2025年12月31日水曜日

京都大学発「準リアルタイム大地震発生異常検知システム」


京都大学・梅野健教授の研究チームの発表です。期待していいのでしょうか。大学のウェブ・サイトでの発表ではないのが少し気になります。
 
「国土地理院が管理するGEONETのデータを利用し、大地震の兆候を約10分から15分のうちに検出することが可能」、「前兆現象は、特に電離圏や地殻の変動によって引き起こされることが確認されており、このシステムはそれらを監視するための強力な新手法となります」、「国土地理院の運営するGEONETに加え、京都大学が独自に持つ観測機データや、共同研究先であるJR東海、地方自治体である愛知県蒲郡市などとの連携によって発展していく予定」、「この準リアルタイムシステムは、電離圏トモグラフィー技術や、震央を推定するためのプレスリップ相関解析アルゴリズムをも組み込み、さらなる進化を目指しています」:
 
こちらは神奈川県横浜市に本社を置くアマノセキュアジャパン株式会社の発表です。「(京都大学と共同で)測位衛星で観測したデータあるいは京都大学に設置する電離層観測装置により電離圏及び地殻変動などの地震前兆現象に関連する異常が発生した場合、アラート情報及び根拠データ等にタイムスタンプを付与し、その真正性を証明する仕組みを構築するため、共同研究を開始しました」:
 
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2025年12月30日火曜日

小惑星 2025 YA8 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2025 YA8〟が 12月28日に月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 12月29日付のデータベース更新で明らかになりました。この小惑星が将来地球に衝突する確率は 0.00013%(77万分の1)と計算されています。
 
2025 YA8 (2025年12月29日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)12月28日 06:21
 (地球)12月28日 13:19
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.76 LD
(地球)0.24 LD
推定直径
5 ~ 10 m
対地球相対速度
10.1 km/s ≅ 3万6000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近
公転周期1087 日 ≅ 2.98 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年12月29日月曜日

太陽柱


見事な太陽柱(sun pillar)の動画です:
 
 
 
 

セネカ・ドラムの謎 (続報)


8月31日付「セネカ・ドラムの謎」の続報です。コーネル大学のウェブサイトに 12月15日付で掲載された記事です。同大学の研究者が行っているセネカ湖(地図)の調査・研究を紹介しています:
 
以下は記事からの抜粋です —— 

セネカ湖の湖底は、まるで月面のような地形で、起源不明の大きな穴(ポックマーク)が点在しています。そして最も有名なのは、時折、説明のつかない轟音、いわゆる「セネカ・ドラム」が湖から発せられることです。

9月、研究チームはボートで湖に出て、ポックマークの内側と外側の深部から水を採取し、ポックマークと音の原因となるメタンを探しました。メタンが検出されましたが、ポックマーク内部の濃度は湖の他の部分と同程度でした。これは、ポックマークが継続的にガスを漏出しているわけではないことを示唆しています。
 
「現在、私たちは、堆積物の中に泡が形成され、それが一度に噴出するという、散発的な現象だと考えています」、「その後、ポックマークだけが残るのです。」 
 
湖底の小さな泡は、水面まで上昇し水圧が低下するにつれて、約40倍の大きさになります。ドラムのような音は、大きな泡が水面に到達して弾ける音である可能性がありますが、ガスの発生源は不明です。
 
湖底下の頁岩に含まれる化石起源のガスが最も可能性が高いと考えられました。「湖底堆積物には酸素がほとんど含まれていないため、メタン以外のガスを生成する生物地球化学的プロセスはほとんどありません」
 
しかし、湖底で発見されたメタンの分析結果は曖昧でした。サンプル中のメタンは、生物起源と化石起源の混合起源であるように思われます。 

研究者たちは、セネカ湖の南端に地震探査装置を設置し、ドラム音を聞き取れるか検討している。「ドラム音の発生頻度と規模を把握できれば、それをモデル化に組み込むことができるでしょう」
 
