2025年10月28日火曜日

大西洋の沈み込み帯で M6.5

 
日本時間 10月27日21時39分、西インド諸島にあるフランスの海外県・グアドループ(Guadeloupe)の東方海域で M6.5、深さ 9.0km(USGS)の地震が発生しました(震央地図)。震源は大西洋に 2つある沈み込み帯の一つである小アンチル海溝付近ですが、発震機構は正断層型ですので、プレート境界型の地震ではなさそうです。海溝と小アンチル列島の間には付加体であるバルバドス・リッジが発達しています。
 

Mw=6.5, LEEWARD ISLANDS (Depth: 13 km), 2025/10/27 12:38:40 UTC - Full details here: http://geoscope.ipgp.fr/scripts/seismes/fiche.php?seis=us6000rjq8

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— Earthquake information from Geoscope Observatory (@geoscope-ipgp.bsky.social) 2025年10月27日 22:20
 
 

小惑星 2025 UV6 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2025 UV6〟が 10月26日に月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 10月26日付のデータベース更新で明らかになりました。非常に高速な小惑星です。
 
2025 UV6 (2025年10月26日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月26日 02:30
 (地球)10月26日 05:04
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.77 LD
(地球)0.53 LD
推定直径
6 ~ 13 m
対地球相対速度
26.7 km/s ≅ 9万6000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期1354 日 ≅ 3.71 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年10月26日日曜日

老婦人とグリズリーとネコ

 
 日本でもクマが人を襲う事件があちこちで起きていますが ・・・
 
 

日本海北岸で深発地震

 
10月25日20時45分(日本時間)、日本海北岸の中露国境付近で深発地震がありました(震央地図)。 米国地質調査所(USGS)の発表では M5.2、震源の深さ 561.7km、中国地震ネットワークセンター(CENC)の発表では M5.5、深さ 560km となっています:

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2つの小惑星が月と地球に接近・通過

 
10月18日と、10月23日から 24日にかけて、2つの小惑星が月と地球の近くを通り過ぎていたことが、NASA/JPL による 10月25日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 UC6 (2025年10月25日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月18日 02:22
 (地球)10月18日 12:04
接近日時 誤差
(月)± 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)1.59 LD
(地球)0.70 LD
推定直径
3 ~ 7 m
対地球相対速度
4.9 km/s ≅ 1万8000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近2034年4月1日ごろ
公転周期411 日 ≅ 1.13 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2025 UG6 (2025年10月25日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月23日 20:12
 (地球)10月24日 08:07
接近日時 誤差
(月)± 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.62 LD
(地球)0.36 LD
推定直径
6 ~ 13 m
対地球相対速度
8.4 km/s ≅ 3万 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期804 日 ≅ 2.20 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
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2025年10月25日土曜日

雌阿寒岳が噴火

 
10月25日13時17分ごろ、雌阿寒岳(地図)が噴火しました。9月12日から15日の間に発生したとみられる噴火以来です:
 
25日未明に発生した根室半島南東沖の地震(M5.8、深さ 40km、最大震度 5弱)と関係があるのでしょうか。震央から雌阿寒岳までは約 140km で、雌阿寒岳周辺は震度 2 だったようです:

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白虹出現 — 福井県越前市

 
10月23日朝、福井県越前市塚町(地図)で白虹(霧虹)が目撃・撮影されました。 
 
「白虹は細かな霧の粒に反射するため色が分かれずにそのまま散乱し白く見える」「春秋に霧が出て、太陽が低い位置にあるという条件がそろわないと出ない珍しい現象」(福井市自然史博物館): 
 

小惑星 2025 US5 が地球と月に接近

 
[10月26日追記: 最新の予報にもどづき、接近時刻(月)と誤差を更新しました(*印)。] 
 
小惑星〝2025 US5〟が 10月25日から26日にかけての夜、地球と月の近くを通過します。
 
2025 US5 *(2025年10月25日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月25日 20:08
 *(月)10月26日 01:58
接近日時 誤差
*(地球)± < 1 分
*(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.61 LD
(月)1.22 LD
推定直径
2 ~ 5 m
対地球相対速度
10.2 km/s ≅ 3万7000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2028年12月27日ごろ
公転周期556 日 ≅ 1.52 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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小惑星 2025 TV15 が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2025 TV15〟が 10月16日に地球と月の近くを通過していたことが明らかになりました。地球接近小惑星のリストへの掲載が遅くなった理由は不明です。
 
