9月10日付「天宮1号が落ちてくる (続報-3)」の続報です。
9月27日、中国の宇宙ステーション「天宮1号」の平均軌道高度が315kmを下回りました。8月中旬から軌道の低下率が大きくなり、9月上旬からさらに加速しています:
落下時期については、これまで2017年12月から2018年3月の間とされていましたが、米国空軍の統合宇宙作戦センター(JSpOC)からデータの提供を受けている非営利団体〝The Aerospace Corporation〟の最新の予測は、2018年1月下旬か2月となっています。落下場所は直前になるまでわかりませんが、天宮1号の軌道傾角から、北緯43度と南緯43度の間になります:
- CHINA’S OUT-OF-CONTROL TIANGONG-1 SPACE STATION TO CRASH BACK TO EARTH EARLY 2018 (Newsweek)
- China's wayward space station is likely to fall to earth (Aol)
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