八ヶ岳南麓天文台の串田氏が4月17日17:00付で更新情報を出しています ― 前兆終息せず、4月下旬まで地震発生なし:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.140 (PDF形式)
前回の更新情報の復習です ――
- 初現はCH17の糸状特異が出現しだした3月21日。極大はCH20の電圧値低下のピークである3月31.5日。経験則を適用すると4月20日± が算出される。静穏期間は5日間 → 4月15日±まで前兆が継続する。
今回の更新情報のまとめです ――
- 各観測装置の現状
CH04(八ヶ岳) 4月17日昼から特異。 CH17(八ヶ岳) 糸状特異。断続的に静穏状態が出現。 CH20(八ヶ岳) 4月17日昼前から基線に対して大きく上に振り切れ状態。 CH21(八ヶ岳) 4月14日から糸状に近い状態。 CH34(八ヶ岳) 4月14.4日まで弱い基線幅増大。以降は正常基線。 A1(秋田) 記載なし。 A4(秋田) 記載なし。 - 4月17日現在も前兆が継続中 → 4月20日±に対応地震が発生することはあり得ない。
- 4月14.4日にCH34の弱い基線幅増大(BT)が終息。以降は正常基線 → この変化は、3月31.5日極大に対応する前兆終息の可能性。(CH34の基線幅増大は微小であったため、誤差範囲内と考え見過ごしていた。波形グラフの時間軸を圧縮して見ると幅が増大していたことが明らか。4月14日以前から長く継続していたと認識。)
- 「3月31.5日極大、4月14.4日終息」として経験則 [終息~発生]/[初現~発生]=1/6 を適用すると、4月19.2日が得られる → 前回更新情報で示した4月20日±と調和。この時期に新たなピークが出現するとみられる。
- 4月14.0日ごろからCH20に大きな変動の特異状態出現。同時期にCH04にも不規則変動の特異状態が出現・継続。
- 4月17日昼ごろから、CH20が基線に対して大きく上側に振り切れ状態。CH04の変動も大きくなっている。CH21は糸状に近い状態が続いている。
- CH04、CH20、CH21の変動は4月14.0日が新たな初現であることを示唆。4月9.5日にも若干の特異変動が見られるので初現の可能性。
- 4月14.0日を初現とし、4月20日±を極大と想定すると4月29~30日。4月9.5日を初現とすると、5月7日±が算出される。
推定時期 | 4月19~20日にピークが出現することを予想。これを極大とし、4月14.0日を初現とすると4月29~30日±、4月9.5日を初現とすると5月7日±が算出される。 4月20日±に極大が出現するか否か。4月23日ごろまで観測を続け前兆終息を確認した上で、4月29日±か5月7日±かを判断する予定。 |
推定発生時刻 | 午前9時±1時間 (または 午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 前回更新情報の地図参照。 |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 陸域の浅い地震(深さ数km~20km前後) |
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