2025 TV15 (2025年10月24日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月16日 03:06
 (月)10月16日 11:13
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± 33 分
接近距離 (地球)0.68 LD
(月)1.19 LD
推定直径
1 ~ 2 m
対地球相対速度
9.4 km/s ≅ 3万4000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近
公転周期1442 日 ≅ 3.95 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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2025年10月24日金曜日

小惑星 2025 UJ4 が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2025 UJ4〟が 10月22日に地球と月の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 10月22日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 UJ4 (2025年10月22日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月22日 06:30
 (月)10月22日 16:11
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.16 LD
(月)0.90 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
7.1 km/s ≅ 2万6000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2035年1月3日ごろ
公転周期661 日 ≅ 1.81 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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小惑星 2025 TS14 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2025 TS14〟が 10月12日から13日にかけて月と地球の近くを通過していたことが明らかになりました。地球接近小惑星のリストへの掲載が遅くなった理由は不明です。極めて低速の小惑星です。
 
2025 TS14 (2025年10月23日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月12日 09:07
 (地球)10月13日 22:24
接近日時 誤差
(月)± 2 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.30 LD
(地球)0.57 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
3.3 km/s ≅ 1万2000 km/h
初観測から地球接近まで1 日
次の地球接近2038年8月30日ごろ
公転周期297 日 ≅ 0.81 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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水面から長く突き出た何か — ネス湖

 
ネス湖を見下ろす位置に設置されたウェブカメラで 10月14日に記録された新しい映像です。水面から黒く長い棒状の何かが突き出し、移動していく様子が映っています。解像度のせいかもしれませんが、生き物の体の一部にしてはまっすぐ過ぎて、潜水艦の潜望鏡のように見えます。
 
「ウェブカメラは火曜日に、観光船がフレームを通過した直後に、黒い形が水面上に浮かび上がるように見える映像を捉えた。物体は数フィート上昇してから再び下降し、視認できたのは合計 1分未満だった。この出来事の様子は、一般公開用にネス湖周辺に設置された数台のカメラのうちの 1つであるショアランド・ロッジのウェブカメラで撮影された」:
 
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2025年10月22日水曜日

ヘビが原因の停電 — 富山県南砺市

 
10月18日夜、富山県砺波市・小矢部市・南砺市で約10分間の停電が発生しました。その後の調査で、南砺市にある変電所(地図)内で体長約 1.5m の焼け焦げたヘビの死骸が見つかり、このヘビが変電設備に接触して感電したことが停電の原因となったみられています: 
 
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大形の小惑星 2025 UE1 が地球と月に接近

 
推定直径 12〜28m の小惑星〝2025 UE1〟が 10月23日に地球と月の近くを通過します。
 
2025 UE1 (2025年10月21日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月23日 08:02
 (月)10月23日 14:56
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.69 LD
(月)0.42 LD
推定直径
12 ~ 28 m
対地球相対速度
15.3 km/s ≅ 5万5000 km/h
初観測から地球接近まで7 日
次の地球接近2039年5月26日ごろ
公転周期403 日 ≅ 1.10 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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2025年10月21日火曜日

電離圏3次元トモグラフィ手法を開発

 
京都大学の発表です。リアルタイムかつ高解像度な電離圏3次元トモグラフィ手法を開発。電離圏に関連する現象の科学的解明、宇宙天気に関わる電離圏擾乱の諸現象との識別などに加えて大地震発生直前に観察される電離圏擾乱の発生メカニズムの解明に寄与できるとのことです:
 
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小惑星 2025 UC2 が地球と月に接近

 
[10月22日追記: 最新の予報にもとづいて、接近時刻と誤差を更新しました(青字)。] 
 
10月22日から23日にかけて、小惑星〝2025 UC2〟が地球と月の近くを通過します。
 
2025 UC2 (2025年10月21日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月22日 23:38
 (月)10月23日 09:05
接近日時 誤差
(地球)± 5
(月)± 5
接近距離 (地球)0.93 LD
(月)1.06 LD
推定直径
7 ~ 14 m
対地球相対速度
10.6 km/s ≅ 3万8000 km/h
初観測から地球接近まで3 日
次の地球接近2034年10月25日ごろ
公転周期411 日 ≅ 1.13 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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2025年10月20日月曜日

「死火山」が復活 — イラン

 
71万年前に火山活動が止まり「死火山」とみなされてきた火山で、山頂の隆起やガスの噴出とみられる現象が報告され、火山活動の復活が話題となっています。この火山はイランの南東部で、パキスタンとの国境に近いところにある標高 3940m のタフタン火山(Taftan volcano、地図)です:
 
