5月21日午後、沖縄県那覇市の東の空に、水平線のように広がる灰色の雲が見られたとのことです。沖縄気象台は「乾燥している部分と雲のできやすい部分がぶつかり合った影響でできたものかもしれない」とし、高積雲ではないかと推測しています:
- 水平線のような雲 (写真あり、クリックで拡大)
記事では「首里の高台などのすぐ上空に」と書かれていますが、それは那覇市天久(地図)から眺めたときの見かけ上の位置で、実際の雲はもっと東方の海上に浮かんでいたのかも知れません。
写真で見る限りは、「地震雲」信者の人たちが「断層状雲」と呼ぶタイプのようです。さほど珍しくもない雲を記事で取り上げているのは、暗に「地震雲」だとほのめかしているのでしょうか。
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