2025年11月15日土曜日

3つの小惑星が地球と月に接近・通過

 
11月12日から 14日にかけて、3つの小惑星が地球と月の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 11月14日付のデータベース更新で明らかになりました。このうち、〝2025 VV3〟は非常に高速な小惑星でした。
 
2025 VL3 (2025年11月14日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)11月12日 15:27
 (月)11月12日 16:11
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.32 LD
(月)1.28 LD
推定直径
4 ~ 8 m
対地球相対速度
15.5 km/s ≅ 5万6000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近
公転周期775 日 ≅ 2.12 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2025 VS3 (2025年11月14日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)11月13日 07:02
 (地球)11月13日 09:21
接近日時 誤差
(月)± 7 分
(地球)± 8 分
接近距離 (月)1.45 LD
(地球)0.47 LD
推定直径
8 ~ 17 m
対地球相対速度
11.4 km/s ≅ 4万1000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2046年4月23日ごろ
公転周期400 日 ≅ 1.10 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2025 VV3 (2025年11月14日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)11月14日 04:23
 (地球)11月14日 06:31
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.80 LD
(地球)0.20 LD
推定直径
5 ~ 11 m
対地球相対速度
20.8 km/s ≅ 7万5000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2030年4月12日ごろ
公転周期571 日 ≅ 1.56 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年11月13日木曜日

関東で地震が連続発生

 
11月12日朝、千葉県銚子市の犬吠埼沖(利根川河口のすぐそば、震央地名:千葉県東方沖)で地震が連続発生しました。有感地震に限ると 24分間に 4回です。無感地震も多数発生しましたが、現在は収まっています(右の図は気象庁の「震央分布」より): 
  1. 05時51分 M3.4、深さ 10km、最大震度 1
  2. 06時12分 M2.8、深さ 10km、最大震度 1
  3. 06時13分 M3.4、深さ 10km、最大震度 1
  4. 06時15分 M3.7、深さ 10km、最大震度 1 

小惑星 2025 UW107 が月と地球に接近・通過

 
先月 10月19日に、小惑星〝2025 UW107〟が地球の極めて近くを通過していたことが、NASA/JPL による 11月12日付のデータベース更新で明らかになりました。接近距離は、地球の中心から 1万2281km、地表からの高度は約 5900km でした。
 
2025 UW107 (2025年11月12日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月19日 08:38
 (地球)10月19日 13:35
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.778 LD
(地球)0.032 LD
推定直径
1 ~ 3 m
対地球相対速度
16.7 km/s ≅ 6万 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近
公転周期2024 日 ≅ 5.54 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2つの小惑星が地球と月に接近中

 
11月13日から14日にかけて、2つの小惑星が地球と月の近くを通過します。
 
2025 VT2 (2025年11月12日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)11月13日 17:53
 (月)11月13日 21:39
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.57 LD
(月)1.35 LD
推定直径
5 ~ 12 m
対地球相対速度
14.1 km/s ≅ 5万1000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2111年11月17日ごろ
公転周期805 日 ≅ 2.20 年
分類
アポロ群
 
2025 VS2 (2025年11月12日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)11月14日 10:20
 (月)11月14日 13:21
接近日時 誤差
(地球)± 4 分
(月)± 3 分
接近距離 (地球)0.88 LD
(月)1.79 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
6.6 km/s ≅ 2万4000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2026年11月9日
公転周期357 日 ≅ 0.98 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離) 
 
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2025年11月12日水曜日

小惑星 2025 VA1 が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2025 VA1〟が 11月10日に地球と月の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 11月11日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
この小惑星が将来地球に衝突する確率は 0.0063%(16000 分の 1)と計算されています。 
 
2025 VA1 (2025年11月11日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)11月10日 06:58
 (月)11月10日 10:37
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.74 LD
(月)1.52 LD
推定直径
7 ~ 14 m
対地球相対速度
14.2 km/s ≅ 5万1000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2027年6月2日ごろ
公転周期670 日 ≅ 1.84 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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サロマ湖でイルカが座礁 — 北海道佐呂間町