以下は記事からの抜粋です —— 

イラン南部で、約71万年前に活動が止まり死火山と思われていた火山が活動を再開した。
 
10月7日に Geophysical Research Letters 誌に掲載された新たな研究によると、タフタン火山の山頂付近の地表が、2023年7月から 2024年5月までの 10ヶ月間で 9cm 隆起したことが明らかになった。隆起はまだ収まっておらず、火山の地表下でガス圧が高まっていることを示唆している。
 
タフタン火山は、イラン南東部に位置する標高 3940m の成層火山で、アラビア海の地殻がユーラシア大陸の下に沈み込むことで形成された山脈と火山の混交地帯に位置している。現在、この火山には活発な熱水系と、硫黄を放出する悪臭を放つ噴気孔があるが、人類史上、噴火したという記録はない。
 
2023年、ソーシャルメディア上で火山からのガス噴出が報告され始めた。噴出物の臭いは、約 50km 離れたハシュ市からでも感じられた。
 
タフタンは遠隔地にあり、セントヘレンズ山のような火山に設置されているような GPS監視システムはない。衛星画像では、山頂付近の地面がわずかに隆起しており、地下の圧力が上昇していることが示された。
 
この隆起の原因は地表から 490~630m 下にあるという。何が起こっているのか正確には分からない。この火山のマグマ溜まりは 3.5km よりも深く、隆起の原因となっているものよりもはるかに深いところにある。
 
隆起の原因は、火山内部の熱水系の変化によるもので、それがガスの蓄積につながっていると考えられている。あるいは、火山の下で少量のマグマが移動し、ガスが上部の岩石に浸透し、岩石の隙間や亀裂内の圧力が上昇して地面がわずかに隆起した可能性がある。 

——

小惑星 2025 UM1 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2025 UM1〟が 10月18日に月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 10月19日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 UM1 (2025年10月19日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月18日 18:14
 (地球)10月18日 23:57
接近日時 誤差
(月)± 2 分
(地球)± 2 分
接近距離 (月)0.93 LD
(地球)0.28 LD
推定直径
3 ~ 7 m
対地球相対速度
14.4 km/s ≅ 5万2000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2076年4月30日ごろ
公転周期619 日 ≅ 1.69 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
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2025年10月19日日曜日

宇宙ゴミが旅客機に衝突か

 
10月16日、デンバー発ロサンゼルス行きユナイテッド航空 1093便(乗客乗員 140名)が高度 1万1000mで巡航中、ソルトレイク・シティの南東約 3​​20km でコックピットのフロント・ガラスに損傷が発生し、パイロットが負傷したため、ソルトレイク・シティ国際空港に緊急着陸しました。フロント・ガラスのひび割れは、気温の変動や軽微な機械的ストレスなどが原因であることが多いのですが、今回のケースでは、目に見える焼け跡が残っており、宇宙ゴミ(スペース・デブリ)か隕石が衝突したのでは、との見方がでています:
 
米国のスペースX社が多数のスターリンク衛星を軌道に投入しており、最近では中国も同様のインターネット通信用の衛星を多数打ち上げています。これらの衛星は、基本的に低軌道であり短寿命なため、人工天体の落下・大気圏突入が増加傾向にあります。



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— JonNYC (@xjonnyc.bsky.social) 2025年10月18日 22:23


能登半島地震: 「古マグマ」の破壊が引き金


東北大学の発表です。

2024年1月1日の能登半島地震(M7.6)の震源域の地下に日本列島形成時の火山活動に起因する固化した古マグマがあり、約3年間継続していた群発地震を引き起こす地下の流体の移動を妨げる「不透水性の壁」としての役割を果たしていたが、最終的には能登半島地震を引き起こした破壊の中心となる「アスペリティ」として機能した、という内容です。
 
「なぜ群発地震が大地震につながったのか」、「過去の火山活動によって形成された固結マグマと、それによる地下の水の通りやすさ(透水性)の不均質が、群発地震の発展と大地震の発生を支配した要因である」、「地下の構造の不均質性が、各地で発生する群発地震が大地震の発生につながるかどうかを評価するための重要な手掛かりとなる可能性」: 
 
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小惑星 2025 UN が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2025 UN〟が 10月16日から17日にかけて月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 10月18日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 UN (2025年10月18日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)10月16日 22:49
 (地球)10月17日 02:40
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)1.14 LD
(地球)0.45 LD
推定直径
5 ~ 10 m
対地球相対速度
10.2 km/s ≅ 3万7000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2028年10月14日ごろ
公転周期547 日 ≅ 1.50 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年10月18日土曜日

