小惑星の地球接近が相次いでいます:
5月29日午前0時21分(日本時間)、小惑星〝2012 KP24〟が地表から51000km(月までの距離の13%程度)のところを秒速13kmで通り過ぎて行きました。この小惑星は5月23日から24日にかけての夜に発見されたものです。直径は約25mで、米国の情報では家一軒のサイズにたとえられていますが、日本の住宅では数軒分でしょうか。
同じく29日の午後4時7分(日本時間)、前日に発見されたばかりの小惑星〝2012 KT42〟が地表から14500km(月までの距離の4%程度、静止衛星の高さの半分以下)のところを秒速17kmで通過していきました。この小惑星の直径は10m未満と推定されており、スクールバス・サイズあるいはミニバン・サイズと表現されています。
両小惑星の地球との相対速度は秒速13kmと秒速17kmでしたが、これがどれほどの速さなのか、以下のページで弾丸のスピードと比べてみると良いでしょう。拳銃弾の初速が秒速0.2~0.4km、小銃弾の初速が秒速0.6~0.9km程度です:
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