2016年11月30日水曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-132)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が11月29日18:00付で更新情報を出しています ―― CH20(八ヶ岳)に極めて微弱な前兆が残るも、それ以外すべての前兆が終息、12月1日± に地震発生の可能性:

以下は今回の更新情報のまとめです ――

推定時期 11月30日に前兆終息の場合は12月1日±1日
(12月1日時点で前兆継続の場合は再考し続報)
推定時刻 午前9時±1時間 (または午後6時±3時間)
推定震央領域 岐阜県、福井県、石川県南部、滋賀県北部
更新情報の地図参照 (点線: 大枠推定領域、太線: 可能性が考えやすい領域)
推定規模 M7.8 ± 0.5 陸域の地震、震源の深さ30km以浅


▼ 現状
  • CH06(八ヶ岳) ― 11月28日以降、前兆の再出現なし。静穏基線。

  • CH20(八ヶ岳) ― ほとんど静穏基線だが、極めて微弱な前兆が見える。

  • CH21(八ヶ岳) ― 静穏基線。

  • K10(高知観測点) ― 顕著な前兆が継続していたが、11月29日午前2時ごろに終息。その後15時間以上静穏基線が継続。

▼ 考察
  • No.1778前兆は2008年7月から8年5ヵ月継続。観測歴上、前例のない継続期間。

  • 現在は第21ステージと認識。11月30日± を示す全体的傾向。

  • 11月27日の極大に対する前兆終息は11月29日午後と計算されていた → 11月29日17時30分現在、CH20(八ヶ岳)にのみ極めて微弱な前兆が残っている。ほぼ静穏基線だが、わずかに基線が不安定。他に前兆は現れていない。

  • 12月1日午前に対応地震が発生する場合、計算上、11月30日昼前にCH20(八ヶ岳)の前兆が終息の見込み。

  • 現時点で顕著な新規の前兆や継続出現の前兆がないことから、第21ステージが示す11月30日± に次の極大が現れる可能性はない。

  • 残る可能性は2つ:

    1. 11月30日または12月1日に新規前兆が出現する

    2. 12月1日(誤差を含めて12月2日まで)に対応地震が発生する

  • 上記(1)については、過去に第2ステージと第17ステージで、前ステージが示した日付に新規極大ではなく、新規前兆の初現となった前例がある。

  • 上記(2)については、事前に前兆の完全終息の可能性。現在微弱に残っているCH20(八ヶ岳)を注視中。

  • 誤差の範囲内で11月30日中の地震発生の可能性も完全には否定できない。


串田氏の地震予測手法については、同氏の著書(『地震予報』、PHP新書 833)か以下の資料をご覧ください:


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