2017年9月2日土曜日

十勝沖の不気味な「b値」の動き


「M9・3のスマトラ島沖地震やM9・0の東日本大震災など大地震の発生に先だって数年以上前から b値が低下した、つまり小さい地震が相対的に少なくなった」、「いずれの例でも、b値は本震のあとは正常に戻った」、「03年の十勝沖地震だけは、本震と考えられたM8・0の地震以降も b値が低いままの状態が続いている」:

b値(ビーち)とは ――
地震の規模別頻度を表わすグーテンベルグ・リヒター式の定数の一つで、大きな地震と小さな地震の発生回数の割合を示す。bは1前後のことが多い。これはマグニチュードが1増すごとに、発生数が約1/10になることを表わしている。
(大分地方気象台「地震現象の用語集」より)

以下は b値について私が知る限り最も懇切丁寧な説明です。ただし長いです: