2016年6月20日月曜日

男性が熱水に落下 ― イエローストーン国立公園


日本では報道されなかったと思うのですが、6月7日、オレゴン州からイエローストーン国立公園を訪れていた23歳の男性が、足を滑らせて公園内の熱水に落ち死亡しました。現場は同公園内でも最も高温の地域で、男性が落ちた熱水は摂氏200度以上の高温で酸性を帯びています。男性の遺体は断片すら発見されず、捜索は打ち切られています:

死亡した男性は、事故当時、姉(妹?)とともに遊歩道から約200m離れた場所を歩いていて足を滑らせたということです。同公園では遊歩道外に出ることは禁じられています。

男性の死亡は、今シーズンに入って2件目の熱水関連事故だそうです。6月4日には父親と息子が、指定された通路の外に出て火傷を負っています。

以上のような事故が続いた後にもかかわらず、6月15日には中国人の観光客が遊歩道の外に出て熱水を汲んでいるのが目撃・撮影され、1000ドル(約10万円)の罰金刑に処せられました。当人は、「薬にするつもりだった」、「公園に入るときに渡された安全に関する注意事項や禁止事項が書かれた紙は読んでいない」と主張したとのことです:

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