セネカ湖のドラム音は最も有名な現象の一つだが、他の湖でも同様の現象が起きている可能性が高い。 
 
——


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2025年12月28日日曜日

青森県東方沖地震は予報されていた


12月8日に青森県東方沖で発生した地震(M7.5、深さ 54km、最大震度6強)について、八ヶ岳南麓天文台(地図)の串田氏が予報していたことが、同氏が 12月25日に公開した「続報 No.427」で明らかにされています。以下にその部分を引用します ——

(三陸沖での群発地震の予報に成功した後)再び前兆変動が観測されていることを前号冒頭に記しましたが、僅かな誤差内で、配信している観測情報に記した推定どおり、青森東方沖でM7.5地震として対応地震が発生致しました。変動検知・推定共に成功。



時期 規模
予報 12月6日 ±5日 M7.6 ±0.5
実際 12月8日 M7.5 (気象庁暫定値)


日本海側で起こる地震


現代ビジネス』の記事です。背弧海盆である日本海の形成史と日本海で起きる地震のメカニズムについて、専門家にインタビューしています。

「日本海で起きる地震は東北側と西南側でタイプが異なる」「東北側は逆断層タイプ、西南側は横ずれ断層タイプが多い」、「(日本海形成についての 2つの主要な仮説である)『横ずれモデル』と『観音開きモデル』のどちらが正しいのか、あるいはそれ以外の説明も可能なのか」、「日本海には、引きちぎられて薄くなった大陸の残骸部分と、新しくできた海洋プレートの両方が存在しています」、「太平洋プレートが日本列島を西へ押す力による歪みが、いまは日本海東縁に集中していると考えられています」、「日本海の歪み集中帯では、逆断層型の地震が多く起きています。2024年1月の能登地震も、基本的には逆断層型だと考えられます」、「日本海東縁に本当にプレート境界があるかどうかは明らかになっていません(中略)現在はどの自治体も(海溝型ではなく)活断層型地震を前提として津波の被害想定を行っています」:

2025年12月27日土曜日

誘発地震抑制技術の開発に成功 — 東北大学


東北大学の発表です。
 
片栗粉を水で濃く溶いたもののように、遅い剪断刺激には液体のように振る舞い、速い剪断刺激に対しては固体のような抵抗力を発揮する剪断増粘流体(ダイラタンシー流体)を用いると、「断層の摩擦特性が変化し、断層滑りを安定化させ、地震の発生を抑制できる可能性」があることが判明。「地熱発電、非在来型資源、CO₂地下貯留、鉱山開発などで問題となる誘発地震のリスク低減に役立つ可能性」があるとのこと:

播磨灘の中央部が泡立つ ― 兵庫県 (続報)


10年8月31日付「播磨灘の中央部が泡立つ ― 兵庫県」の続報です。播磨灘(地図)の海底から気泡が立ち昇る現象は今も続いています。原因はわかっていません。
 
「メタンを高濃度で含み、多様な成分が混ざり合っている」、「海底の泥炭層か、あるいは人が沈めたものから出ているとの見立てもあった」、「メタンガスは猛暑の影響で泥が発酵して出ることはあるが、瀬戸内海ではありえない。全く別のプロセスがあるのではないか」、「海底温泉の湧出ではないか-との指摘もあり」、「気泡は泥炭や火山由来など単純な成分ではない。地震に関わる地盤活動が何らかの形で現れている可能性も否定できない」:

2025年12月26日金曜日

近畿圏中心領域大型地震 (続報-358)

 
八ヶ岳南麓天文台地図)の 串田嘉男 氏が「No.1778 長期継続大型地震前兆」について  12月25日16時00分付けで「続報 No.427」(PDF形式)を出しています ——
 
 Stage-30 再考 対応地震 2026.3/23±5 発生の可能性も有 
 
現況/考察
  • CH20 観測装置と CH26 観測装置の PBF 特異は 12月25日午後も継続出現している。

  • 12月21日から八ヶ岳の複数の観測装置に、顕著な櫛歯変動が同期して出現している。櫛歯変動は、基本的には震源の深さが浅い地殻内地震の際に観測される変動。今回の様な顕著な櫛歯変動は 30年の観測の中では初めて。