サヨリの群れが川を遡る — 鳥取県米子市

 
BSS山陰放送の報道から。
 
鳥取県米子市(地図)の旧市街地を流れる加茂川で、数十尾のサヨリの群れが泳いでいるのが見つかりました。現場は、川が流れ込む中海(地図)から約 200m の地点。日付は明言されていませんが 10月14日ごろのことと思われます。
 
「加茂川でサヨリの群れを見たのは初めて」(米子まちなか観光案内所): 
 

2025年10月17日金曜日

霧島山(新燃岳)の噴火警戒レベル引き下げ

 
10月17日11時00分、霧島連山の新燃岳(地図)の噴火警戒レベルが「2(火口周辺規制)」に引き下げられました。同山の噴火警戒レベルは 6月23日以来「3(入山規制)」が続いていました。
 
「新燃岳では、9月8日以降噴火は観測されていません。火山ガス(二酸化硫黄)の放出は、9月以降やや少ない状態で経過しており、新燃岳周辺の傾斜計でも新燃岳の地下の膨張を示すような特段の変化は認められません。また GNSS 連続観測では、2025年3月頃から認められていた、霧島山深部の膨張を示すと考えらえる基線のわずかな伸びは、7月上旬頃からは停滞しています」: 
 

2025年10月15日水曜日

赤い帽子の指導者 — ホピ族の予言

 
アメリカ先住民のホピ族に何世紀にもわたって伝承されている予言についての記事です:
 
以下は記事からの抜粋です —— 

古代ホピ族の予言は、赤い帽子を特徴とする「真の白き兄弟(True White Brother)」と呼ばれる神秘的な人物の出現を予言しており、その人物が国家を永遠に変えるだろうと告げている。
 
ホピ族の予言は四つの世界の循環を説き、人類は現在第四かつ最後の世界に存在するとされる。

これらの教えは、人類の貪欲、腐敗、自然への無関心が招く「大浄化」あるいは「第三の揺れ」と呼ばれる激動と浄化の時代を予見している。

予言はまた、特定の技術的兆候や壊滅的事件、そして人類が正しい道を選べば平和と調和に満ちた第五世界が誕生することを述べている。

赤い帽子をかぶった人物は、この第四の世界の時代に現れ、人類が混乱を乗り切るための導き手となるといわれている。

真の白い兄弟は、時として、その存在が人類の選択と第五の世界への移行に影響を与える可能性のある使者として描かれる。第五の世界とは、均衡と調和の新たな時代である。
 
予言はまた、真の白き兄弟と共に現れる三人の助っ人についても記述している。

一人は卍(swastika、まんじ)の印と結びつき、純潔と女性の生命を与えるエネルギーを表す。
 
一人は太陽の象徴と結びつき、知恵と力を表す。

一人はモジャ(moja、十字架)の象徴を持つ。(この十字架が実際には「X」である可能性が指摘されている。)

予言によれば、もし三人が使命に失敗した場合、西から強力な嵐のように、無数の冷酷な存在が現れ、赤い蟻の群れのように素早く大地を席巻するという。 

——

He’s selling these now

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— Boystown Chicago (@boystown.bsky.social) 2025年4月25日 11:13


大形の小惑星 2025 TP5 が地球と月に接近

 
推定直径 13〜30m の小惑星〝2025 TP5〟が 10月16日に地球と月の近くを通過します。
 
2025 TP5 (2025年10月13日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月16日 05:08
 (月)10月16日 18:25
接近日時 誤差
(地球)± 6 分
(月)± 8 分
接近距離 (地球)0.25 LD
(月)0.31 LD
推定直径
13 ~ 30 m
対地球相対速度
8.4 km/s ≅ 3万 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2051年12月13日ごろ
公転周期951 日 ≅ 2.60 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

小惑星 2025 TN5 が地球と月に接近・通過

 
小惑星〝2025 TN5〟が 10月10日に地球と月の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 10月13日付のデータベース更新で明らかになりました。
 
2025 TN5 (2025年10月13日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)10月10日 13:18
 (月)10月10日 17:52
接近日時 誤差
(地球)± 14 分
(月)± 12 分
接近距離 (地球)0.36 LD
(月)0.81 LD
推定直径
7 ~ 16 m
対地球相対速度
16.8 km/s ≅ 6万1000 km/h
初観測から地球接近まで−2 日
次の地球接近
公転周期1161 日 ≅ 3.18 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年10月14日火曜日

