4月23日付「イルカの大量漂着 ― ペルー北部」と5月1日付「今度はペリカンが大量死 ― ペルー北部」の続報です。
ペリカンなどの海鳥の大量死が、ペルーの南隣のチリにも波及しました。チリ中部の海岸で2000羽を超える海鳥の死骸が見つかっています。死骸の多くはウミツバメで、他にペリカン、カツオドリ、鵜などが混じっているようです:
ペルー当局は、イルカやペリカンの大量死について、当初は伝染病の可能性があるとしていましたが、その後の調査で、ペリカンなど海鳥の死については海水温の上昇によって餌となる魚類の分布が変化したために餓死したとしています。イルカについては、依然としてウイルスの調査が進められています。なお、環境保護団体は企業による石油探査活動が原因だと表明しています。
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