9月20日午後6時ごろから、静岡・岐阜・愛知・三重4県で、電線から火花が発生が出ているとの通報が相次ぎました。中部電力によると4県で約200件:
9月20日午後5時ごろから、宮城県内の各地で、電線から火花が散っているのが目撃されました。東北電力によると、宮城県内5市の48ヶ所:
原因は、17日から18日にかけて通過した台風18号の強風によって、塩分や不純物が電線に付着して絶縁性が低下、そこに20日になって雨が降ったことによってショートが発生したとみられています。
いささかこじつけ気味ですが、以下の「関連記事」に見られる過去の事例では ――
- 2009年10月17日静岡県中部・西部 → 2ヵ月後の12月17日から18日にかけて、伊豆半島東方沖で M5.0 と M5.1 が発生、ともに最大震度5弱を記録。
- 2015年10月19日から20日にかけて宮城県仙台市と周辺 → 10月21日に福島県沖 M5.3、11月1日に青森県東方沖(浦河沖)で M5.2 が発生。
- 2016年1月28日から29日にかけて熊本県のほぼ全域や福岡県 → 約2ヵ月半後の4月14日夜に M6.5、4月16日未明に M7.3 が発生、ともに最大震度7を記録(熊本地震)。
特に熊本県と福岡県の事例は、台風ではなく寒波が原因とされ、さらに電線からの火花だけではなく、火災報知器の誤作動が多発(76件)しているのが特徴です。
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