2017年7月3日月曜日

イエローストーンで4群の群発地震


6月21日付「イエローストーンで群発地震」の続報です。

米国地質調査所・イエローストーン火山観測所(地図)が7月1日付で発表した月次報告によると、6月、イエローストーンでは4群の群発地震が発生し、そのうちの1群は現在も継続中とのことです:

以下は上記報告のまとめです ――
4群は以下のとおり:
  1. モンタナ州ウェスト・イエローストーンの北6マイルで、6月12日から続いている最も活発な群発地震。最大は6月16日に発生したM4.4。M3級が5件、M2級が72件、総数1027件。

  2. モンタナ州ウェスト・イエローストーンの東北東14マイルで、6月14日から15日にかけて発生した群発地震。最大は6月14日に発生したM2.2。M2級が2件、総数41件。

  3. ワイオミング州マンモスの南南西14マイルで6月1日から2日にかけて発生した群発地震。最大は6月1日に発生したM2.6。M2級が3件、総数22件。

  4. モンタナ州ウェスト・イエローストーンの東北東16マイルで、6月13日に発生した群発地震。最大は6月13日に発生したM1.7。総数13件。

6月中にイエローストーン国立公園地域で観測された地震の総数は1171件。イエローストーンの地震活動は〝currently at elevated levels compared with typical background activity〟。

イエローストーン・カルデラ内の観測点(複数)はゆっくりと沈降している。ノリス間欠泉盆地を中心とするカルデラ北部の隆起はゆっくりではあるが続いている。これらの変動は過去数ヶ月変わっていない。全体として、現在のイエローストーンの地殻変動は、過去に観測された水準の範囲内にとどまっている。

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