
推定時刻 | 午前9時±1時間 または 午後6時±3時間 |
推定震央領域(大枠推定領域が前回よりも東側に広がり、西側の境界の一部がわずかに西に移動しています) | 岐阜県、愛知県、長野県西部、静岡県西部、福井県、滋賀県、富山県西部、石川県南部、京都府北部など 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) ある程度、火山に近い領域の可能性がある。 |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 |
推定地震種 | 震源の深さ30km以浅の陸域地震 |
▼ 現状
- CH02(八ヶ岳) 完全糸状特異が続いていたが、9月2日から微弱な変動が出現。前兆は減衰中。
- CH17(八ヶ岳) 9月2日から3日にかけて、計14時間、正常基線を記録したが、糸状特異が継続中。
- CH20(八ヶ岳) (記載なし、継続中?)
- CH21(八ヶ岳) (記載なし、継続中?)
- CH26(八ヶ岳) (記載なし、継続中?)
- CH29(八ヶ岳) (記載なし、静穏)
- A4(秋田観測点) (記載なし、継続中?)
- K10(高知観測点) 9月2.6日を中心に特異前兆が短時間出現。
▼ 考察
- 2008年7月初旬から9年2ヵ月以上にわたって前兆が継続。現在は第24ステージ。
- 9月3日夕刻現在、前兆が継続。9月2.6日を中心に高知観測点のK10観測装置に特異前兆が短時間出現、極大と認識 → 9月8日± 地震発生の可能性は否定。
- 前回の更新情報では「9月22日± よりも9月8日± の可能性の方が高い」としていたが、あらためて現在までの前兆動向を見直し、早い場合の可能性として9月21日±2日を算出。前兆終息の推定時期は9月16.5日± と算出。
- 推定領域の東側限界を決めているのは新居浜100w局の検知限界。大枠推定領域では、少々考えにくいが、新居浜局の限界をはずした。
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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