八ヶ岳南麓天文台の串田氏が6月22日18:30付で更新情報を出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.151 (PDF形式)
更新情報のまとめです ――
- 最終前兆 ― 6月22日夕刻現在、CH21(八ヶ岳)の特異前兆だけが弱く継続中。基線電圧値が低い状態で特異状態継続と判断。22日の日中はスポラディックE層が顕著に出現、17時過ぎに終息。これまでCH21はスポラディックE層が出現した場合でも反応しなかったが、今回は大きく変動。これは、2008年7月にN0.1778前兆群が出現して以来初めて。
- 6月25日昼前までの発生の可能性は極めて低い。
- 現行第17ステージの初現は第16ステージの前兆出現状況から算出・推定していたが、地震発生時期の誤差を考慮すると誤りであった。第17ステージの初現は、前兆が継続しているため判別困難 → CH21特異の終息を待つしかない。
- 別法としてCH26に再出現していたPBF(連続・周期的な基線のうねり変動)に着目。6月15.5日と6月18.5日にピーク。これに主極大・副極大の経験則 [主極大~地震発生]:[主極大~副極大]=3.7:1 (3.7は平均値、最小3、最大4の範囲)を適用すると地震発生推定日は ――
- 3の場合 → 6月24.5日± (現時点でCH21前兆が継続中のため否定)
- 3.7の場合 → 6月26.6日±
- 4の場合 → 6月27.5日±
- 前兆終息が6月23日の場合は6月26日、6月24日の場合は6月27日が地震発生の推定日。
- 現時点で、新たな前兆初現は確認できない → CH21(八ヶ岳)が終息した時点で静穏化と認識でき、発生日を確定できる。
推定時期 | 6月26日または6月27日、ただし 6月23~24日に前兆が静穏化することが条件 (6月25日の段階で前兆継続の場合は、その後の観測にもとづいて再推定) |
推定時刻 | 午前9時±1時間(または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 更新情報の地図参照 |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 陸域の浅い地震 (火山帯近傍地震前兆からはM6.7±0.5) |
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