6月10日、2つの小惑星〝2016 LP10〟と〝2016 LY10〟が地球に接近・通過しました。両者ともアポロ群に属し、直径は前者が3~8m、後者が5~12mと推定されています。
接近時の地球との相対速度は、前者が秒速15.9km(時速約5万7000km)、後者が秒速6.9km(時速約2万5000km)と計算されています。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2016 LP10 | 3~8 | 6月10日 03:32 | 0.19 |
2016 LY10 | 5~12 | 6月10日 11:55 | 1.81 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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