2016年9月20日火曜日

適中率93% ― 音と痛みで自然災害を予知する女性 (その3)


9月14日付「適中率93% ― 音と痛みで自然災害を予知する女性 (その2)」の続きです。

以下は〝DISCOVERING HER ‘POWERS’〟(自分の能力に気づく)という節の抜粋・テキトー訳です:
  • キング氏によると、自然災害を予知する能力を獲得したのは1976年5月のことだという。「今わたしが『音』と呼んでいるものが、その時初めて聞こえたのです。いくつかの霧笛の音が重なり合っているようでした」

  • キング氏によると、彼女が「音」と自然災害の関係に初めて気づいたのは1979年6月のことだった。「音が変化したので私はポートランドのテレビ局に電話をかけ、何か変わったことが起きたのではないかと尋ねたのです」、「『音』が変化するたびに私はテレビ局に電話をかけました。その後、12時間から72時間の間にマグニチュード5~6程度の中規模地震が起こるのでした」、「カリフォルニア州ではクジラ(複数)が海岸に乗り上げると、72時間後に中規模地震が連続して発生しました」

  • 同じ年の後ほど、彼女には身体症状が起き始めた。「心臓や耳に痛みが起こるようになり、専門医に診てもらいましたが、どこにも悪いところは見つかりませんでした。3日後、痛みが消え、イタリアのウンブリア州で地震(複数)が起きたことを聞いたのです」、「その地震はマグニチュード8.0に近いかそれ以上の規模で、大きな被害や多数の死傷者が出たと思います」()「その時、地震についてのラジオ番組で、地震の前に耳や心臓の痛みを訴えて多くの人々が治療を求めていた、という話を聞いたのです。それが私の身体症状と自然災害を結びつけるきっかけでした」

  • キング氏によれば、彼女の身体と自然災害が結びついていることには、単純な説明があるという。「早い段階で私と話し合った科学者たちは、私(の身体)が地球の磁場の変化に反応していて、磁場の変化は地震や火山噴火の前に発生すると考えていました」

  • 「どこに住んでいようと、複数の人が身体の同じ部分に同じことを同時に感じたら、それは非常に説得力のある証拠となります」、「私たちの身体は基本的に同じに作られているのですから、私たちの誰もがほとんど同じように反応するはずです」

  • 「医師や科学者たちは1980年に『シャーロット・キング効果』という言葉を作っています」

: 文脈から1979年のことと考えられますが、1979年にイタリアで大きな地震は起きていません。ウンブリア州に大きな被害を及ぼした地震としては以下が有名ですが、18年も後のことで、マグニチュードも6.1です:

(続く)


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