 
11月4日、北海道佐呂間町のサロマ湖で 1頭のカマイルカが岸に乗り上げているのが見つかりました(地図)。体長約 2m で、発見時には生存していました:
 

2025年11月11日火曜日

イエローストーンの間欠泉が「異常」噴出 (続報-179)

 
米国地質調査所(USGS)を含む連邦政府機関の閉鎖は続いていますが、"YELLOWSTONE VOLCANO OBSERVATORY MONTHLY UPDATE"(10月分)が 11月3日付で公開されています。
 
米国イエローストーン国立公園の 10月の状況です。10月にはスティームボート間欠泉(地図)の噴出はありませんでした。2025年の噴出は 2回だけです。2018年に始まった頻繁な噴出活動は終了したとみられ、近い将来に本格的な噴出が発生する可能性は低いと考えられています。
 
日付(現地時間) 間隔(日)
1
2月3日 72
2 4月14日 70
 
  
10月の地震活動は通常のレベルでした。180件の地震が観測され、最大は 10月28日に発生した M3.7 でした。4つの群発地震が観測されています。
 
イエローストーン・カルデラでは、毎年夏季に沈下の停滞(またはわずかな隆起)が観測されます。これは、雪解け水や地下水の季節変化によって引き起こされるものです。10月中旬以降、夏季の沈下停滞またはわずかな隆起は終わり、2015年から続いていた長期的な沈下が再開しました。ノリス間欠泉盆地周辺の地盤変動も、季節的な隆起の終焉を記録しました。
 
 

2025年11月9日日曜日

空に浮かぶ火色の「灌頂幡」、山に生じた白い気

 
『日本書紀』天武天皇11年(西暦682年)8月の記録から。地震の前兆だったのでしょうか:
  • 3日 この(日の)夕暮れどきに、大星が東から西へ(天を)渡った。
  • 5日 造法令殿の中に、大きな虹があらわれた。
  • 11日 灌頂幡のような形をして、火の色をしたものが、あらわれた。空に浮かんで北へ流れた。どの国でもみな見えた。あるいは、「越の海(日本海)に入った」という。この日、白い気が東の山に生じた。その大きさは四囲(一囲は三尺)。
  • 12日 大きな地震。
  • 17日 また地震。この日、夜明けどきに、虹が、天の中央に、太陽に向かって、立った。 

現代語訳は以下から引用しました:
教育社新書 <原本現代訳> 41 日本書紀(下) 訳者 山田宗睦 1992

原文は以下のとおりです(『六国史』から引用):
  • 甲子。是夕昏時。大星自東度西。
  • 丙寅。造法令殿内有大虹。
  • 壬申。有物、形如灌頂幡、而火色。浮空流北。毎国皆見。或曰。入越海。是日。白気起於東山。其大四囲。
  • 癸酉。大地動。
  • 戊寅。亦地震。是日平旦。有虹当于天中央、以向日。
 
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2025年11月8日土曜日

AI が岩石摩擦実験で起こる地震の発生時刻を高精度に予測

 
京都大学の研究チームによる成果です。
 
AIを用いて、大型岩石摩擦実験で発生した人工地震データを解析、本震の数十秒から数ミリ秒前に、多数の微小な滑りイベントが加速的に増加する「前震活動」の特徴をAIが正確に捉え、人工地震の発生時刻を高精度に予測できることを示した → 自然の大地震に換算すると、数十年から数週間前の予兆をとらえることに相当:

