全国の電子基準点のGPSデータを使った地震予測を有料でおこなっているJESEAの村井俊治・東大名誉教授は、熊本地震をまったく予測できていませんでした。以下はその謝罪と「弁解」の記事です。
「3月末まで熊本・宮崎・鹿児島周辺に警戒を呼び掛けていた」、「この地域の警戒を2014年5月から呼び掛けていました。あまりにも長く警戒を続けていては読者を不安にさせてしまうということで、昨年末に顕著な沈降現象を確認しながらも約2年が経過したことから警戒を解除してしまった」:
記事中で村井氏は、東北地方太平洋沖地震の際も「注意喚起できなかった。二度と同じ後悔はしたくない」と述べていますが、今回の熊本地震も勘定に入れるとすでに二度目では?
一方、村井氏/JESEAの「天敵」である横浜地球物理学研究所は次のようにツイートしています:
- 週刊ポストは村井俊治氏を完全擁護で行くようです ・・・ あとはMrサンデーが村井氏をどう扱うか、興味があるところ
- 熊本地震が起きた九州を除くほぼ全国が警戒ゾーン。このどこかに地震が起きれば「またも予知的中!」となる仕組みです
- ・・・ ワケがわからない
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