6月8日、米国コロラド州上空に現れた激しい雷雲。そのはるか上空、宇宙の渚(edge of space)と呼ばれる超高空に一瞬ですが巨大な光の輪が現れたのを、アマチュアのカメラが捉えました(写真)。直径約300km、継続時間は1000分の1秒ほど。動画には、輪の中心に向かって垂直に立ち昇るスプライトと呼ばれる現象も写っています:
この光の輪は、地球から宇宙空間への放電現象に伴って現れるもので、ELVE(Emissions of Light and Very Low Frequency Perturbations due to Electromagnetic Pulse Sources)と呼ばれています。最初に観測されたのは1990年のことで、飛行中のスペースシャトルからだったそうです。
ELVEやスプライトなど、超高層でおこる雷放電については以下を参照してください:
関連記事
- 恐怖のレッドスプライト! (15年9月3日)