  • 現在も PBF 特異変動が継続していることから再検討。PBF特異初現=2月3日、極大=6月27日、静穏化=2026年1月12日±2日、地震発生=2026年3月21日±5日の可能性。

  • No.3614変動(No.1778 の別形態変動)が東北沖地震前兆と重なって出現。12月17.1日に極大(秋田観測点の全観測装置に時刻同期で出現した短時間の特異変動)。この変動からは地震発生=3月25日±5日が示唆される。

  • 以上より、2026年3月23日±5日に地震発生の可能性。1月12日±2日に PBF特異が静穏化するか確認する必要あり(櫛歯変動も消えるかは不明)。

 [注]「特異変動」と「櫛歯変動」については『 FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料』(PDF形式)の 9ページを参照してください。 
 
 
推定日
 2026年3月23日±5日の可能性
今後の観測で修正の可能性あり
推定時間帯 09時 ±2時間 または 18時 ±3時間
(BT変動出現終息時間帯から推定、参照 23ページ)
推定震央領域

更新情報「続報 No.427」所載の図6と図7参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域
震央が火山近傍領域である可能性が高い 
推定規模 主震:M8.0 ± 0.3
単発の場合=M8.0±0.3
複合の場合=M7.4±0.3+M7.3±0.3 など
推定地震種 震源が浅い日本列島陸域の地殻内地震


このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
 
 
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2025年12月25日木曜日

地震予知の過去・現在・未来


毎日新聞』の記事です。
 
「(1965年に始まった国の)地震予知研究計画の流れをくむ国の研究計画は現在も進行中だ」、「地震が起きる過程は、砂をさらさら落としていくと、あるときどさっと崩れる砂山に例えられる」、「『次にこの地震が起きる』という予知はこの先もできないだろう」:
 
専門家は申し合わせたように「(日時や場所を特定した)地震予知はできない」と言いますが、12月8日の青森県東方沖地震(M7.5)に対して観測にもとづく予報が複数、民間から出されていたことなどをみると、大きな地震については 100% ではないにしてもある程度の確度を持った予報が可能ではないのか、とも思います。


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大形の小惑星 2025 YK4 が月と地球に接近・通過

 
推定直径 17〜39m の小惑星〝2025 YK4〟が、12月20日から 21日にかけて、月と地球の近くを通過していたことが NASA/JPL による 12月23日付のデータベース更新で明らかになりました。この小惑星が将来地球に衝突する確率は 0.00051%(20万分の1)とされています。
 
2025 YK4 (2025年12月23日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)12月20日 18:56
 (地球)12月21日 01:34
接近日時 誤差
(月)± 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)1.44 LD
(地球)0.93 LD
推定直径
17 ~ 39 m
対地球相対速度
13.5 km/s ≅ 4万9000 km/h
初観測から地球接近まで−2 日
次の地球接近2086年7月21日ごろ
公転周期567 日 ≅ 1.55 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年12月24日水曜日

アポロ8号: クリスマス・イブ・メッセージ


アポロ8号は 1968年12月21日に打ち上げられ、月を周回して無事に地球に帰還した最初の宇宙船となりました。月を周回する軌道上からクリスマス・イブのメッセージとして旧約聖書・創世記の最初の10節(天地創造)を朗読する様子が地球に送られてきました。搭乗していたボーマン船長、ラヴェル司令船操縦士(アポロ13号では船長)、アンダース着陸船操縦士の 3人はすでに他界しています。



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変化する硫黄島


地形が大きく変化し続けている硫黄島(地図)の現状を伝える『毎日新聞』の記事です。
 
「戦後放置されて遺構となっていた朽ちた船が姿を消した」、「1日1ミリ以上にもなる、世界的にも異様な速度の隆起は、マグマの貫入以外に考えられない。新島を一時形成するような噴火も起きていることから、本格的なマグマ噴火に移行する時期は遠くないのかもしれない」:

