2016年6月12日日曜日

【追記あり】 近畿圏中心領域大型地震 (続報-98)


八ヶ岳南麓天文台の串田氏が6月11日22:10付で更新情報を出しています:

更新情報のまとめです ――
  • 各観測装置の現状

    CH04(八ヶ岳) (記載なし)
    CH17(八ヶ岳) CH26のPBFに呼応して糸状特異が長時間出現; 終息
    CH20(八ヶ岳) 特異、継続中
    CH21(八ヶ岳) 特異、継続中
    CH26(八ヶ岳) 6月3日20時ごろから微弱なPBF出現、4日16時ごろから本格化
    CH29(八ヶ岳) (記載なし)
    CH34(八ヶ岳)(記載なし)
    A1(秋田)微弱なBT、ほぼ正常の範囲内
    A4(秋田)特異、終息
    K1(高知) 6月6日にBF出現; 6月10日に終息
    K6(高知) 6月6日にBF出現; 6月10日に終息
    K8(高知) 6月6日にBF出現; 1日で終息
    K9(高知) 6月7日にBF出現; 1日で終息

    (BT: 基線幅増大変動; BF: 基線のうねり変動; PBF: 連続・周期的な基線のうねり変動;)

  • 6月11日22:10現在、CH21の特異が継続中 → 6月11日、12日の発生は否定

  • CH26のPBFについては、初現を6月3.4日、極大を6月6.8日に修正(初現については初期の微弱なPBF出現を算入; 極大については、極大時にPBFの変動周期が最も長くなるという過去例にもとづき認定)→ 6月13日±3日を算出

  • その他の前兆についても初現と終息の時期を若干修正 → 6月11日±3日、6月12日±3日を算出

  • 以上の計算と、過去例では最大誤差が±3日であることから、6月14日までは発震の可能性あり(ただし、CH21の特異が継続していることから12日と13日の可能性はない)。6月14日に発震の場合は、6月12日中に前兆終息の見込み

  • 火山帯近傍地震前兆についても、過去例の最大誤差が±3日であることを考慮すると、6月14日までは活動開始の可能性あり

  • 6月12日夜までに前兆が終息しなかった場合は、6月23日±の可能性。この場合、CH21の特異等は6月20日±まで継続の見込み

  • No.1778前兆の推定時期が6月23日±となる場合、火山帯近傍地震前兆は活動時期がNo.1778前兆とは調和しなくなる → 別の地震活動の前兆と見なすことになる(別領域の活動、あるいは同一領域で別時期の活動、群発経験則適用が誤り、などの可能性)

推定時期 6月12日に前兆終息の場合 → 6月14日
6月12日に前兆終息しない場合 → その後の前兆終息を確認して推定予定
推定時刻 午前9時±1時間(または午後6時±3時間)
推定震央領域 更新情報の地図参照
推定規模 M7.8 ± 0.5 陸域の浅い地震(深さ30km以浅)
または、M6.8±0.5を主とした中規模地震多発の可能性もある。



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