日食と地震の関係を調べようとしていたら、すでに同じことを考えた記者さんがいたようです。以下の記事に行き当たりました。
「1999年8月11日。ヨーロッパで皆既日食が観測されたが、その6日後の17日、死者約1万7000人を出したイズミット地震(トルコ)が起きている。ヨーロッパなどで皆既日食が見られた06年3月29日には、2日後の31日に日食帯付近のイラン西部で死傷者1000人を超える大地震が発生している」:
「21日の金環日食をバッチリ観測できる地域は、房総半島、東海・東南海・南海地震の発生予想地域となぜか重なる」という点は、このブログでも以前指摘したところです。
記事中の「ニュートリノが月のレンズ効果で増幅」云々は??です。
上記事にあるトルコのイズミット地震とイラン西部の地震については、以下のUSGS資料を参照してください:
- Magnitude 7.6 TURKEY 1999 August 17 00:01:39 UTC
- Magnitude 6.1 - WESTERN IRAN 2006 March 31 01:17:01 UTC
皆既日食や金環日食の後に大地震が起きた例よりは、何も起きなかったことの方が圧倒的に多いので特に心配する必要はないと思います。
私は、20日から1泊2日の予定で金環状態が最も長く観測できる場所に行くことにしているのですが、そこは想定震源域の真ん中と言ってもいい場所です。何も起きませんように・・・
関連記事
- 皆既日食と動物の行動 (09年7月21日)
- 日食と迷信 (09年7月22日)
- 皆既日食と動物の行動 (09年7月21日)
- 気象衛星がとらえた皆既日食 (09年7月22日)
- 皆既日食と動物の行動 (続報) (09年7月31日)
- 皆既日食と動物の行動 (続報-2)(09年7月31日)
- 太陽観測衛星「ひので」が撮影した日食 (09年8月2日)
- 2010年はイースター島で皆既日食 (09年11月30日)
- 青い夕焼けと部分日食 ― 火星 (10年12月24日)
- 近日点通過 (11年1月4日)
- 1月 4日の部分日食 (11年1月6日)
- 太陽観測衛星「ひので」が見た金環日食 (11年1月16日)
- 金環日食 ― 2012年5月21日 (11年8月31日)
- 金・金・金! ― 2012年のおもな天文現象 (12年1月3日)
- エクストリーム・スーパームーン再び (12年4月30日)
- 5月22日に大災害のうわさ (12年5月18日)