回転するイベリア半島

 
バスク大学(University of the Basque Country)の研究者による研究成果です。スペインとポルトガルを載せたイベリア半島(地図)は時計回りに回転している、という内容です。
 
「ジブラルタル海峡(地図)の東側では、ジブラルタル弧の地殻がユーラシアとアフリカの衝突による変形を吸収し、イベリア半島への応力の伝達を防いでいる。一方、ジブラルタル海峡の西側では、イベリア・プレート(ユーラシア・プレート)とアフリカ・プレートの直接衝突が起こっており、これがイベリア半島を南西から押し、時計回りに回転させることで、イベリア半島南西部に伝達される応力に影響を与えている」:

2025年12月23日火曜日

青森県東方沖地震:「緊急大地震予報」が出ていた


地震予報サービスを手掛ける「ブレイン」のプレス・リリースです。12月8日23時15分に発生した青森県東方沖地震(M7.5、深さ 54km)について、事前に「緊急大地震予報」を出していたとのことです。
 
「(三陸沖及び青森県東方沖で群発地震が発生した後)12月3日に更に大きな地磁気・地電流異常が発現し、また当該地域においてグーテンベルグ・リヒター則による『b値』が 0.2 前後に低下したため、これらの群発地震が前震活動でありより規模が大きい本震が発生すると判定」、「青森県東方沖を中心とした東北地方北部(同沖)において、M7級の大地震発生が予知されたとして、12月8日12時22分にアプリ『ゆれズバ』で臨時大地震予報を配信」:

H3 ロケット8号機の打上げ失敗

 
「チリからの観測情報によると、日本の H3 ロケット(8号機)は最初の(地球周回)軌道を生き延びた後、協定世界時 0400(日本時間 1300)ごろ、2回目の近地点通過時に、ここに示した軌道(オレンジ色の線)に沿った南米上空のどこかで大気圏に突入したもようだ」:
 
 

小惑星 2025 YR3 が月と地球に接近・通過

 
小惑星〝2025 YR3〟が 12月17日に月と地球の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 12月22日付のデータベース更新で明らかになりました。この小惑星が将来地球に衝突する確率は 0.0023%(4万3000分の1)と計算されています。
 
2025 YR3 (2025年12月22日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)12月17日 00:13
 (地球)12月17日 02:32
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)1.11 LD
(地球)0.44 LD
推定直径
2 ~ 4 m
対地球相対速度
7.3 km/s ≅ 2万6000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期668 日 ≅ 1.83 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年12月22日月曜日

小惑星 2025 YQ2 が月と地球に接近・通過

 
12月18日から 19日にかけて、小惑星〝2025 YQ2〟が月と地球の近くを通過して行きました。
 
2025 YQ2 (2025年12月20日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)12月18日 20:50
 (地球)12月19日 15:14
接近日時 誤差
(月)± 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)1.04 LD
(地球)0.68 LD
推定直径
3 ~ 7 m
対地球相対速度
6.0 km/s ≅ 2万2000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2036年2月9日ごろ
公転周期278 日 ≅ 0.76 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年12月21日日曜日

道頓堀川にボラの大群 — 大阪府大阪市


12月18日、大阪府大阪市を流れる道頓堀川地図)に、川を埋め尽くすほどの魚の大群が現れました。ボラとみられています。
 
「潮に乗ってエサを探してやってきたと推測していますが、(原因は)はっきりとはわからないです」、「温度変化に敏感なボラが、水温の低下を受けて、比較的温かい場所に逃げてきた可能性もある」:

小惑星 2025 YE2 が月と地球に接近・通過

 
12月18日から 19日にかけて、小惑星〝2025 YE2〟が月と地球の近くを通過して行きました。
 
2025 YE2 (2025年12月20日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)12月18日 16:40
 (地球)12月19日 00:21
接近日時 誤差
(月)± 2 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)0.97 LD
(地球)0.24 LD
推定直径
8 ~ 18 m
対地球相対速度
8.8 km/s ≅ 3万2000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期695 日 ≅ 1.90 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年12月19日金曜日

