昨晩 21時少し前に日向灘を震源とする地震がありました。昼前には豊後水道でも地震がありました。少し遡って8月12日には四国沖でも地震が発生しています(震央地名は「四国沖」とされていますが、日向灘に極めて近い地点でした):
- 8月12日 19時41分 四国沖 M3.3、深さ 27km、最大震度 1
- 8月17日 11時32分 豊後水道 M3.4、深さ 30km、最大震度 1
- 8月17日 20時52分 日向灘 M3.2、深さ 40km、最大震度 2
日向灘では先月も 22日に最大震度 4、26日に最大震度 3 の地震が起きています。前者はフィリピン海プレート内部の正断層に起因する地震で、日向灘ではこの日だけで無感地震を含めて 44回の地震が発生しています。
日向灘で起きる地震が気になります。そこで、気象庁のウェブサイトで提供されている『震度データベース検索』 で、震央地名「日向灘」を震源とする有感地震の発生数を過去約 100年間にわたって集計しグラフにしてみました:
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過去 100年あまりで、もっとも地震が多く記録されたのは 2022年でした。この年は、1月22日に M6.6、深さ 45km、最大震度 5強の地震がフィリピン海プレート内部で発生し、震源域では 2月3日までに有感地震が 42回発生しました。また、5月2日には M5.0、深さ 22km、最大震度 3,12月18日には M5.4、深さ 34km、最大震度 4 が起きています。この 2つの地震は、陸側プレートとフィリピン海プレートの境界で発生した地震でした。
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