巨大なリング状の断層を発見 — イタリア

 
イタリアのナポリ近くにあるカンピ・フレグレイ(地図)で発生している地震をを AI を使って分析したところ、巨大なリング状の断層が見つかったとのことです():
 
以下は記事からの抜粋です —— 

新たなAIツールにより、カンピ・フレグレイでは 2022年から 2025年の間に 5万4000回以上の地震が発生したことが明らかになった。研究者たちはこれらの地震をマッピングすることで、巨大で鮮明なリング状の断層を発見した。
 
9月4日付の科学誌『サイエンス』に掲載された AIツールの分析結果によると、2022年から2025年半ばにかけてカンピ・フレグレイで発生した地震の 4分の 3が未検知だったことが明らかになった。従来の手法ではこの期間に 1万2000件の地震が記録されていたが、AIを用いた解析ではその数は 5万4000件近くに達すると示唆されている。 
 
カンピ・フレグレイでは 2025年に入ってからマグニチュード 4以上の地震が 5回発生しており、2005年以降、火山活動の活発化の兆候が見られている。しかし、この地域で発生する地震のほとんどは検知されていないことが、AIを用いて過去数年間に検知されなかった数万件の地震を特定した新たな研究で明らかになった。
 
カンピ・フレグレイは過去 4万年間でヨーロッパ最大級の噴火を 2回起こしており、その初期の活動も爆発的であったことを示唆する証拠が存在する。
 
カンピ・フレグレイの直径 11キロメートルのカルデラ内には 36万人以上が居住しており、その周辺地域には約 150万人が居住している。
 
研究者たちはこれらの地震の発生場所をマッピングすることで、従来の手法では明らかにされていなかった断層を発見した。
 
ポッツオーリ(地図)は 1980年代に隆起を経験しており、現在も同様の隆起が再び起こっており、町の地下の地盤は毎年約 10センチメートルずつ隆起している。声明によると、隆起領域は複数の断層に囲まれており、沖合まで伸びる細く明瞭な「環状断層」を形成していることが判明した。 

——
 
 
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草津白根山で火山性微動と傾斜変動

 
10月13日、草津白根山(地図)で火山性微動が発生しました。継続時間は約40分と約10分で、傾斜変動も観測されました。火山性微動の発生は 9月27日以来です:
 

2025年10月13日月曜日

泥火山の噴火 — アゼルバイジャン

 
泥火山の活動は泥や水、ガスの「流出」あるいは「噴出」が主で、英文では "eruption" と書かれていても「噴火」という言葉を使うのがためらわれることが多いのですが、以下の動画は躊躇なく「噴火」と言えます。カスピ海沿岸のアゼルバイジャン(地図)には多くの泥火山が存在しています。
 
「オスマン・ボズダグ泥火山は、本日(2025年10月11日)現地時間午前8時27分ごろに噴火しました。約40分間にわたり、4~12分間の噴火が3回記録されました」:

⚒️🧪 Fiery eruption of Otman-Bozdagh mud volcano in Azerbaijan! The Otman-Bozdagh mud volcano erupted at ~8:27am local time today (11/10/25). Three eruption phases of between 4-12 minutes were recorded over an ~40 minute period. Video source: @_yagha_

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— Mark Tingay (@marktingay.bsky.social) 2025年10月11日 21:10


里の秋

 
「🎵 しずかなしずかな 里の秋」という歌を思わず口ずさんでしまう穏やかな季節になりました。この「里の秋」という唱歌、わりと最近まで、日本の秋の情景を描いた美しい歌だとだけ思っていたのですが、2番や3番、そして現在は削除されている4番を含むオリジナルの歌詞を知るとそうではないとわかり、衝撃を受けました:



ドレーク海峡で M7.6

 
またドレーク海峡で大きな地震が発生しました。日本時間 10月11日05時29分、M7.6、深さ 8.8km(震央地図)。米国地質調査所(USGS)の発表によると、発震メカニズムは西北西方向に走る断層による左横ずれ、または南方向に走る断層による右横ずれのいずれか。震源は、8月22日に発生した M7.5 とほぼ同じ場所で、南極プレートとスコシア・プレートとの境界の南西側の南極プレート内部とのことです。(右の図は USGS のウェブサイトより)
 

For comparison, I have attached a tectonic map of this tectonically complicated region from Schellart et al. (2023) with the recent earthquake shown as a small purple star.

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— Jascha Polet (@jascha.bsky.social) 2025年10月12日 3:58
 
 
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