幻日と日暈出現 — 岩手県一関市


岩手日報』の記事です。12月13日午後、岩手県一関市(地図)の上空に幻日と日暈が現れました。
 
「大気中を漂う氷晶などで太陽や月の光が反射、屈折することで生じる大気光学現象。光の輪はハロー(日暈(ひがさ))、太陽の横に見える光は「幻日(げんじつ)」と呼ばれる」:

偽情報の比較: 能登半島地震 vs. 青森県東方沖地震


2024年1月1日の能登半島地震(Mj 7.6、深さ 16km、最大震度 7)と2025年12月8日の青森県東方沖地震(Mj 7.5、深さ 54km、最大震度 6強)の際に SNS上で流布した偽情報についての比較です: 青森県東方沖地震と能登半島地震におけるSNS偽情報の比較
  • いずれの地震でも地震関連投稿全体に占める偽情報の割合は少数にとどまっている
  • 主要な拡散投稿は、有益情報や公式情報で占められている
  • 能登半島地震: 非日本語話者によるいわゆる「インプレッション稼ぎ投稿」が継続的に出現したうえ、発災直後には偽の救助要請投稿が現れ、これらはメディアでの批判報道を通じて社会問題として可視化された
  • 青森県東方沖地震: 人工地震投稿の出現自体は確認できるものの、その規模は能登半島地震よりはるかに小さく、社会問題として顕在化せず 

活断層の恩恵 「1000年楽しく10秒怖い」


「横ずれの活断層であってもその両端の部分では上下にずれます。例えば京都盆地の東にある花折断層では、南端部の上下運動によって京都大学の東に吉田山が隆起してできています」、「サントリー山崎蒸留所は有馬―高槻構造線活断層の上にあって、活断層の破砕帯からの湧き水を使っています」、「どの地域でも、活断層に沿って蔵元が多いということがわかります」:

東北地方太平洋沖地震: 断層面の凹凸は歯止めにならず

 
海洋研究開発機構(JAMSTEC)の発表です。
 
東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日、Mw 9.0~9.1、深さ 24km、最大震度 7)について、「プレート境界断層の位置が、今回の掘削孔の範囲である水平距離 100m の中でも、大きく 15m も上下に変化していること」、「このような断層面の凹凸構造は巨大すべりを止めるには至ら」なかったこと、「断層を挟んだ上下の岩石の物理特性に大きなコントラストがあることが巨大なすべりに寄与したこと」がわかった、とのことです:

2025年12月16日火曜日

リュウグウノツカイ、テンガイハタ、ザトウクジラ2頭 — 静岡県沼津市


静岡県沼津市の大瀬崎(地図)の湾内に深海魚やクジラの出現が相次いでいます:
 
「冬になり水温が下がると、深海から栄養塩を多く含んだ海水が上昇する湧昇流が発生する。これが深海生物を連れてくる一因」、「大瀬崎が湾になっていることで外洋に面した場所と違い、大きく荒れることが少なく、生物が一時的に留まりやすいことも要因の一つ」:
 

小惑星 2025 XN4 が地球と月に接近・通過

 
12月16日、小惑星〝2025 XN4〟が地球と月の近くを通過しました。
 
2025 XN4 (2025年12月15日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)12月16日 09:56
 (月)12月16日 16:36
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.52 LD
(月)0.85 LD
推定直径
9 ~ 21 m
対地球相対速度
14.8 km/s ≅ 5万3000 km/h
初観測から地球接近まで4 日
次の地球接近
公転周期1039 日 ≅ 2.84 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年12月15日月曜日

4つの小惑星が地球と月に接近・通過

 
12月10日から 15日にかけて、4つの小惑星が地球と月の近くを通過していたことが、NASA/JPL による 12月13日および 14日のデータベース更新で明らかになりました。このうち、〝2025 XZ4〟は地球との相対速度が 20.20km/s という非常に高速な小惑星でした。
 