14の小惑星が地球と月に接近・通過

 
10月22日から 11月8日にかけて、14の小惑星が地球と月の近くを通り過ぎて行きました。以下のリストは小惑星の仮符号、地球接近日(日本時間)、接近距離(単位 LD=地球から月までの平均距離)、推定直径です:
  • 2025 UC12 10月22日、0.74LD、2〜4m
  • 2025 UD12 10月23日、0.67LD、4〜8m
  • 2025 UC97 10月25日、0.96LD、6〜13m
  • 2025 UA12 10月26日、0.53LD、3〜6m
  • 2025 UZ7 10月27日、0.32LD、3〜7m
  • 2025 UD9 10月28日、0.61LD、10〜22m
  • 2025 UV7 10月29日、0.26LD、3〜6m
  • 2025 UF9 10月29日、0.75LD、27〜61m
  • 2025 UB12 10月29日、0.57LD、3〜7m
  • 2025 UX7 10月29日、0.90LD、5〜11m
  • 2025 UX18 10月30日、0.12LD、2〜5m
  • 2025 UC11 10月30日、0.017LD、0.41〜0.93m
  • 2025 VD 11月1日、0.76LD、14〜30m
  • 2025 VN 11月8日、0.094LD、7〜15m

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2025年10月28日火曜日

大西洋の沈み込み帯で M6.5

 
日本時間 10月27日21時39分、西インド諸島にあるフランスの海外県・グアドループ(Guadeloupe)の東方海域で M6.5、深さ 9.0km(USGS)の地震が発生しました(震央地図)。震源は大西洋に 2つある沈み込み帯の一つである小アンチル海溝付近ですが、発震機構は正断層型ですので、プレート境界型の地震ではなさそうです。海溝と小アンチル列島の間には付加体であるバルバドス・リッジが発達しています。
 

Mw=6.5, LEEWARD ISLANDS (Depth: 13 km), 2025/10/27 12:38:40 UTC - Full details here: http://geoscope.ipgp.fr/scripts/seismes/fiche.php?seis=us6000rjq8

[image or embed]

— Earthquake information from Geoscope Observatory (@geoscope-ipgp.bsky.social) 2025年10月27日 22:20
 
 

小惑星 2025 UV6 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2025 UV6〟が 10月26日に月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 10月26日付のデータベース更新で明らかになりました。非常に高速な小惑星です。
 
2025 UV6 (2025年10月26日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月26日 02:30
 (地球)10月26日 05:04
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.77 LD
(地球)0.53 LD
推定直径
6 ~ 13 m
対地球相対速度
26.7 km/s ≅ 9万6000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期1354 日 ≅ 3.71 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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2025年10月26日日曜日

老婦人とグリズリーとネコ

 
 日本でもクマが人を襲う事件があちこちで起きていますが ・・・
 
 

日本海北岸で深発地震

 
10月25日20時45分(日本時間)、日本海北岸の中露国境付近で深発地震がありました(震央地図)。 米国地質調査所(USGS)の発表では M5.2、震源の深さ 561.7km、中国地震ネットワークセンター(CENC)の発表では M5.5、深さ 560km となっています:

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2つの小惑星が月と地球に接近・通過

 
10月18日と、10月23日から 24日にかけて、2つの小惑星が月と地球の近くを通り過ぎていたことが、NASA/JPL による 10月25日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 UC6 (2025年10月25日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月18日 02:22
 (地球)10月18日 12:04
接近日時 誤差
(月)± 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)1.59 LD
(地球)0.70 LD
推定直径
3 ~ 7 m
対地球相対速度
4.9 km/s ≅ 1万8000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近2034年4月1日ごろ
公転周期411 日 ≅ 1.13 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2025 UG6 (2025年10月25日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月23日 20:12
 (地球)10月24日 08:07
接近日時 誤差
(月)± 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.62 LD
(地球)0.36 LD
推定直径
6 ~ 13 m
対地球相対速度
8.4 km/s ≅ 3万 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期804 日 ≅ 2.20 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
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2025年10月25日土曜日

雌阿寒岳が噴火

 
10月25日13時17分ごろ、雌阿寒岳(地図)が噴火しました。9月12日から15日の間に発生したとみられる噴火以来です:
 
25日未明に発生した根室半島南東沖の地震(M5.8、深さ 40km、最大震度 5弱)と関係があるのでしょうか。震央から雌阿寒岳までは約 140km で、雌阿寒岳周辺は震度 2 だったようです:

