八ヶ岳南麓天文台の串田氏が 7月3日16:00 付けで更新情報を出しています。串田氏は6月25日に発生した長野県南部の地震の予測に成功していました:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.220 (PDF形式)
以下は今回の更新情報のまとめです ――
推定時期 | 前兆が完全終息したことを確認後に計算し確定する予定 現状で可能性があるのは 7月7日~10日 (条件: 7月4日~6日に前兆が終息、7月7日以降も前兆継続の場合は再考) |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 岐阜県、愛知県、福井県、石川県南部、滋賀県北部、京都府北部など 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) ある程度火山に近い領域の可能性あり(新に地図上に御嶽・乗鞍火山領域と白山火山領域を斜線で表示)。前兆影響局誤認の場合は福島付近の可能性があるが、不整合な前兆があるため上記が考えやすい。 |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 |
推定地震種 | 震源の深さ30km以浅の陸域地震 |
▼ 現状
- CH02(八ヶ岳) 6月27.2日に特異が出現。
- CH17(八ヶ岳) 6月27日午前中に静穏基線が出現、その後は再び糸状特異が継続。
- CH21(八ヶ岳) 静穏化傾向にあったが、CH02の特異出現(6月27.2日)とほぼ同時刻から弱い特異変動が継続出現するようになった。
- CH26(八ヶ岳) 静穏だったが特異前兆が連続的に継続出現するようになった。
▼ 考察
- 現在は第24ステージ。CH17、CH21、CH26の前兆が継続中。
- 上記の出現状況から 6月27.2日± が極大と認識できる。
- 6月27.2日が最終極大で、現在がNo.1778前兆群の最終段階であるとすると、前兆の完全終息時期と地震の発生時期は以下のようになる:
- 7月4.7日± 終息 → 7月7日発生
- 7月5.5日± 終息 → 7月8日発生
- 7月6.2日± 終息 → 7月9日発生
- 7月6.9日± 終息 → 7月10日発生
- 前兆が上記期間内に完全終息しない場合は、7月7日~10日に新たな極大が出現して第25ステージに移行する可能性もある。
▼ 6月25日の長野県南部の地震(M5.6、最大震度5強)について
- 「前兆極大6月21日、推定規模 M5.6±0.5、推定発生日 6月26日±2日」として予測に成功した。
- 震央の位置は、推定領域の範囲ぎりぎりであった。推定領域を求める計算式の係数を若干修正する可能性。
串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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