埼玉県入間市の黒須地区(地図)を流れる1級河川の霞川が約100mにわたって干上がり、川底が露出しています。「何らかの原因で川の水が一度、地下に潜っていると思われる」、「近年ではなかった現象」(飯能県土整備事務所):
- <入間・霞川>埼玉で川消える 干上がり川底が露出 (写真あり)
川が干上がっているのは、1649年7月30日に発生した武蔵・下野の地震(M7.0)の震源にきわめて近い場所です。
この地震について『理科年表』(丸善株式会社)には「武蔵・下野: 川越で大地震。町屋700軒ほど大破。江戸城で石垣など破損。侍屋敷・長屋破損し、圧死多数。上野東照宮の大仏の頭落ちる。日光東照宮破損。余震日々40~50回」と記載されています。
この地震から約1ヵ月後の9月1日には川崎・江戸を中心とした被害地震(M6.4)、さらに翌年4月24日には日光・江戸を中心とした被害地震(M6.0~6.5)が発生しています。
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