2012年5月6日日曜日

エクストリーム・スーパームーン再び (補足-3)


あと数時間でスーパームーンの時刻(12:35~12:36)になりますが、関連記事をいくつか紹介します。

まずNASAの記事です。二つの質問に答えています。(1)スーパームーンの定義は何ですか。なぜそう呼ばれるのですか。(2)月が地球に近づくことによって地球に悪い影響がありますか:

『ナショナル ジオグラフィック』誌の記事:

『ボイス・オブ・ロシア』の記事:

『ワシントン・ポスト』紙の記事。今回のスーパームーンはアメリカ時間では5日(土曜日)になります:

同じく『ワシントン・ポスト』紙の昨年3月11日付記事。東北地方太平洋沖地震の発生直後に掲載されました。3月19日(日本時間では20日)に迫っていたスーパームーンの影響でこの大地震が起きたのではないかという疑問について、諸説を紹介しています:

上の記事には、スーパームーンと相前後して発生した大災害の事例が引用されています:
ハリケーン・カトリーナは2005年8月29日にメキシコ湾岸に上陸したが、それは同月にあったスーパームーンの10日後のことであった。1938年にニュー・イングランドをハリケーンが襲ったのは9月21日であったが、それはスーパームーンの3週間後のことであった。オーストラリアのハンター川が大洪水を起こし大きな被害をもたらしたのは1955年2月のことであったが、その2ヵ月前と2ヵ月後にスーパームーンがあった。

そして最後に、天文学者フィル・プレイト氏の言葉を引用しています:
今回の地震(東北地方太平洋沖地震)が、いわゆる〝スーパームーン〟のせいで起きたと人々が思うことによって生じる恐怖や不安を軽減できればと思います。〝スーパームーン〟とは、満月と同時に月が地球に特に近づく日のことです。私は次のように断言します:
多くの人がスーパームーンのせいだといっていますが、今回の地震が月によって引き起こされたということはありえません。
月が地球上の私たちに影響をおよぼしているという考えは、全くのナンセンスというわけではありません。しかし、今回の地震の背後に月の影響があったということはありえません。近地点で満月になる3月19日に、月が実際に無視できないほどの影響を私たちに与えることがないことは、ほぼ確実です。

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