地球に2LD以下の距離まで接近する3つの小惑星が、3月30日に相次いで発見されました(1LD=地球から月までの平均距離)。いずれもアポロ群に属しています。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2016 FB13 | 14~31 | 4月3日 10:34 | 1.23 |
2016 FW13 | 4~8 | 4月5日 11:21 * | 0.82 |
2016 FV13 | 16~37 | 4月11日 09:12 ** | 1.81 |
(不確実さ: * は±4分、** は±24分)
〝FB13〟と〝FV13〟は、地球接近後に月にも0.90LDまで近づきます。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
関連記事