7月3日付「第3の恒星間飛翔体が太陽系に進入」の続報です。
この天体についてのNASAの声明です:
NASA、太陽系を通過中の恒星間彗星を発見
7月1日、チリのリオ・ウルタドにあり、NASA が資金提供している ATLAS(小惑星地球衝突最終警報システム)掃天望遠鏡が、恒星間空間起源の彗星の観測を初めて報告しました。いて座の方向から飛来したこの恒星間彗星は、正式に 3I/ATLAS と命名されました。現在、この彗星は地球から約6億7000万キロメートル離れた場所に位置しています。
最初の報告以降、世界各地にある3つの ATLAS望遠鏡と、カリフォルニア州サンディエゴ郡にあるパロマー天文台のズウィッキー・トランジェント施設(Zwicky Transient Facility)のアーカイブから、発見以前の観測データが収集されました。これらの「発見前」の観測データは、6月14日まで遡ります。この天体が最初に報告されて以来、多数の望遠鏡が追加の観測結果を報告しています。
この彗星は地球の脅威となることはなく、地球への接近距離は少なくとも 1.6天文単位(約2億4000万km)あると予想されています。現在、太陽から約4.5天文単位(約6億7000万km)の距離にあります。10月30日ごろに太陽に最接近し、1.4天文単位(約2億1000万km)まで接近します。これは火星の軌道のすぐ内側にあたります。
この恒星間彗星の大きさと物理的特性は、世界中の天文学者によって調査されています。9月まで地上望遠鏡で観測できる見込みですが、その後は太陽に近づきすぎて観測できなくなります。12月初旬には太陽の反対側に再び姿を現し、新たな観測が可能になると予想されています。
(Google翻訳の結果を手直し)
関連記事
- 他の恒星系からやって来た彗星が太陽に接近 (17年10月27日)
- 太陽系外から飛来した天体は長さ400m超の棒状、暗赤色の金属質 (17年11月21日)
- 太陽系外から飛来した棒状の天体が電波を発信していないかを調査へ (17年12月12日)
- 太陽系外から飛来した棒状の天体が電波を発信していないかを調査へ (続報) (17年12月15日)
- 恒星間天体オウムアムアの航跡 (19年1月9日)
- 第2の恒星間飛翔体が太陽系に進入 (19年9月12日)
- 第2の恒星間飛翔体が太陽系に進入 (続報) (19年9月13日)
- 第2の恒星間飛翔体が太陽系に進入 (続報-2) (19年9月25日)
- 他の太陽系から飛来した物体が爆発 (22年4月19日)
- オウムアムアに追いつく (23年12月11日)
- 第3の恒星間飛翔体が太陽系に進入 (25年7月3日)