2025年7月3日木曜日

第3の恒星間飛翔体が太陽系に進入

 
「ラーマ人は何ごとも、三つ一組にしないと気がすまないのだ」(アーサー・C・クラーク『宇宙のランデヴー』原題 Rendezvous with Rama) 
 
2017年に発見されたオウムアムア、2019年に発見されたボリソフ彗星(2I/Borisov)に続く第3の恒星間天体が発見されました。この天体は C/2025 N1 (ATLAS) (A11pl3Z)と名付けられ、推定直径は約 20km。秒速 66km(時速約 24万km)という猛烈な速度で太陽系を通過中で、すでに木星の軌道の内側まで到達しています。予備的な軌道計算によると、この天体は地球と火星の軌道の間まで入り込み、2025年10月に火星に最接近。その後、恒星間宇宙へと去っていく見込みです。
 
 
 
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