9月18日に発見されたアポロ型小惑星〝2017 SQ2〟が、発見前の9月15日に地球に接近していたことがわかりました。
この小惑星の直径はかなり大きく 19~41m と推定されています。この大きさの小惑星が接近前に発見されなかったのは珍しいと思います。直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2017 SQ2 | 19~41 | (地球)9月15日 01:19 (月)9月15日 05:09 |
0.52 1.35 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
地球と月への接近時刻には、それぞれ±6分、±5分の誤差が見込まれています。
この小惑星が最接近した時の地球との相対速度は秒速10.1km(時速約3万6000km)と計算されています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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