八ヶ岳南麓天文台の串田氏が4月8日14:00付で更新情報を出しています ― 前兆終息せず、4月9日~10日の対応地震発生は否定:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.139 (PDF形式)
前回の更新情報の復習です ――
- 各観測装置の状態 ― 残る前兆はCH21とA1のみ:
CH17(八ヶ岳) 3月21日から糸状特異状態が継続。4月3日昼から正常基線。 CH20(八ヶ岳) 3月26.9日から特異状態が継続出現。3月30日夜に特異状態終息、ほぼ静穏状態。3月31.5日と4月2.6日に顕著な基線電圧値低下。新たに4月3.5日に顕著な基線電圧値低下。その後は正常状態。 CH21(八ヶ岳) 3月26.5日から短時間の糸状状態を経て基線状態が大きく変化。3月30.6日に基線電圧値が再び最低レベルに低下、糸状状態に。4月3日昼に糸状状態終了、特異状態継続。 A1(秋田) 基線幅増大が徐々に減少中。 A4(秋田) 記載なし。 - 前回の更新情報後、4月3.5日にCH20に顕著な基線電圧値低下。4月2.6日と合わせてツインピークス型極大。真の極大は両者の中間の4月3.0日と認識。初現はCH21の糸状状態が始まった3月30.6日として経験則(注)を適用すると、推定発生日は4月9.3日±。静穏期突入は4月7.8日±。
- 2つの大きな変化 (CH21の糸状変化があった26.5日とCH20の特異が始まった26.9日) の中心=3月26.7日を初現、CH20の顕著な基線電圧値低下があった3月31.5日を極大と見なして経験則(注)を適用すると、推定発生日は4月9.4日±。静穏期突入は4月7.1日±。
- 更新情報の時点で新たな前兆は出現していない → 現状の示す4月9日に新たな極大が出現する可能性は考えにくい → 4月9日が対応地震発生日、または、次ステージ前兆の初現出現日。
- 4月7日深夜に前兆が終息した場合は4月9日が対応地震発生日。
今回の更新情報のまとめです ――
- 各観測装置の状態
CH17(八ヶ岳) 3月21日から糸状特異状態が継続。4月3日昼から断続的に正常基線。 CH20(八ヶ岳) 3月26.9日から特異状態が継続出現。3月30日夜に特異状態終息、ほぼ静穏状態。3月31.5日、4月2.6日、4月3.5日に顕著な基線電圧値低下。4月7日から基線電圧値の低下が継続。 CH21(八ヶ岳) 3月26.5日から短時間の糸状状態を経て基線状態が大きく変化。3月30.6日に基線電圧値が再び最低レベルに低下、糸状状態に。4月3日昼に糸状状態終了、特異状態継続。 A1(秋田) 記載なし。 A4(秋田) 記載なし。 - 4月8日午後の段階でCH21の特異状態が継続 → 4月9日~10日の地震発生は否定。
- CH17、CH20、CH21の基線変化を見直し → これまでの初現・極大認識では以下の変化は説明しにくい → 初現・極大認識が誤っていた:
- CH21の糸状特異は3月26日~4月4日。
- CH20の電圧値低下変動は4回あったが、それらの中心近くの3月31.5日の低下が最大である。
- 初現はCH17の糸状特異が出現しだした3月21日。極大はCH20の電圧値低下のピークである3月31.5日。経験則(注)を適用すると4月20日± が算出される。静穏期間は5日間 → 4月15日±まで前兆が継続する。
- 「これは対応地震発生日が延びたのではなく、初現~極大の関係を誤って認識していたことが原因で、現在はまだ発生するはずがないという認識です。(中略) 大変申し訳ございません。」
推定時期 | 4月20日±2日 4月15日±に前兆終息が条件。 今回の認識を修正する観測データや解析内容が得られた場合は続報で修正予定。 |
推定発生時刻 | 午前9時±1時間 (または 午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 更新情報の地図参照。 |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 陸域の浅い地震(深さ数km~20km前後) |
注: [極大~発生]/[初現~発生]=13/20; [終息~発生]/[初現~発生]=1/6
関連記事
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-80) (16年1月16日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-81) (16年1月23日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-82) (16年2月3日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-83) (16年2月18日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-84) (16年3月3日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-85) (16年3月14日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-86) (16年3月22日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-87) (16年3月24日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-88) (16年3月28日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-89) (16年4月1日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-90) (16年4月2日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-90) (16年4月2日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-90 補足) (16年4月3日)
- 近畿圏中心領域大型地震 (続報-91) (16年4月5日)