2025 XL4 (2025年12月14日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)12月10日 18:27
 (月)12月10日 18:42
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.82 LD
(月)1.66 LD
推定直径
2 ~ 5 m
対地球相対速度
9.8 km/s ≅ 3万5000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2028年4月7日
公転周期327 日 ≅ 0.90 年
分類
アテン群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2025 XZ3 (2025年12月14日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)12月12日 18:17
 (月)12月13日 01:28
接近日時 誤差
(地球)± 4 分
(月)± 3 分
接近距離 (地球)0.36 LD
(月)1.14 LD
推定直径
5 ~ 10 m
対地球相対速度
9.2 km/s ≅ 3万3000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近
公転周期1084 日 ≅ 2.97 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2025 XZ4 (2025年12月14日付予報)
接近日時(日本時間)
(月)12月13日 22:55
 (地球)12月14日 01:07
接近日時 誤差
(月)± < 1 分
(地球)± < 1 分
接近距離 (月)1.42 LD
(地球)0.93 LD
推定直径
8 ~ 19 m
対地球相対速度
20.2 km/s ≅ 7万3000 km/h
初観測から地球接近まで−1 日
次の地球接近2027年5月12日ごろ
公転周期613 日 ≅ 1.68 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
2025 XW3 (2025年12月13日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)12月14日 23:00
 (月)12月15日 10:25
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.52 LD
(月)0.44 LD
推定直径
4 ~ 8 m
対地球相対速度
9.0 km/s ≅ 3万2000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近2028年11月22日ごろ
公転周期1161 日 ≅ 3.18 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年12月14日日曜日

大地震の危機迫るイスタンブール (続報)


13年7月2日付「大地震の危機迫るイスタンブール」の続報です。
 
ドイツの国立研究機関・GFZヘルムホルツ地球科学センターの研究結果です。イスタンブール(地図)の南にはマルマラ海が広がっており、その海底には長大なマルマラ断層が東西方向に走っています。この断層では大きな地震がたびたび起きているのですが、それらの地震の震源が西から東に移動し、2025年4月にはイスタンブールの南西で M6.2 が発生しました(震源移動図):
 
マイン・マルマラ断層(MMF)は、ヨーロッパ全域で最も危険でリスクの高い断層帯であり、ユーラシア・プレートとアナトリア・プレートの間にある北アナトリア断層帯の中で、1766年以降、M7 を超える大地震が発生していない唯一の地域である。この地域における大地震の平均発生率は、2000年以上にわたる記録から推定すると 250年である。したがって、マイン・マルマラ断層は既に地震サイクルの末期にあり、大地震へと破壊する可能性がある。
 
マルマラ断層はいくつかの特徴的なセクションに分かれていることが明らかになっている。西部のクリープ・セクションでは、同じ場所で繰り返し発生する小規模地震の解析から、テクトニック・エネルギーの一部(最大約50%)が緩やかな(したがって非地震性の)クリープによって解放されていることが確認されている。東に向かうにつれて、「遷移セクション」におけるクリープの割合は小さくなり、イスタンブールのすぐ南では断層は完全に固着している。
 
マルマラ断層(MMF)では、2011年から中規模地震が連続的に発生しており、その震源はイスタンブール西部の南方にある固着部に向かって東方へ移動し、その規模は概ね増大している。MMFの活動は、マグニチュードが徐々に増加し、2025年に発生した M6.2 のマルマラ地震で最高潮に達した。この地震は、MMFにおける過去 60年以上で最大の地震である。 
 
2025年4月に発生した M6.2 の地震のパターンは、以前に観測された地震と一致しており、地震エネルギーの放出が、イスタンブール南部のプリンセス諸島の固着部に近い地域へと近づいている。この地域は、単独で M7 程度の地震を引き起こす可能性がある。
 
「私たちの研究結果は、イスタンブールに隣接する固着断層セグメントに向かって、部分的な地震破壊が長期にわたって進行していることを示している。」
 
「次の大地震は、イスタンブール南方のプリンセス諸島の完全固着部分の西側、あるいはその直上で発生する可能性が高い」、「この地震は M6 の規模になる可能性もあるが、断層は明らかに限界荷重を受けており、既に相当のエネルギーを蓄積しているため、さらに大きな地震を引き起こす前兆となる可能性もある。」 


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次は 12月18日?