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白虹出現 — 福井県越前市

 
10月23日朝、福井県越前市塚町(地図)で白虹(霧虹)が目撃・撮影されました。 
 
「白虹は細かな霧の粒に反射するため色が分かれずにそのまま散乱し白く見える」「春秋に霧が出て、太陽が低い位置にあるという条件がそろわないと出ない珍しい現象」(福井市自然史博物館): 
 

小惑星 2025 US5 が地球と月に接近

 
[10月26日追記: 最新の予報にもどづき、接近時刻(月)と誤差を更新しました(*印)。] 
 
小惑星〝2025 US5〟が 10月25日から26日にかけての夜、地球と月の近くを通過します。
 
2025 US5 *(2025年10月25日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月25日 20:08
 *(月)10月26日 01:58
接近日時 誤差
*(地球)± < 1 分
*(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.61 LD
(月)1.22 LD
推定直径
2 ~ 5 m
対地球相対速度
10.2 km/s ≅ 3万7000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2028年12月27日ごろ
公転周期556 日 ≅ 1.52 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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小惑星 2025 TV15 が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2025 TV15〟が 10月16日に地球と月の近くを通過していたことが明らかになりました。地球接近小惑星のリストへの掲載が遅くなった理由は不明です。
 
2025 TV15 (2025年10月24日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月16日 03:06
 (月)10月16日 11:13
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± 33 分
接近距離 (地球)0.68 LD
(月)1.19 LD
推定直径
1 ~ 2 m
対地球相対速度
9.4 km/s ≅ 3万4000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近
公転周期1442 日 ≅ 3.95 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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2025年10月24日金曜日

小惑星 2025 UJ4 が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2025 UJ4〟が 10月22日に地球と月の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 10月22日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 UJ4 (2025年10月22日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月22日 06:30
 (月)10月22日 16:11
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.16 LD
(月)0.90 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
7.1 km/s ≅ 2万6000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2035年1月3日ごろ
公転周期661 日 ≅ 1.81 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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小惑星 2025 TS14 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2025 TS14〟が 10月12日から13日にかけて月と地球の近くを通過していたことが明らかになりました。地球接近小惑星のリストへの掲載が遅くなった理由は不明です。極めて低速の小惑星です。
 
2025 TS14 (2025年10月23日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月12日 09:07
 (地球)10月13日 22:24
接近日時 誤差
(月)± 2 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.30 LD
(地球)0.57 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
3.3 km/s ≅ 1万2000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2038年8月30日ごろ
公転周期297 日 ≅ 0.81 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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水面から長く突き出た何か — ネス湖

 
ネス湖を見下ろす位置に設置されたウェブカメラで 10月14日に記録された新しい映像です。水面から黒く長い棒状の何かが突き出し、移動していく様子が映っています。解像度のせいかもしれませんが、生き物の体の一部にしてはまっすぐ過ぎて、潜水艦の潜望鏡のように見えます。
 
「ウェブカメラは火曜日に、観光船がフレームを通過した直後に、黒い形が水面上に浮かび上がるように見える映像を捉えた。物体は数フィート上昇してから再び下降し、視認できたのは合計 1分未満だった。この出来事の様子は、一般公開用にネス湖周辺に設置された数台のカメラのうちの 1つであるショアランド・ロッジのウェブカメラで撮影された」:
 
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2025年10月22日水曜日

ヘビが原因の停電 — 富山県南砺市

 
10月18日夜、富山県砺波市・小矢部市・南砺市で約10分間の停電が発生しました。その後の調査で、南砺市にある変電所(地図)内で体長約 1.5m の焼け焦げたヘビの死骸が見つかり、このヘビが変電設備に接触して感電したことが停電の原因となったみられています: 
 
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大形の小惑星 2025 UE1 が地球と月に接近

 
推定直径 12〜28m の小惑星〝2025 UE1〟が 10月23日に地球と月の近くを通過します。
 
2025 UE1 (2025年10月21日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月23日 08:02
 (月)10月23日 14:56
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.69 LD
(月)0.42 LD
推定直径
12 ~ 28 m
対地球相対速度
15.3 km/s ≅ 5万5000 km/h
初観測から地球接近まで7 日
次の地球接近2039年5月26日ごろ
公転周期403 日 ≅ 1.10 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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2025年10月21日火曜日

