2016年9月7日水曜日

小惑星 2016 RB1 が地球に接近


久しぶりに地球を掠める小惑星です。

9月8日午前2時20分(日本時間)、小惑星〝2016 RB1〟が地球に 0.11LD まで接近します(1LD=地球から月までの平均距離)。

この小惑星は9月5日に発見されたもので、アテン群に属し、直径は 7~16mと推定されています。

最接近時の地球との相対速度は平均的で、秒速8.1km(時速約2万9000km)と計算されています。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2016 RB17~16 9月8日 02:20 0.11


この小惑星が最も近づくときの地球中心からの距離は4万469km。地表からの高度は、この数字から地球の半径を差し引いて3万4091km。静止衛星の高度は35786kmですから、この小惑星は気象衛星「ひまわり」などの静止衛星よりも1700km近く低いところを通過することになります。

このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


関連記事