「掘るぞ、掘るぞ」とかけ声ばかりでなかなか着手されていなかったマントルへの掘削がようやく始まります。実際に掘り始める前に地球深部探査船「ちきゅう」が老朽化して廃船になってしまうのではないかと危ぶんでいました。今回は掘削場所を選ぶための調査で、まだ「ちきゅう」の出番ではないようですが、とにかく一歩前進です。「掘削候補点は地殻の年代、水深やモホ面温度等の諸条件から、コスタリカ沖、ハワイ沖、メキシコ沖の3ヶ所」、「ハワイ沖はモホ面の推定温度が最も低いため掘削への負担が小さく、港からの距離も近いために、現在までのところマントル掘削実施場所として最も有望」:
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