オカルト系の話です。これまでに 3つの大きな地震、すなわち 11月9日の三陸沖(M6.7、深さ 16km、最大震度 4)、11月25日の熊本県阿蘇地方(M5.8、深さ 9km、最大震度 5強)、12月8日の青森県東方沖(M7.5、深さ 54km、最大震度 6強)の発生日を要注意日として指摘していた演出家・劇団主宰者の X(ツイート)。残る 12月の要注意日は 12月18日です:



2025年12月13日土曜日

「今回の地震はあまりにも小さすぎる」


12月12日午前11時44分ごろに青森県東方沖で発生した M6.9 の地震について、北海道大学・地震火山研究観測センターの教授が解説しています。今後、大規模な地震が起こる可能性はあるのかとの問いに対して「残念ながら月曜日の地震も、きょうの地震も、もともと青森県東方沖や北海道沖合に蓄えられている巨大なエネルギーに比べると、ほんのごくわずかしか使っていません」:
 
12月8日に青森県東方沖で発生した M7.5、深さ 54km の地震の震源域に 2つの空白域が残っている、との解説動画です:

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2025年12月12日金曜日

クマは地震を予知して冬眠しなかった?

 
毎日新聞』の記事です。最近のクマ出没と地震の発生を結びつける投稿が SNS 上で相次いでいるとのことです。
 
「クマは地震を予知して冬眠しなかった」、「野生動物は自然の変化の兆候を察知できる」、「(北海道大大学院の坪田敏男教授は)クマの出没が多かった理由は餌のドングリが凶作だったことが主因とし、地震の予知と結びつけた見方は『根拠がない』と否定」:
 

定置網にクジラ 2頭が迷い込む — 高知県土佐清水市


12月2日朝、高知県土佐清水市の以布利漁港(地図)の沖 1.5km に設置された定置網に、体長約 10m のザトウクジラ 2頭が迷い込んでいるのが見つかりました。翌日の朝には姿が見えず、網の外に逃れたとみられます。
 
「年によっては数回ほど、ザトウクジラやミンククジラが網に入ることがあるといいますが、『2頭入った』のは珍しい」:

小惑星 2025 XF1 が地球と月に接近中

 
12月13日から 14日にかけて、非常に低速な小惑星〝2025 XF1〟が地球と月の近くを通過します。
 
2025 XF1 (2025年12月11日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)12月13日 09:17
 (月)12月14日 09:36
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± 2 分
接近距離 (地球)0.82 LD
(月)1.44 LD
推定直径
7 ~ 16 m
対地球相対速度
3.6 km/s ≅ 1万3000 km/h
初観測から地球接近まで5 日
次の地球接近2038年11月29日ごろ
公転周期462 日 ≅ 1.26 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
 
 

2025年12月11日木曜日

2つの小惑星が地球と月に接近・通過

 
12月9日と 11日に小惑星が地球と月の近くを通過していたことが、NASA/JPL のデータベース更新によって明らかになりました。
 
2025 XA1 (2025年12月10日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)12月9日 05:18
 (月)12月9日 05:58
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± < 1 分
接近距離 (地球)0.40 LD
(月)1.10 LD
推定直径
3 ~ 6 m
対地球相対速度
9.3 km/s ≅ 3万3000 km/h
初観測から地球接近まで0 日
次の地球接近
公転周期981 日 ≅ 2.69 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
2025 XB1 (2025年12月10日付予報)
接近日時(日本時間)
(地球)12月11日 05:18
 (月)12月11日 13:39
接近日時 誤差
(地球)± < 1 分
(月)± 3 分
接近距離 (地球)0.34 LD
(月)1.16 LD
推定直径
5 ~ 10 m
対地球相対速度
8.6 km/s ≅ 3万1000 km/h
初観測から地球接近まで2 日
次の地球接近
公転周期822 日 ≅ 2.25 年
分類
アポロ群
 (1LD=地球から月までの平均距離)
 
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。