八ヶ岳南麓天文台の串田氏が11月2日15:20付と11月4日17:00付で更新情報を出しています ―― 11月7日に前兆終息の場合は11月9日に地震発生の可能性:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.177 (PDF形式)
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.178 (PDF形式)
以下は最新の更新情報 No.177とNo.178 のまとめです ――
推定時期 | CH02(八ヶ岳)の特異状態終息を確認後に推定 可能性[1] 11月9日(または11月16日±2日) 可能性[2] 今後さらに極大が出現した場合は、再度推定 |
推定時刻 | 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域) |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 陸域の地震、震源の深さ30km以浅 |
▼ 現状
- 11月2.1日に明確な極大出現
- 11月1日昼ごろからCH02(八ヶ岳)に糸状特異
- 11月1日20時~11月2日10時ごろまで、CH21(八ヶ岳)に完全糸状特異
- その他、CH17(八ヶ岳)に糸状特異、CH20(八ヶ岳)に変動の大きな特異状態、K10(K1? 高知観測点)に特異状態が出現
- 11月4日夕刻現在、CH02にのみ弱い前兆が残る
- CH02(八ヶ岳) 11月4日13時ごろ、完全糸状特異が終息、ただし弱い不規則変動あり、正常基線ではない
- CH17(八ヶ岳)、CH20(八ヶ岳)、K10(高知観測点)は正常基線、静穏化
- CH21(八ヶ岳) ほぼ正常基線
▼ 考察
- 第19ステージから推定された日付(新たな極大出現または地震発生の日)は11月2日± であったが、11月2.1日に明確な極大が出現した
- 第18ステージも第19ステージも複数の極大が出現した。現行の第20ステージも、11月2.1日だけでなく複数の極大が出現する可能性がある。その場合、現在の前兆状況だけでは第20ステージの指し示す日(極大または地震発生)を推定できない。今後の観測が必要
- 11月4日夕刻現在、新たな前兆の出現がなく、今後さらに極大が出現するとは考え難い
- 現行ステージの初現候補は(1)10月29.3日と(2)10月25.5日
- 極大が11月2.1日だけと仮定して経験則を適用すると、(1)に対しては11月9日±、(2)に対しては11月16日± が算出される(いずれも新たな極大出現または対応地震発生の日)
- (1)の場合、現在残っているCH02(八ヶ岳)の弱い特異状態などは11月7日午後に静穏化する見込み
- 11月8日時点で前兆が継続している場合は、(2)の11月16日±の可能性
串田氏の地震予測手法についてお知りになりたい方は、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:
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