八ヶ岳南麓天文台の串田氏が6月11日22:10付で更新情報を出しています:
- 「長期前兆No.1778」 続報 No.146 (PDF形式)
更新情報のまとめです ――
- 各観測装置の現状
CH04(八ヶ岳) (記載なし) CH17(八ヶ岳) CH26のPBFに呼応して糸状特異が長時間出現; 終息 CH20(八ヶ岳) 特異、継続中 CH21(八ヶ岳) 特異、継続中 CH26(八ヶ岳) 6月3日20時ごろから微弱なPBF出現、4日16時ごろから本格化 CH29(八ヶ岳) (記載なし) CH34(八ヶ岳) (記載なし) A1(秋田) 微弱なBT、ほぼ正常の範囲内 A4(秋田) 特異、終息 K1(高知) 6月6日にBF出現; 6月10日に終息 K6(高知) 6月6日にBF出現; 6月10日に終息 K8(高知) 6月6日にBF出現; 1日で終息 K9(高知) 6月7日にBF出現; 1日で終息
(BT: 基線幅増大変動; BF: 基線のうねり変動; PBF: 連続・周期的な基線のうねり変動;) - 6月11日22:10現在、CH21の特異が継続中 → 6月11日、12日の発生は否定
- CH26のPBFについては、初現を6月3.4日、極大を6月6.8日に修正(初現については初期の微弱なPBF出現を算入; 極大については、極大時にPBFの変動周期が最も長くなるという過去例にもとづき認定)→ 6月13日±3日を算出
- その他の前兆についても初現と終息の時期を若干修正 → 6月11日±3日、6月12日±3日を算出
- 以上の計算と、過去例では最大誤差が±3日であることから、6月14日までは発震の可能性あり(ただし、CH21の特異が継続していることから12日と13日の可能性はない)。6月14日に発震の場合は、6月12日中に前兆終息の見込み
- 火山帯近傍地震前兆についても、過去例の最大誤差が±3日であることを考慮すると、6月14日までは活動開始の可能性あり
- 6月12日夜までに前兆が終息しなかった場合は、6月23日±の可能性。この場合、CH21の特異等は6月20日±まで継続の見込み
- No.1778前兆の推定時期が6月23日±となる場合、火山帯近傍地震前兆は活動時期がNo.1778前兆とは調和しなくなる → 別の地震活動の前兆と見なすことになる(別領域の活動、あるいは同一領域で別時期の活動、群発経験則適用が誤り、などの可能性)
推定時期 | 6月12日に前兆終息の場合 → 6月14日 6月12日に前兆終息しない場合 → その後の前兆終息を確認して推定予定 |
推定時刻 | 午前9時±1時間(または午後6時±3時間) |
推定震央領域 | 更新情報の地図参照 |
推定規模 | M7.8 ± 0.5 陸域の浅い地震(深さ30km以浅) または、M6.8±0.5を主とした中規模地震多発の可能性もある。 |
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