電離圏3次元トモグラフィ手法を開発

 
京都大学の発表です。リアルタイムかつ高解像度な電離圏3次元トモグラフィ手法を開発。電離圏に関連する現象の科学的解明、宇宙天気に関わる電離圏擾乱の諸現象との識別などに加えて大地震発生直前に観察される電離圏擾乱の発生メカニズムの解明に寄与できるとのことです:
 
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小惑星 2025 UC2 が地球と月に接近

 
[10月22日追記: 最新の予報にもとづいて、接近時刻と誤差を更新しました(青字)。] 
 
10月22日から23日にかけて、小惑星〝2025 UC2〟が地球と月の近くを通過します。
 
2025 UC2 (2025年10月21日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月22日 23:38
 (月)10月23日 09:05
接近日時 誤差
(地球)± 5
(月)± 5
接近距離 (地球)0.93 LD
(月)1.06 LD
推定直径
7 ~ 14 m
対地球相対速度
10.6 km/s ≅ 3万8000 km/h
初観測から地球接近まで3 日
次の地球接近2034年10月25日ごろ
公転周期411 日 ≅ 1.13 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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2025年10月20日月曜日

「死火山」が復活 — イラン

 
71万年前に火山活動が止まり「死火山」とみなされてきた火山で、山頂の隆起やガスの噴出とみられる現象が報告され、火山活動の復活が話題となっています。この火山はイランの南東部で、パキスタンとの国境に近いところにある標高 3940m のタフタン火山(Taftan volcano、地図)です:
 
以下は記事からの抜粋です —— 

イラン南部で、約71万年前に活動が止まり死火山と思われていた火山が活動を再開した。
 
10月7日に Geophysical Research Letters 誌に掲載された新たな研究によると、タフタン火山の山頂付近の地表が、2023年7月から 2024年5月までの 10ヶ月間で 9cm 隆起したことが明らかになった。隆起はまだ収まっておらず、火山の地表下でガス圧が高まっていることを示唆している。
 
タフタン火山は、イラン南東部に位置する標高 3940m の成層火山で、アラビア海の地殻がユーラシア大陸の下に沈み込むことで形成された山脈と火山の混交地帯に位置している。現在、この火山には活発な熱水系と、硫黄を放出する悪臭を放つ噴気孔があるが、人類史上、噴火したという記録はない。
 
2023年、ソーシャルメディア上で火山からのガス噴出が報告され始めた。噴出物の臭いは、約 50km 離れたハシュ市からでも感じられた。
 
タフタンは遠隔地にあり、セントヘレンズ山のような火山に設置されているような GPS監視システムはない。衛星画像では、山頂付近の地面がわずかに隆起しており、地下の圧力が上昇していることが示された。
 
この隆起の原因は地表から 490~630m 下にあるという。何が起こっているのか正確には分からない。この火山のマグマ溜まりは 3.5km よりも深く、隆起の原因となっているものよりもはるかに深いところにある。
 
隆起の原因は、火山内部の熱水系の変化によるもので、それがガスの蓄積につながっていると考えられている。あるいは、火山の下で少量のマグマが移動し、ガスが上部の岩石に浸透し、岩石の隙間や亀裂内の圧力が上昇して地面がわずかに隆起した可能性がある。 

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小惑星 2025 UM1 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2025 UM1〟が 10月18日に月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 10月19日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 UM1 (2025年10月19日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月18日 18:14
 (地球)10月18日 23:57
接近日時 誤差
(月)± 2 分
(地球)± 2 分
接近距離 (月)0.93 LD
(地球)0.28 LD
推定直径
3 ~ 7 m
対地球相対速度
14.4 km/s ≅ 5万2000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2076年4月30日ごろ
公転周期619 日 ≅ 1.69 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。